本日9月21日に東京ゲームショウ2017内で行われた、「モンスターハンター:ワールド」スペシャルステージの模様をレポート。開発陣が実機プレイで新モンスターに挑んだ。
9月18日の「PlayStation メディアカンファレンス2017」で、発売日が2018年1月26日と発表されたばかりの「モンスターハンター:ワールド」。東京ゲームショウ初日の今日はビジネスデイにもかかわらず、試遊を望む人たちの長蛇の列がカプコンブースに形成されていた。
この日、行われたスペシャルステージでは、プロデューサーの辻本良三氏、エグゼクティブ・ディレクター兼アートディレクターの藤岡要氏、ディレクターの徳田優也氏が揃い踏みし、初公開シーン盛りだくさんの実機プレイを披露した。
今回の実機プレイで披露されたのは、ゲームを始めて最初、まさに冒頭のシーンだ。ハンター(プレイヤー)は古龍を対象とした調査団の一員として、船で調査拠点・アステラへ向かう途中。船内の食堂で仲間と出会い、盃を交わす。
この流れでキャラメイクがスタート。画面を見るだけでも、今作のキャラメイクはかなり細部にわたって設定できそうだ。詳しくは、9月23日の「モンスターハンター:ワールド」ステージで説明されるとのこと。ちなみにプリセットも用意されている。 | |
オトモアイルーも、毛の長さや色など、多彩な項目を設定できる。 |
仲間と健闘を誓い合うなか、船に異変が。巨大モンスターが海中から出現し、その巨体で船が持ち上げられてしまったのだ。海に放り出されたハンターは、巨大モンスターの背の上に。
巨大モンスターの頭上から意を決して飛んだハンターたちは、翼竜の足につかまり、古代樹の森へと足を踏み入れる。このように、キャラメイクや操作説明が物語の中に組み込まれているのは、本作の特徴のひとつと言えそうだ。従来作品に比べて、かなりストーリー性を感じさせる。
調査団の仲間たち
ハンターが属する調査団は、古龍が新大陸に向かう理由を突き止めようとしている。調査団は一期団から五期団まであり、プレイヤーはこの調査に終止符を打つべく結成された五期団に身を置く。彼ら全員を統べるのが、PVにも登場した総司令だ。
大蟻塚の荒地を探索!そこで出会ったのは……。
徳田氏がコントローラーを手にした実機プレイでは、新たに公開されたエリア「大蟻塚の荒地」の探索も行われた。今作の探索には時間制限がなく、途中、キャンプでクエストを受注することも可能だ。
釣りシーンもお披露目。水場があればどこでも釣り糸を垂らすことができ、誘いをかけることも可能。ただし、誘いが逆効果になる魚もいる。従来に比べてかなりスピーディになっていた。 |
どこで何を採取したか、マップに逐一マークされていくのはかなり便利。地図上でピンを刺せば、導蟲が誘導してくれる。 |
大蟻塚の荒地に向かう前に、はちあわせたリオレイアにちょっかいを出す徳田氏。茂みに身を隠しながらスリンガーで音を立て、リオレイアがそれに気を取られているスキに攻撃!
大蟻塚の荒地に降りるやいなや、新モンスター「クルルヤック」に出会った。中型のモンスターで、立派なトサカと発達した前足が特徴の、なんとも愛嬌のあるヤツである。タマゴを食べていると思いきや、「ペッ」と投げ捨てる仕草がまた可愛らしい。
クルルヤックは、ハンターと対峙した際に、その発達した前足で岩石を持って攻撃をガードしたりする。おとなしめのモンスターだが、岩を持つと性格も変わるようだ。
ここで徳田氏は、今作のメインモンスターである「ネルギガンテ」の討伐クエストを受注した。導蟲を頼りに、ネルギガンテのいる場所へ向かう。はたして、美しい草原の中に、その光景がまったくそぐわない凶悪そうなモンスターがいた。
実に好戦的なネルギガンテの最大の特徴は、自身の攻撃やハンターの攻撃でどんどん部位が破損していくこと。破損はするのだが、壊れるそばから再生し、そのたびに攻撃力が上がっていくのである。
メインビジュアルのように腕を叩きつけたり、棘を飛ばしてきたりと、その攻撃は苛烈。身を包む白い棘も時間が経つと黒く変色して固くなるので、その前に破壊したいところだ。
さすがの徳田氏も、圧倒的な攻撃力の前に力尽きてしまったほど強烈なネルギガンテ。メインモンスターを張るだけあって、かなり戦いがいのありそうなモンスターであった。
この東京ゲームショウでは、今回のステージをはじめ、まだまだ多くの情報が用意されているとのこと。「モンスターハンター:ワールド」の今後の続報、そして発売に期待しよう。