エンターグラムが2017年12月21日に発売を予定しているPS4/PS Vita用ソフト「千の刃濤、桃花染の皇姫」のストーリーと登場キャラクターを紹介!
ストーリー
安寧の日々は灰燼に帰した──
黎明から二千年、一系の皇帝により統治されてきた皇国は夷狄(いてき)の手に落ちた。当たり前だったものが、次々と崩れていく毎日。時代の奔流に弄ばれながらも、人々は逞しく未来を探し続ける。
たった一人残された帝位継承者《宮国朱璃》は力を求めていた。仇敵を排除し、この国を取り戻さなくてはならない。過去を失った武人《鴇田宗仁》は主を求めていた。鍛え上げられた白刃は、忠義のために振るわれねばならない。
その日、運命に導かれ、二人は出会う。往く先にあるのは失意か祝福か、答えを知る者はどこにもいない。
ヒロイン紹介
宮国朱璃(みやぐに・あかり)
スリーサイズ:B85(D)/W57/H84
好き:あんみつ
先代皇帝の一人娘であり、最後に残された正統なる帝位継承者です。敗戦時の混乱のさなか、母親である皇帝は崩御するものの、彼女は辛うじて敵国の手を逃れました。その陰には、主人公・宗仁の獅子奮迅の働きがあったと言われています。戦後は身を守るため正体を隠し、王家を再興すべく臥薪嘗胆の日々を送ってきました。宗仁が通う学院に転校してきたことにも、何か目的があるようです。
生まれながらの高貴さを持ちながらも感情表現は豊か。上品かつ屈託のない笑顔には誰もが心を奪われます。嬉しくても悲しくても泣いてしまうタイプで、周囲にからかわれないよう必死に涙をこらえていることも。
「昨日はありがとう、また会うことができて本当に嬉しいわ。花屋さん……いえ、鴇田宗仁君、これからもよろしくね」
翡翠帝(ひすいてい)/鴇田奏海(ときた・かなみ)
スリーサイズ:B74(B)/W52/H76
好き:ところてん
戦後すぐに即位した皇国の皇帝、通称《翡翠帝》。国民に絶大な人気を誇り、可憐な姿と涼やかな声は敗戦で傷ついた国民の心を癒やしてきました。一般には先代皇帝の娘だと信じられていますが、実際には皇家と血の繋がりはなく、正体は宗仁の義妹です。しかし、彼女の素性は最高機密とされ、兄妹ともに互いが生存していることすら知りません。どのような事情で彼女は皇帝に即位したのでしょうか。
性格はかなり控えめ。男性の数歩後ろを静かについていくような奥ゆかしさがあります。
「短い時間ですけれど、こうしてお義兄様の妹に戻ることができて幸せです」
椎葉古杜音(しいのは・ことね)
スリーサイズ:B89(E)/W59/H86
好き:すき焼き
二千年前から皇家に仕えてきた巫女一族の末裔です。幼少の頃から厳しい修行を積み、現在は与えられたお役目に身を捧げています。彼女の行動を見るに誰か探している人物がいるようです。
明るく奔放な性格でポジティブ思考、いつも周囲を明るくしてくれます。本人は大人だと言い張っていますが、好物を前にすると自然に表情が緩んでしまったりと、まだまだ可愛らしいところもあります。趣味は宗仁のお世話。お弁当を食べさせないと自分が体調を崩すとか。
「本日よりお側に仕えさせていただきます。ご用がありましたら何なりとお申し付け下さい、宗仁様」
稲生滸(いのう・ほとり)
スリーサイズ:B83(C)/W57/H83
好き:緑茶と納豆ごはん
代々続く武人の家に生まれ、宗仁とは幼馴染。同じ剣術道場で共に汗を流していました。戦争では明義隊の隊長として奮闘するものの、部隊は壊滅。奇跡的に一命は取り留めたものの、多くの仲間を失いました。現在は武人階級をまとめ上げ、母国の独立のために活動しています。
多人数でいる時はクールで口数が少ないにもかかわらず、宗仁と二人きりになると一生懸命にしゃべります。記憶を失った彼の身を案じ、一番近くで支えてきました。最近は組織の活動費を補うため秘密のアルバイトをしているようです。
「私が口下手なのは宗仁が一番よく知ってるでしょ。別にいいよ、お嫁になんか行けなくても」
エルザ・ヴァレンタイン
スリーサイズ:B85(D)/W58/H86
好き:チョコレート
学院の生徒会長を務めると同時に、共和国政府のスタッフとしても働いています。敵国のトップの娘であることは広く知られ、その言動はいつも注目の的。皇帝や武人といった特権的身分制度を解体し、平等な世界を作ろうと考えています。
人柄は穏やかで誰からも慕われる温和な雰囲気を纏っています。しかし、皇国人に対しては異国の言葉できつい発言をしてしまうこともあります。皇国の文化は嫌いだと言い張りつつも、お風呂だけは例外のようです。
「知りもせずに否定するのは好きではありません。差し支えなければ、街を案内して下さいませんか?」
主人公紹介
鴇田 宗仁(ときた そうじん)
好き:豆腐
先の戦争において、家族だけでなく過去の記憶まで失った武人。戦後は稲生家で世話になっていたが、現在は一人暮らし。町の花屋「糀谷生花店」で働いている。
性格は武人らしく、冗談の一つも言えないくらい実直そのもの。ただ最近は花屋の仕事のお陰か、肩の力が抜けてきたともっぱらの評判。道場で師範代を務めていたほどの剣の腕を持ち、主がいなくなっても鍛錬は怠らない。
「忠誠を誓おう。俺の全ては、君のためにある」
サブキャラクター紹介
来嶌・マクスウェル・紫乃(くるしま・―・しの)
