東京ゲームショウ2017の開催に合わせて、Snail Gamesが手がけるPS VR専用タイトル「ARK Park」のメディアセッションが行われた。
「ARK Park」は、日本でも発売予定のオープンワールド恐竜サバイバルアクション「ARK:Survival Evolved」をベースとしたVRタイトル。開発を手がけるのは、中国の蘇州に本社を置き、3D技術を強みとしたゲーム会社・Snail Gamesだ。
今回メディア向けに本作を紹介してくれたのは、同社の日本法人であるSnail Game JapanのCEO・後藤智子氏。「ARK:Survival Evolved」のIPを使用したARKシリーズのひとつに数えられるが、「小さい頃に遊んでいた恐竜のおもちゃをもっとリアルに見てみたい」という独自のコンセプトの元で制作されているという。
本作では、シリーズの特徴であるアイテム収集や恐竜の育成などコアとなる遊びは健在。言語は英語と中国語と日本語に対応しており、ゲームパッドでのプレイも可能だという。ゲームの舞台となるハイテクパークには、キャラ設定などを行うロビーも含めると11個のステージが用意されている。下の画面にもある通り、黄色く着色している部分に関しては探索が可能なエリアになっており、赤く着色しているエリアは戦闘が可能なエリアになっている。
探索可能なエリアでは、各エリアで異なる遺伝子を採取することができる。操作や時間、天候などで採取できる遺伝子は異なり、特定の条件下でのみ採取できる遺伝子などもあるため、アドベンチャーが好きなユーザーにはやりごたえを感じてもらえるのではないかと考えているという。
また、戦闘を行うことで手に入る恐竜の卵は最大4つまでプールすることができる。卵は孵化したあとにエサを与えることで、幼少期、成獣といった段階を経て成長していく。成獣まで育てると恐竜に乗ることもできるようになる。また、ARKシリーズの中で好評だったペイント機能も登場、この機能により自分だけの恐竜を育成することが可能だ。
パーク内では、エレクトリックウェーブと呼ばれる電磁波で恐竜が暴れることが無いよう制御しているが、エレクトリックウェーブを出している塔が壊れてしまい、恐竜が暴れだしてしまう場面があるという。そうした時にはプレイヤーは恐竜と戦闘を行うことになる。本作では、恐竜に対して有効な武器を選択して戦うことになるが、最大4人のプレイヤーによるチームプレイが可能だ。
そのほか、寸大の恐竜のホログラムや、恐竜の餌付け、図鑑機能などが存在しており、これらの機能はスペースセンターと呼ばれる施設で楽しむことができる。
なお、発売に際してアップデートも実施されていく。現段階ではエリアの追加が予定されている。なお、現時点で海に潜る機能がないのでどこかのタイミングで恐竜と一緒に泳ぐことも可能にしたいとのことだ。