バンダイナムコエンターテインメントが本日6月11日に開催した「ガンダムブレイカー」ファンミーティングの模様をレポート! 会場では小野坂昌也さん&小西克幸さんをゲストに、参加者たちが“最強の俺ガンダム”を見せつけ合った!

目次
  1. 参加者同士のガチバトル!
  2. 小野坂さん&小西さんがタイムアタック
  3. DLCなど新規展開が発表!
  4. 以下、会場で見られた展示品の数々を紹介。

2013年の発売から先、第3作目に突入した「ガンダムブレイカー」シリーズを記念し、バンダイナムコエンターテインメントの本社ビルにて、数十名のガンブレファンを集めてのファンミーティングイベントが行われた。

イベントの規模はいたってアットホームなもので、友人同士で訪れたのだろう参加者の姿もチラホラ。また、ゲストに迎えられた声優・小野坂昌也さんと小西克幸さんも、シリーズファンには馴染みのある方々だ(※“その身をもってMSになる”など、本シリーズの宣伝企画で大活躍)。

今回の参加者たちには、「PS Vita版『ガンダムブレイカー3』の機体を各自持ち寄ってください。ゲームのルールは当日発表します」という公式アナウンスが送られていた。機体テーマも「自由」とあって、それこそ強いMS、カッコいいMS、面白いMSなど、自身のポリシーをどんな形にして託すのか、各々のセンスが試されることになったわけだ。

参加者同士のガチバトル!

ファンミーティングらしく、ゲーム会といってもいたってカジュアルなもの。年齢性差もさまざまであることから、「大人のみなさん……分かっておりますね?」と大人の対応が試される。

ルールは前述した機体を持ち寄り、最大4人の参加者が同じ机でマッチング。ルーム設定は「チャレンジャーモード(敵MSをどれだけ倒せるかの競争)」で、5分間の戦闘が行われる。ゲームがはじまると笑い声あり、騒ぎ声ありで、みな楽しそうな様子。むぅ、PS4版しか持っていないものだから羨ましい。

また、参加者たちから漏れ聞こえてくる会話では、「まだクリアしてません」「MG(マスターグレード)を手に入れたばかりです」と、進行度もマチマチなようであった。

ゲーム画面は参加者の肩越しから覗き込むことしかできなかったが、バリエーション豊かな機体を目にすることができた。中でも大きな羽根付きのバックパックの人気もさることながら、筆者の愛用品であるアトミックバズーカ(の類)を散見できたのが印象的。あれ、便利だよね。

各机で1回戦が行われたあとは、参加者の席順をズラして次の試合へ。知らない人たち同士でも、同じタイトルのファンとあって仲が良さそう。なお、ゲームは全4回戦を通して、最終的により多くの高順位を獲得した計6名が選出される。彼らは小野坂チーム(3人)、小西チーム(3人)に分かれ、賞品をかけてのスペシャルマッチに挑むのだ。

唯一、全戦全1位の参加者。すごい!
アットホーム過ぎて、参加者自らが会場設置まで行っている様子。

小野坂さん&小西さんがタイムアタック

ここで登場した小野坂さんと小西さん。とはいうものの、2人とも登壇前から会場内を歩き回っており、展示物にご執心であった。来場者もゲスト陣も開発陣も垣根がまったくないこの会場。本当にアットホームである。

左から小野坂昌也さん、小西克幸さん。

ここからは小野坂チームと小西チームに分かれてのタイムアタック。挑戦するのはミッション 4-13(難易度:エクストリーム)となり、ラストに巨大なビグザムとの戦闘が待ち受けている。まずは先行して小野坂チームが挑むことに。ちなみに、小野坂さんは難易度ニュータイプを2周もしているとのことで、会場内でも指折りのやり込み勢であるほどだ。

なお、小野坂さんはこれまで長く「ガンダムブレイカー」シリーズを遊び続けているファンにして、本シリーズの動画番組でも活躍している。しかし、本シリーズにおけるキャラクターボイスの仕事はいまだに訪れず、開発陣に直々で愚痴を撒き散らす場面も。

が、プロデューサー・薄井宏太郎氏から「でも、そういうのがいいんでしょう?」と言われるとまんざらでもない様子であった。

余りの自由進行に小野坂さん「なんなんだよこのイベントはっ!」。

ミッション出撃前、小野坂さんの機体「真・馬ヤングzz(小顔)」に小西さんから物言いが入る。いわく、「これジュアッグの腕でしょ?」「スーパードラグーンじゃないですか」と。知っている人には分かると思うが、この両パーツは環境的な強パーツとして知られているものである(現バージョンではバランス調整が適用されている)。

しかし、そのほかの部分もやり込みが伺える機体となっていて、パーツは当然のように全部位が最上位レアのレジェンダリーで固められている。なお、本機体のイメージは、ローマのお風呂から出てきた、大理石の石像(神)をイメージした……とのことだ。「ミサは俺の嫁」からはじまり、機体自慢が長くなってきたところで「そろそろゲームへ」と促される小野坂さん。

