千葉・幕張メッセにて開催された「東京ゲームショウ2016」。ここでは、本日9月15日にバンダイナムコエンターテインメントブースにて実施された「サマーレッスン」のトーク&イベントステージの模様を紹介する。
本ステージには、本作の開発に携わる原田勝弘氏と、プロデューサー/ディレクターを務める玉置絢氏が登壇。さらにスペシャルゲストとして、本作の開発初期段階からタイトルをチェックしていたというザ・グレート・サスケさんも登場し、本作のゲーム概要と最新情報が紹介された。
まずは、本作の歴史から紹介されることに。2016年10月13日に発売される本作だが、原型となる企画書は2013年から制作されていたという。翌年2014年には技術デモとしての「サマーレッスン」が発表され、実に3年にわたって制作が続けられてきたことが分かる。
本作は「サマーレッスン」という単一のタイトルではなく、一つのプロジェクトとして生まれ変わったと玉置氏は語った。今後VRキャラクターとのコミュニケーションが持つ可能性を実現していくタイトルとして、さまざまなシチュエーションを継続して開発・配信していくという。
その記念すべき一投目となる、10月13日配信の「サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム」では、プレイヤーは成績の悪いことが悩みの女の子「宮本ひかり」の家庭教師として、一週間後の夏休み明けのテストに向けた勉強を教えていくこととなる。
プレイ内容としては、ひかりに教えるレッスン内容の選択や、レッスン中のアドバイスの選択などを行っていく。レッスン内容によってひかりの成績が上下することはもちろん、選択肢によってひかりとのさまざまなコミュニケーションが楽しめるようだ。
さらに、配信後には「セブンデイズルーム」の舞台となるひかりの自室を飛び出し、外の世界でひかりとのふれあいが楽しめるようになるとのこと。青空の下でのランニングや喫茶店で過ごすひと時、さらに夏の夜の花火を眺めたりと、多彩なシチュエーションが用意されているようだ。
サスケさんが実機での体験プレイに臨むと、その圧倒的なリアリティにVR空間のさまざまな箇所を指差しながら驚いていた。また、実際にひかりが登場すると、髪の毛一本一本まで忠実に作られたキャラクターの存在感に圧倒されていた。
体験し終えたサスケさんは、すぐさま「またひかりちゃんに会いたい!」とコメント。実際に人と人が出会い、別れたような喪失感があるとプレイの感想を述べた。原田氏はこれに対して、「そういう感覚が重要で、どうしたらそういった感覚が得られるか苦労して制作した。特に動き(モーション)については力を入れているので、この感覚はぜひ実際にプレイして感じてほしい」とコメント。
最後に玉置氏が「VRキャラクターとのファーストコンタクトにふさわしい作品に仕上がっていると思います。これからの展開にもぜひ期待してください」とイベントを締めた。
さまざまな可能性を秘めたVRキャラクター。その先駆者となる「サマーレッスン」の今後の展開に、ぜひ注目しておこう。
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
※画面は開発中のものです。
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