ユービーアイソフトが10月5日に発売したPS4用ソフト「スナイパー ゴーストウォリアー3」。本作の発売を記念したメディア対抗のサバイバルゲーム大会が、千葉ポートタウン 4Fにある「AIRSOFT ZONE DELTA」にて開催された。
「スナイパー ゴーストウォーリアー」は、スナイパーとしてのプレイを中心とした人気FPSシリーズ。ターゲットの暗殺はもちろん、味方の支援や敵軍の殲滅など、プレイヤーは風力、重力、呼吸、射撃姿勢、敵の動作を考慮しつつ、さまざまなシチュエーションで狙撃を行っていく。
シリーズ最新作となる「ゴーストウォーリアー3」では、シングルプレイで楽しめるストーリーモードがさらに強化されている。統合特殊作戦コマンド(JSOC)のエリートスナイパーであるジョナサン・ノースを中心に、ジョージア共和国におけるテロリスト集団との闘争と、約2年前に捕虜となって死亡したはずの弟・ロバートの行方を探る重厚なストーリーが描かれる。
そんな本作の発売を記念して、10月14日に千葉県千葉市の千葉ポートタウン 4Fにある「AIRSOFT ZONE DELTA」にて、読者プレゼントを賭けたメディア対抗のサバイバルゲーム(サバゲー)大会が行われることになった。
本イベントにはスペシャルゲストとして、ライターやモデルに声優など、マルチな活躍を見せるタレントの戦え!! ぴっちょりーな☆さんと、元・フランス外人部隊 第2外人パラシュート連隊 水陸機動中隊の隊員である野田 力氏が参加。ぴっちょりーなさんは、キャンプやバイクなどが趣味の、サバゲーの経験も豊富なアウトドア女子で、今回のイベントにも自前のガンなどを携えフル装備で臨んでいた。
野田氏はサバゲーの経験こそないものの、戦場救命、いわゆる“メディック”としてフランス外人部隊で約6年間兵役を修め、アフガニスタン戦争を実体験しているバリバリの元軍人である。イベントでは、戦争中の貴重なエピソードなどを集まったメディア陣に語ってくれた。
野田氏の役目は、前線で部隊と共に行動し、負傷者が出た場合は応急処置を施し、より安全な後方へと運ぶこと。負傷者がいない場合は、野田氏も通常の歩兵として戦闘を行う。
メディックといえば、映画などでは銃弾の雨の中、倒れた味方を自分の命をなげうってでも救出するシーンが往々にして表現される。しかし、現実はかなりシビアで、そういったことはまずないという。メディックという役割があっても、最も重要なことは任務の達成である。自分の命を顧みない行為は勇敢ではなく無謀であり、もしもそこで自分が倒れてしまうと部隊の戦力が減少し、さらにはほかの隊員に“メディックがいない”という心理的なストレスも与えてしまうことになる。
負傷者を救護する上でも、まずは“周辺の脅威の排除”が第一になる。敵の殲滅、あるいはこちらを攻撃できないような状況を作り出し、周囲の安全が確保できてから初めて負傷者の手当てができるそうだ。
また「スナイパー」という言葉は、実際には特殊部隊にいるような狙撃手のみで編成された部隊を指す場合が多く、野田氏のいた部隊では狙撃を行う人をマークスマンと呼称していたそうだ。ゲームなどではクールなイメージが強いが、実際は狙撃ほど恐ろしいものはない。アフガニスタン戦争では、600mほど離れた位置から狙撃を受け、装着したヘルメットが吹き飛ばされた仲間もいたという。銃弾はヘルメットが防いでくれたので命は助かったそうだが、数百メートル先から唐突に死がやってくるわけだ。話を聞いている時は、思わず背筋が凍る感覚に襲われた。
野田氏から実戦の貴重な体験を聞かせていただいたところで、いよいよ大会がスタート。今回は通常のサバイバルゲームのルールのほか、本作にちなんだスナイパー戦とゴースト戦という特別なルールで対決が行われた。
大会は基本的にブルーとグリーンの2チームに分かれて戦闘を行い、通常のルールでは相手チームを殲滅するか、相手の陣地にあるフラッグを解除したほうが勝ちとなる。イベントが実施された「AIRSOFT ZONE DELTA」では、サバゲーを快適かつスムーズにプレイするためのさまざまな機器が用意されており、フラッグもワイヤレスのものを使用。
このワイヤレスフラッグシステムは、貸出されるタブレット端末でゲーム設定やフラッグ設定が行えるほか、ゲームスタートの合図もこの機器を通じて自動で行ってくれる。ゲームでは、本機器の中央のボタンを5秒間押し続けられればフラッグダウン成立となる。
スナイパー戦では、フィールド内のロングレンジにターゲットを設置。各チーム3名スナイパー役を選出し、スナイパーたちはこの標的を狙撃、先に3名全員が狙撃を完了させられたほうが勝利となる。ほかのプレイヤーは通常通り戦闘を行うが、この際に相手スナイパーを全滅させても勝利となる。
ただし、特殊ルールとしてスナイパーはスナイパーにヒットさせてもキルにはならず(そのほかのプレイヤーはキル可能)、スナイパーをキルできるのはそのほかのプレイヤーのみとなっている。つまり、ほかのプレイヤーはスナイパーを護衛することはもちろん、状況によっては相手のスナイパーを倒しにいく、臨機応変さが求められることになるわけだ。