ミッション 4-13は本来は難しめのステージである。ただ、小野坂さんを筆頭に強力なパーツで固められたプレイヤー側の4機は強く、画面を覆う極太レーザー、画面中を飛び回る無数のファンネルと、プレイヤー側がやりたい放題。まあ、元からそういうゲームだしね。最後のビグザムもあっさりと仕留め、これにてクリア。タイムは4:29.28を記録した。

小野坂さんの機体「真・馬ヤングzz(小顔)」。 中二病くすぐる“黒騎士”をイメージ。
アイドルカプール。 クリア前の強いパーツを集結。

続く小西チームのリーダー・小西さんの機体は、プレイ動画でお馴染み馬ガンダムを改良した、その名も「馬ギャンダム」。なかなか凝られていて普通にカッコいいが、「昨日の夜中に作りました」というようにどうやら突貫作業であったらしい。

この馬ギャンダム、足のパーツが「風雲再起」だけに移動スピードが早く、ブーストを使わずともフィールド内を俊敏に動き回っていた。しかし、武装面には注力しなかったとのことで、ミッション中はちょこちょこ攻撃するも、大体は味方を応援するだけ。

にも関わらず、当の味方が強力だったか、ミッションがスルスルと進んでいく。見た限り、アトミックバズーカ、ピーコックスマッシャーなどの範囲攻撃で効率的にダメージを奪っていたようだ。最後のビグザムには多少苦戦しつつも、いたってスピーディにクリア。タイムも4:02.19を叩きだし、見事小西チームが勝利となった。

小西さんの機体「馬ギャンダム」。 アトミックバズーカが決め手。
ハイパーキャプテンガンダム風。 量産型のユニコーンをイメージ。

ちなみに、賞品となる「ガンダムブレイカー3」小野坂&小西サイン入りポスターは、なぜか6人全員に配られていた。

DLCなど新規展開が発表!

続いて新規DLCとして、作中ストーリーの8年前、登場人物のミスターガンプラとウィル少年がぶつかり合ったというエピソードより、両者の機体「百式・J(イェーガー)」「ブレイク・ディアス」を収録した第1弾DLC「RE:BREAK」が明後日6月13日に配信されることが発表された。

両機体はゲームオリジナル機体となっており、パーツも完全新規となる。これらのパーツは敵ガンプラをブレイクすることで獲得でき、いずれも「百式・J アーム」「ブレイク・ディアス レッグ」といった固有パーツとしてゲットできるようだ。

次は今後の追加要素と題し、新規参戦機体として、機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズより「ガンダムキマリス」、機動戦士ガンダムAGEより「ガンダムAGE-FX」、そしてまさかの地球連邦軍の兵器にして“丸い棺桶”と評される「ボール」が登場することが決定。

ボールの発表には小野坂さん、小西さんともども歓声が上がったが、今は制作開始段階であり、細かい仕様についてはこれから詰めていくという。ボールを胴体に置いたり、頭にボールを置いたり、はたまたボールという機体をベースにしたり? 続報が楽しみだ。

そしてガンダムバルバトス(第6形態)ほかを追加する第2弾DLCの存在も明らかに。こちらは謎の巨大な敵に挑む新規ストーリー、追加ビルダーズパーツ、追加ミッションを収録した大ボリュームのDLCとなり、年内に有料での配信が予定されている。

さらに、先日開催されたオリジナルMSコンテストの「小野坂コース」「小西コース」の発表や、第1弾DLCの新機体にちなんだ新たなコンテスト、月刊誌「ガンダムエース」にて漫画化されることも明かされた。こちらの漫画はゲームのストーリーの後日談として、ミサたちの物語の続きを描いていくとのことだ。

イベント後半ではファンミーティングらしく、開発陣にさまざまな意見・要望を直接伝えられるミーティングタイムも設けられた。

ここでは「収録してほしいガンプラ」「収録してほしいSD機体」「追加DLCの長期的な配信について」「次回作にほしい要素」に対して、参加者のみならず小野坂さん、小西さんからも多数のコメントが投げかけられることに。

中でも欲しい機体に関しては数多く、戦車型の「ヒルドルブ」「ザクタンク」、機動戦士Vガンダムの「ゾロ」、可変機となる「ギャプラン」「バウンド・ドック」、00シリーズの「ラファエルガンダム」「ガンダムサバーニャ」「ガンダム スローネアイン」、変わり種には「Z2」「G-SAVIOUR」と、各々の思いの丈が開発陣へとぶつけられる。

ほかにも、「戦略的なルールがほしい」「敵をもっと柔らかく」「腕パーツばかり出るんですけど(小西さん)」「パーツを移せる倉庫が欲しい(小野坂さん)」と沢山出てきたが、残念なことに時間の都合でお開きとなってしまった。

終始、良い意味で和やかに進行したこの3時間。会場内の人と人との距離も近く、誰もがリラックスしていたように見えた。なお、今後も機会をみつけては「ガンダムブレイカー」ファンミーティング第2回、第3回と続けていくらしいので、ゲームをクリアしてない人も、興味がでたから参加してみたいという人も、今後のガンブレシリーズの動向に注目してはいかがだろう。

以下、会場で見られた展示品の数々を紹介。

※画面は開発中のものです。

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