2月10日より千葉・幕張メッセにて開催された「ジャパン アミューズメント エキスポ 2017」。ここでは、スクウェア・エニックス/タイトーブースに出展された最新アーケードタイトル「ミリオンアーサー アルカナブラッド」のプレイレポートをお届けする。

目次
  1. シンプルな操作感が特徴!
  2. 自分だけのデッキを作成しよう!「ミリオンナイツ」システムを紹介!

「ミリオンアーサー アルカナブラッド」は、先日行われたイベント「御祭性ミリオンアーサー」にて発表された「ミリオンアーサー」シリーズの新作。シリーズとしては初めてとなるアーケード作品で、ジャンルは対戦格闘ゲームとなる。

「ジャパン アミューズメント エキスポ 2017」では、本作の試遊台が出展されており、「ミリオンアーサー アルカナブラッド」をいち早く体験することができので、本作のファーストインプレッションを紹介していこう。

なお、以下に記載される内容は「JAEPO 2017」出展バージョンのものとなる点は、予め注意してほしい。

シンプルな操作感が特徴!

本作の基本的な操作はレバーで各種移動とガード、ABC+Dボタンがそれぞれ弱攻撃、中攻撃、強攻撃、属性攻撃に割り振られている。昨今の2D格闘ゲームの中でもオーソドックスな配置をしているため、なにか格闘ゲームを触ったことのあるプレイヤーであれば、違和感なく始めることができるだろう。

属性攻撃が少々特殊に感じられるかもしれないが、これは通常攻撃に特殊な効果が付くものと考えてもらって問題ない。現時点では3種類の属性効果があり、相手にスリップダメージを付与したり、自身の体力を回復するといった効果が得られる。また、属性攻撃を連続ヒットさせることで、さらなる追加効果も発生するようだ。

他にもボタン同時押しによる投げや回避など、基本的なシステムが実装されているのが確認できた。また、初心者のプレイヤーにとっては嬉しいAボタン連打で自動的に連続技を繰り出すことができる「ミリオンブレイド」などもあり、今まで格闘ゲームを触ったことのないプレイヤーでも気軽に遊ぶことができる。

実際にゲームをプレイしたところ、キャラクターの挙動が非常に軽快だったことが印象的だった。特に空中での移動の自由度が高く、ハイジャンプや空中ダッシュを組み合わせることで様々な動きが可能となっている。また、各種通常攻撃にジャンプキャンセル対応技が多いことも特長の1つだと感じた。一度相手を捉えてしまえばジャンプキャンセルを使った攻めの継続も容易で、攻めっ気が強いゲームになっている。

今回の出展バージョンで使用できたのは、「アーサー -剣術の城-」と「盗賊アーサー」の2キャラクターとなっていた。「アーサー -剣術の城-」は、飛び道具、昇竜、コマンド投げなどスタンダードな技が揃っており初心者にもオススメのキャラクター、「盗賊アーサー」は、1度のジャンプの間に2回行える空中ダッシュや突進技、打撃投げなどがあり操作難度が高いピーキーなキャラクターになっていた。

全10キャラクターが登場……?

自分だけのデッキを作成しよう!「ミリオンナイツ」システムを紹介!

本作の一番の特長となるシステムが「ミリオンナイツ」だ。これは画面外からサポートキャラが登場し攻撃を行ってくれるもので、従来の格闘ゲームにも存在した“アシスト”のようなものだ。このシステムが「ミリオンアーサー アルカナブラッド」の特長となる最大の理由は、「ミリオンナイツ」の編成の自由度にある。

ミリオンナイツは、本作ではカードという扱いになっており、対戦前にサポートキャラを3人選びデッキとして登録することができる。今回の出展バージョンでは、あらかじめカスタマイズされていた3つのセットの中から1つを選ぶようになっていたが、本稼働時には自分だけのデッキを組み上げる、カードゲームのような楽しさを体験することができるだろう。

「ナイスちんちん!」でおなじみの弱酸性エルも登場!

ミリオンナイツの発動は全て“竜巻コマンド”に統一されており、押すボタンによって発動するカードを選ぶことができる。また、発動にはコストの概念が存在する。カードに書かれている数字が発動に必要なコストとなっており、カードの下の5つの“青い丸”がコストゲージとなる。少ないコストのカードを使用して回転率をあげる、大きいコストのカードで巻き返しを図るなどプレイヤーによって様々な戦闘スタイルをとることができるだろう。

ミリオンナイツは必殺技をキャンセルして発動することもできたため、特定のカードによるコンボ開発や、それこそカードゲームのように流行りのカードに対するメタカードの登場など、様々な可能性を秘めている注目のシステムだ。

以上が、本作のインプレッションとなる。実際に触ってみるまではキャラゲー的な要素が強い作品なのではと疑っていたのだが、いざ遊んでみるとしっかりとした格闘ゲームに仕上がっており、既存の格ゲープレイヤーも満足できるだろう。それでいて、システム回りは初心者にも配慮された分かりやすいものになっているため、本作から格闘ゲームを遊ぶプレイヤーにとっても敷居が低い作品になっている。

まだ開発段階のタイトルのため全容は明らかになっていないが、軽快な操作感、ミリオンナイツや属性攻撃など「ミリオンアーサーシリーズ」の特徴を上手く格闘ゲームに落とし込んだシステムなど、その存在感には光るものを感じた。ステージイベントで発表された世界観や登場キャラクターの情報も踏まえつつ、本作の新たな情報に期待したい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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