ゴースト戦では、各チーム1名ゴースト役を選出する。ゴーストは武器を一切持つことができないものの、唯一フラッグを解除する権利を有している。そのほかのプレイヤーは通常通り戦闘を行うが、たとえフラッグに取り付いたとしても解除することはできない。さらに、本ルールにおいて武器はエアコッキングのハンドガン1丁のみとなっている。弾数も限られている以上、いかに味方のゴーストを護衛しつつ、相手の陣地まで潜り込ませるかが重要になってくる。
なお、ゴーストが倒されても戦闘は続行される。その場合、ゴーストが死亡したチームはフラッグを解除することができないので、相手のチームを殲滅するか、フラッグを解除されないように防衛する以外に手段がなくなってしまう。
筆者はブルーチームに参加。普段FPSをプレイしたり、ハンドガンが好きでガスガンを趣味で収集していたりするものの、サバゲーは未経験なので武器はレンタルしたものを使用。今回の相棒は、M4とM1911の2丁。M1911は個人的にガスガンのものを購入するくらい好きな銃なので、支給(レンタル)された時点でかなりテンションが上がった。
さて、そんな銃を持つだけて浮かれてしまうくらいにはド素人な筆者は、チームメンバーからいろいろとレクチャーを受けつつ、まずは通常のルールをプレイ。かつては軽快に動いていた足腰も最近はめっきり動きが鈍くなってしまい、1プレイ終わる頃にはすでに太ももにダメージを感じていたわけだが、ゲーム中は程々にM4を乱射して“実際に銃を撃つ”という感覚を楽しんでいた。……つもりだったのだが、実は準備不足で実際には1発も弾が出ていなかったことがゲーム終了後に発覚。
……電動ガンはマガジンに弾を込めた後、底のギアを回して弾を上げないといけなかったんですね。
その後のゲームも初心者らしくそわそわしながら、サバゲー特有の緊張感を堪能した筆者。FPSゲームでは、相手の位置はもちろん、味方の位置やマップが常に表示されているので、一目で状況を把握できるのが常だ。しかし実際には、敵の位置はおろか味方の位置、自分のいるポイントも曖昧になる。あらゆる情報が不明瞭な状況が、これほどまで恐ろしいものなのか、というのを嫌というほど痛感した。
大会では、チームメンバーが善戦してくれたおかげもあり、辛くも1勝をもぎ取ることができた。賞品として、「ミステリーランチ1デイパック(MC)」と「50BMGバレット用ダミーカート」、PS4用ソフト「スナイパー ゴーストウォーリアー3」2本をいただけたので、こちらをGamer読者にプレゼントする。応募方法については、下記の応募フォームをチェックしてほしい。
ミリタリーグッズセット&PS4「スナイパー ゴーストウォーリアー3」ゲームソフトプレゼント
賞品
「ミステリーランチ1デイパック(MC)」&「50BMGバレット用ダミーカート」セット:1名
PS4用ソフト「スナイパー ゴーストウォーリアー3」:2名
提供
ガンショップFIRST(http://www.first-jp.com/):「ミステリーランチ1デイパック(MC)」
エチゴヤ秋葉原店(http://echigoya-tokyo.jp/):「50BMGバレット用ダミーカート」
株式会社ユービーアイソフト:PS4用ソフト「スナイパー ゴーストウォーリアー3」
当選者数
計3名
応募期間
2017年10月17日~2017年10月28日
Sniper Ghost Warrior 3 (C) 2017 CI Games S.A., all rights reserved. Published and developed by CI Games S.A. Sniper Ghost Warrior is a trademark of CI Games S.A. Portions of this software are included under license (C) 2016 Crytek GmbH. This software product includes Autodesk(R) Scaleform(R) software, (C) 2016 Autodesk, Inc. All rights reserved. Published and distributed on the territory of Japan by UBISOFT Entertainment under license from CI GAMES S.A. UBISOFT and the UBISOFT logo are trademarks of UBISOFT Entertainment in the US and/or other countries.
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