9月15日から千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2016。本稿ではスペシャルゲストとして歌手の坂本冬美さんが登場した「GOD WARS ~時をこえて~」の18日のステージをレポートする。

「GOD WARS ~時をこえて~」は日本最古の歴史書である「古事記」と古来より人々が親しんできた「お伽噺」を融合させた世界を舞台にした和風タクティカルRPGだ。角川ゲームスは今回の東京ゲームショウ2016において、連日豪華ゲストを招いて本作のイベントを開催。最終日となる18日のステージにはサクヤを演じる声優の佳村はるかさん、そして、スペシャルゲストとして本作の主題歌「時をこえて」を歌う歌手の坂本冬美さんが登場し、会場を大いに盛り上げた。

左から公式コスプレイヤーのウサコさん、みゃこさん、ユリコ・タイガーさん。
ディレクターの安田善巳氏と声優の佳村はるかさん(左から3番目と4番目)。

さらに、今回のステージで本作の発売日がついに発表。坂本さんより、2017年2月23日に決定したことが明らかにされた。同時に早期予約5大特典の情報も公開。戦闘・戦略ガイドや美術事典を収録したガイドブック、坂本さんが歌う主題歌「時をこえて」のフルコーラスバージョンやカグヤの最強装備セット、追加シナリオのダウンロードコードなどが同梱されるとのことで、数量限定となっているので欲しい人は早めに予約しておこう。

それではステージの模様を紹介していこう。PVの上映に続いてスペシャルゲストである坂本さんがさっそくステージに登場。坂本さんは東京ゲームショウへの出演は今回が初めてで、「和服で浮くんじゃないかと思って来たら、けっこうコスプレの方がいらして意外と違和感ないんだなと感じました」と安心した様子。また、坂本さんは今年がデビュー30周年で、ディレクターの安田善巳氏より花束の贈呈が行われた。

今回の坂本さん起用の経緯だが、じつは安田氏の母が20年来の坂本さんの大ファンで、いつもカラオケでよく聞かされていたので、かねてから坂本さんのことをよく知っていたのだという。本作「GOD WARS」は日本の文化の源流や日本人のルーツをテーマにしていることから、「日本人の心を歌ってこられた坂本冬美さんにぜひ歌っていただけたら」と思い立ちダメ元で交渉。「断られるんじゃないかなあとも思っていましたが、ありがたいことに快諾を得て今回主題歌をお願いすることになりました」と安田氏は語った。

ちなみに、坂本さんは今回の「時をこえて」のメロディを聴いたとき、なぜか「ロック魂」が目覚めてしまい、最初の収録ではロック調で歌ってみたという意外なエピソードを披露。残念ながら安田氏に「普通に歌ってください」とダメ出しをされて現在の演歌調で完成となったが、ご本人は「気合いを入れてきたのに」とちょっと残念そうだった。機会があればこのロックバージョンもどこかで聞いてみたいものである。

主題歌「時をこえて」を歌う坂本冬美さんが艶やかな和服姿で登場。デビュー30周年を記念して花束の贈呈が行われた。

スコアアタック企画「GOD WARS タクティクスRPG TGS2016杯」の結果発表も行われた。全国のメディアや販売店のプレイヤーたちを交えて、本作体験版の最高得点を競うというもので、総合部門の優勝はホクタPさんでスコアは852点、メディア/販売店部門は楽天ブックスの優勝はつっちー(仕入れ担当)さんでスコアは602点だった。ちなみに、安田氏の想定していた最高得点は700点くらいで「まさか800点を超える人が出るとは」と非常に驚いていた。

みゃこさんも参加していて508点という全体で6位に相当する高得点をたたき出す健闘ぶりを見せた。
残念ながらつっちーさんは当日会場に来ることができず、代理の方が賞状を受け取った。

本作のモンスターデザインを手がける竹安佐和記氏がブース内で巨大イラスト制作に挑む、24時間ライブペイントマラソンの結果も発表された。一時は間に合わないかと思われたが、見事なヤマタノオロチの壁画が完成。素晴らしい出来映えにゲスト陣からも驚きの声が上がった。

「一応なんとか間に合いました」と安堵した様子の竹安氏だったが、「またオファーがきたらやりますか?」という質問に「いつでもやりますよ」と涼しい顔で返答。もともとこういう絵を描くのは好きだそうで、「これの4分の1くらいの大きさのものを週イチくらい描いています」と語るなど、プロのテクニックと制作スピードのスゴさを見せつけてくれた。

恐ろしいほど細かく描き込まれた迫力満点のイラストに会場からも驚嘆の声が上がっていた。
イラストレーターの竹安佐和記氏(左写真の左)。安田氏によると竹安さんはずっと日高のり子さんのファンだったが、今回のイベントでみゃこさんに乗り替えたそうだ。

最後に今回の東京ゲームショウ2016で、4日間に渡って本作のステージを盛り上げてきたゲスト陣が来場者と生放送の視聴者に挨拶。それぞれのコメントを紹介して、まとめとしよう。

佳村はるかさん:すてきな世界観が広がる「GOD WARS」なので、ぜひ予約をしていただいて、この世界にじかに触れていただけたらうれしいです。私もサクヤ役で出ていますので、よろしくお願いします。

ウサコさん:4日間ステージに出させていただきましてPVを何回も見ましたが、シナリオ、主題歌、イラストどれも素敵です。ゲームを通じて日本の歴史の勉強になったらいいなとも思います。みなさん2月23日木曜日をよろしくお願いします。

ユリコ・タイガーさん:みなさん4日間お疲れ様でした。私は漢字がそんなに読めないのですが、みゃこさんのプレイを見て、少し勉強したら自分もできるんじゃないかなと思えました。日本の歴史、物語をすごく楽しみにしています。ありがとうございました。

みゃこさん:素敵なゲームだなと思って体験版をプレイしたんですけれども、今回こんな大役を任せていただいて。このゲームの魅力をたくさんの人に広めたいんですけど、私で大丈夫かなと不安でずっと緊張していました。でも、みなさんの顔や反応を見られてホッとしました。これからもどんどん新情報が出ると思います。このステージで興味を持った方はぜひチェックしてみてください。今回は本当にありがとうございました。

安田氏:今回のこのゲームは日本の女性をテーマに取り上げていまして、かねて出演していただきたいと思っていた早見沙織さんと佳村はるかさんに実際に演じていただいて、東京ゲームショウにまで来てくださって本当にありがとうございました。ウサコさんの金太郎はカッコよくて。これ(マサカリ)けっこう重たいのに、みなさんの前で堂々と演じていただいて、ありがとうございました。

ユリコ・タイガーさんはテーマ的に難しいかなとも思ったんですが、好奇心旺盛で日本の文化に造詣があって。今回ご一緒させていただいて本当に良かったです。みゃこさんはいつもとても一生懸命で。今回、アジアのメディアの方々に質問を受けたのですが、彼女が「GOD WARS」の魅力を自分の言葉で語ってくれて大変うれしかったです。本当に4日間ご苦労様でした。そして、みなさんご来場いただきましてありがとうございました!

GOD WARS ~時をこえて~

角川ゲームス

PS4パッケージ

  • 発売日:2017年6月22日
  • 12歳以上対象
GOD WARS ~時をこえて~

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