スリーサイズ:B86(D)/W58/H87
好物:肉
皇国を代表する財閥の跡取り娘として生まれ、現在は若くして総帥を務めています。父が皇国人で母が共和国人。戦前には共和国で過ごしていた時期もあり、その際にエルザと交誼を結びました。仕草は共和国風で、口調は中性的。戦後は難しい立場にありますが、上手く立ち回っています。
「ごきげんよう……ああ、悪い。これは共和国の挨拶だったか」
更科 睦美(さらしな むつみ)
スリーサイズ:B88(D)/W56/H87
好物:さきイカ
武人社会を支えてきた三祖家の一つ、更科家の現当主。戦争時は、穏やかな普段の性格からは想像できないほど獅子奮迅の活躍をしたとか。現在は刀を置いており、奉刀会を脱会してからは小料理屋「美よし」の女将となっています。店は武人でいつも賑わっており、その中には睦美を慕う者も多くいる模様です。
「では宗仁様、私のことをお姉さんと呼んで下さって結構ですよ。ふふふ」
伊那 子柚(いな こゆず)
スリーサイズ:B70(A)/W51/H73
好き:餅
伊那家は武人としては珍しい隠密の家系で、奉刀会で密偵として活躍している。戦時中に命を救ってくれた滸を熱烈に慕っており、滸と親密な宗仁に対抗心を燃やす。性格にはやや幼い面もあり、数馬などにはからかわれることも。
「ち、小さくてもいいんです! 潜入任務には役立ってますから!」
ロシェル・エリオット
エルザと同じ共和国の軍人であり、若いながらも階級は中尉。天京帝立学院に通い、宗仁とは学友として交流しています。皇国の文化にとても詳しく、皇国人にも分け隔てなく接している模様。気さくな人柄ですが掴み所がなく、宗仁をしばしば困らせています。
「ええ、『皇国人すぎる共和国人』とは私のことです。皇国の文化が、好きなだけなんですけどね」
乾 鷹人(いぬい たかひと)
宗仁の働いている糀谷生花店の店長。宗仁にとっては記憶を失った自分を拾ってくれた恩人でもあります。元は神職に就いていましたが、過去のことはあまり語ろうとしません。誰もが羨むほどの美形であり、儚く病弱そうな佇まいもあって女性からが人気があります。なお、実際は健康そのものです。
「大家と店子は親子の同然と言いますし、困ったことがあれば何でも言ってくださいよ、宗仁君」
小此木 時彦(おこのぎ ときひこ)
共和国との戦争に際して皇国を裏切り、朱璃の母親である蘇芳帝を殺害した叛逆者。皇国が戦争に負けたのは、皇国全権を名乗る小此木が降伏文書に調印した瞬間でした。その後、小此木は奏海を傀儡皇帝に仕立て上げ、共和国総督ウォーレンの忠実な配下として皇国に圧政を敷いています。
「私は主は共和国だ。主のためなら、皇国民の命など安いものだろう?」
八岐 雪花(やぎ せっか)
皇国人でありながら共和国軍に所属していますが、経緯は一切不明。上官であるロシェルに付き従っていることが多く、通常の軍人とは違った指揮系統にいるようです。共和国軍の施設に頻繁に出入りしている姿が見られますが、目的や正体は謎に包まれています。
「ロシェル中尉、私にお任せ下さい。武人にはまだ、利用価値があるかと思います」
ウォーレン・ヴァレンタイン
戦後の皇国を支配する共和国軍の総督。しかし、統治には興味がなく、ウォーレンにとって皇国は自らの欲望を満たすための存在にすぎません。戦争は権力・権益拡大ための手段と考えており、欲にまみれたウォーレンを娘であるエルザは軽蔑しています。
「いいかエルザ、共和国にとって皇国は搾取の対象でしかない。情も容赦も不要だ」
槇 数馬(まき かずま)
武人三祖家の一角である槇家の現当主。槇家の武人は血気盛んであり、それは数馬にも色濃く受け継がれています。現在は奉刀会の副会長を務めていますが、会長代行の滸を認めておらず、組織は分裂状態。戦力差を顧みずに決起を主張する数馬の豪胆さには、多くの若い武人が惹かれています。
「時期尚早だ? そんなもん知るか、さっさと決起しちまえばいいんだよ」
緋彌之命
連合国家を率いて敵対国を打ち倒し、皇国を作り上げた初代皇帝です。元は一小国の王でしたが、類い稀なる呪術の才能とカリスマ性を持つ彼女は連合国家の盟主に選ばれ、更には強大な呪術兵器を作り上げたことで絶対的な存在となりました。
自他共に厳しく強気な性格ですが、誰よりも皇国の未来を考えており、新たな呪術の仕組みや呪壁の構築など、今の皇国の礎をいくつも作り出しました。
「お前と一緒にいたい。残された時間を、お前と一緒にいきられればそれでいい」
椎葉千波矢
名門・椎葉家の娘で、呪術に長けた巫女です。都衛士が逃走する咎人を捕まえる際に巻き添えとなり、それをきっかけに緋彌之命とも知り合うことに。その後は、多忙な緋彌之命に代わって呪術兵器の管理を行うため、行動を共にするようになります。
「小さい頃から御神酒を口にしてますので、大抵のことでは乱れぬ自信がございます」
閑倉五十鈴(しずくら・いすず)
若くして伊瀬野の管長を務めている優秀な巫女。椎葉古杜音とは同期の友人同士で、巫女としての能力は五十鈴の方が上でした。しかし五十鈴は、次代の斎巫女は古杜音だと確信していたとか。穏やかで落ち着きがあり、暴走しがちな古杜音をよく諫めています。
「だから、呪術も勉学もからっきしでも、気にしなくていいんじゃない?」