Com2uSが配信するiOS/Android向けアプリ「マジェスティア」。3×5マスの盤上でキャラクターを動かして戦うターン制の戦略バトルゲームである本作を紹介する。
「マジェスティア」は、英雄や神々と共に敵軍と戦うターンストラテジーゲームだ。特徴的な3Dグラフィックで描かれたジャンヌダルクやアフロディーテなどの有名な英雄たちが戦い、ストーリーを展開していく。
キャラクターの行動範囲や戦術カードの活用によって様々な戦略を立てることができ、奥深いバトルがじっくり楽しめる本作を紹介していこう。
勝利条件は3種類!
本作では、シングルモードのみストーリーに応じて予めデッキが決まっているが、その他のモードは、まず「英雄」「兵士」のユニットのカードと「戦略」のカードを合計で14枚組み合わせてデッキを構築してから戦闘に挑む。
戦闘では、デッキからランダムで選ばれた6枚のカードの中からユニットを召喚して相手を倒していく。また、カードはなくならない限り1枚出すごとに1枚補充される。
ユニットは、移動と攻撃を1回ずつ行うことが可能。すべてのユニットの移動と攻撃を終えたらターン終了を押し、相手のターンへと移る。
お互いにターンを繰り返していき、相手の手札や盤面からユニットが全てなくなると勝利だ。また、相手のユニットをすべて倒す以外にも相手の本陣を占領したり、勝ち点を先に30点(モードによっては20点)獲得しても勝利となる。勝ち点は、自分のターンの初めに「本陣に召喚」「前哨基地を占領」「資源基地を占領」した際に1点追加される。どの条件で勝利するかは、その際の状況や、プレイヤーの戦略次第だ。
カードの召喚には、それぞれに決まった数の資源が必要となっている。攻撃ターン開始時にダイヤがある「資源基地」を占領している数だけ追加資源を獲得するので、移動する際は資源基地のマスに止まるという選択肢もある。
移動と攻撃の距離をつかむのがコツ
ユニットには、英雄と兵士があり「騎兵」「弓兵」「槍兵」に分かれる。特徴は以下の通りだ。
- 騎兵:移動してから攻撃を行うことで、攻撃力が上がる。斜めにも移動可能。
- 弓兵:1マス離れた敵にも攻撃が可能。斜めにも攻撃ができる。
- 槍兵:回復能力を持つ。攻撃されたときの反撃力が高い。
本作では、兵科の特性を活かしてマスの盤上で戦っていく。チュートリアル終了時に、ファンタジーの英雄たちの「槍兵」が主軸のデッキ、オリンポスの神々たちの「弓兵」が主軸のデッキ、暗黒の帝王たちの「騎兵」が主軸のデッキの3種類から選ぶことができる。戦闘では、兵科の特徴を活かして英雄の移動や攻撃の順番や位置が重要になる。
例えば、「騎兵」のアフロディーテと「弓兵」のエロスで、「騎兵」のミノタウロスを倒してみよう。まず騎兵でミノタウロスに特攻してみると、味方も強力だが敵も強く、大きなダメージを受けてしまった。
そこで、弓兵で遠くからミノタウロスを攻撃し弱らせてから騎兵で挑むと、小さなダメージで済んだ。同じ英雄でも、移動や攻撃の順番で大きく戦況が変わるのが、本作の面白いところだ。
英雄は、個性も豊かでそれぞれ異なる特性を持つ。周りのユニットの防御力を上げる英雄や、敵の攻撃の矛先を敵に向けることができる英雄もいる。「アフロディーテ」は、見た目が美しいだけではなく、味方の攻撃力を上げてくれるので筆者のお気に入りだ。
デッキには、英雄や兵士の他にも「壁」や「罠」、全体攻撃を行う「流星」など様々な戦略カードを入れることが可能だ。戦況に応じて、上手く出すことができれば、追い込まれていても形勢逆転が狙える。戦略を練ってデッキを構築し、戦況に応じて戦おう。
兵士と英雄を組み合わせパワーアップ
自分のターン時に召喚した兵士と同じマスに同じ兵科の英雄を召喚すると、騎兵は移動距離、弓兵は攻撃距離が増えたり、槍兵であれば反撃力が上がるなど、それぞれの兵科特性が活性化する。
本作では、兵科の種類、スキル効果、戦術カードなどの要素が組み合わさり、多様な戦略を立てることができる。ランクが上がるほど敵も強くなっていき、駆け引きも難しくなるが、プレイヤーをフォローするためのチュートリアルが用意されているので、ストラテジーゲームを遊んだことがない人も安心してプレイできる。気になる人はぜひ、遊んでみてはいかがだろうか。