DMMGAMESは、初のオリジナルプロジェクトとなる「バドミントンガールズ」のお披露目イベントを、4月1日に3331 Arts Chiyodaで開催した。今回はそちらの模様をお届けする。
この「バドミントンガールズ」は、宮城県仙台市を舞台にバトミントンで全国大会出場を目指す高校生たちが主人公の、ちょっとゆるめのスポ根バラエティゲームだ。本作のキャラクター原案には、豪華クリエイター陣が参加している。
今回のお披露目イベントは、「聖ラファエル学院入学証書授与式」として行われたものだ。ということもあってか、イベントが開催された会場も旧練成中学校だったアートセンターの体育館が利用されている。
事前に発売されたものと当日分を合わせて、約200名ものファンが会場を埋め尽くし、熱気に包まれるなか19時半すぎにイベントが開始された。
入学証書授与式当日に廃校が決定……!?
まずは理事長・雁戸深山役の山田シロさんと、バトミントン部顧問・七北田和歌菜役で今回の司会を務める指出毬亜さんが登壇。指出さんが「こんばんわー!」と呼びかけると、会場からも大きな声でリアクションが返ってきていた。
指出さんの「新入生入場!」というかけ声とともに、「バドミントンガールズ」のメインキャストを務める5人が登場。全員、ゲームに登場するキャラクター同様に制服を身にまとっており、本物さながらの入学式がスタートした。
続いて理事長から、それぞれのメンバーに入学証書の授与が行われた。メンバーからはそれぞれ以下のようなメッセージが語られた。
広瀬夏奈子役 柳原可奈子さん「このような入学証書をいただけて、すごく嬉しいです。バトミントンガールズを頑張っていきたいので、これからもよろしくお願いします」
名取茉莉愛役 前田佳織里さん「聖ラファエル学院の一員として、茉莉愛ちゃんと一緒にバトミントンのほうもイベント活動のほうも、一生懸命頑張っていきたいと思います」
高城絵理華役 黒木ほの香さん「入学証書いただくのは、う~ん年ぶりでとても嬉しく思います。青春時代に置いてきたバトミントンの思いを、もう1度この作品にぶつけたいと思います」
鳴瀬瑠依紗役 和多田美咲さん「春の訪れを感じながら、このような素晴らしい日に。何度目でしょうか、入学証書を頂くのは。1度目か2度目か3度目かわかりません。しかし、このバトミントンガールズという作品、みんなもまだどんな作品なのかわからないと思いますが、私たちと一緒に走って行きましょう」
砂押歩恵夢役 中島優衣さん「バトミントンガールズ、どういう展開になっていくのか。ここから始まるので、皆さんと一緒に私も走って行きたいと思います」
続いて理事長役の山田シロさんが挨拶。そこでなんと「今年度をもってこの学校を廃校にしようと思う」という衝撃の発言が飛び出した。
すかさず「いきなり変更なんて困ります!私はこの作品でやりたいことがあるんです」と、理事長にかみつく柳原可奈子さん。
急に芝居じみた展開にざわつく会場をよそに、「言わせて。この聖ラファエル学院は、以前はスポーツ活動が盛んで特にバトミントンは金メダリストを輩出するほど強豪校だったと聞いております。私たちがこれからバトミントンをたくさん練習して、もう1度その栄光を取り戻して見せます。そうすればもう1度注目が集まって入学希望者が増えるはずです」と訴えかけた。
さらに続けて「もう私たちはバトミントン部」として活動してきましたというと、会場内に映像が流された。
なんとここで流されたのは、声優バトミントン部を結成してバトミントン選手として成長していくといった内容のメイキング風映像だった。突然のことに、驚くメンバーたち。緊張感が漂う中、練習がスタートした。5人中3人がバトミントン経験者だそうだが、優しくも厳しいコーチの元練習が行われた。
この日のイベントでは冒頭の映像のみが流されたが、フルバージョンは、近日公開される予定となっている。
メインメンバーがテーマ曲を生歌で披露
指出さんが「みなさん、最初の部活動はどうでしたか?」と問いかけると、ざっくばらんな感じで、フリートークが始まった。
そもそも、5人で集まるのが初めてだったというこの日。きゃいきゃいバトミントンをやっていると思いきや、コーチが現れてスマッシュを見せつけられたという。
前田さん、黒木さん、中島さんの3名がバトミントン経験者だそうだが、柳原可奈子さんは、ラケット自体を握ったのがこの日が初めてだったそうだ。
和多田美咲さんは、実力の差はないけど声優バトミントン部と書いてあったので、私たちも生半可な気持ちではできないと語っていた。
ここで再びお芝居モードに突入。「いかがでしょうか?」と聞かれた理事長の山田さんが「まだまだいまいち~」と答えると、指出さんからも「顧問の私からもお願いです。これからも彼女たちの活動を続けさせていただけませんか」と嘆願されたが、「だがな~、まだアピール材料としては足りないんじゃないかな」と決断を渋っていた。
……というやりとりのさなか、司会の指出さんが「続きまして~」と、流れをぶった切り。広瀬夏奈子の妹で女子バトミントン日本代表候補・広瀬陽奈子から挨拶があると発表。その声を務める山根綺さんが登壇した。
キャラになりきった山根綺さんが、理事長に向かって「姉にもう1度チャンスをください」とお願いすると、山田さんが「うん、いいよ!」と軽く返答。続けて、「純粋にこられるとハイっていっちゃいそうだけどダメなんだよね。うーん」と悩んでいるうちに、舞台をはけていく山根さん。
このゆるいぐだぐだ感から、会場からもさまざまな種類の笑いが聞こえてきた。
指出さんが「新入生のみなさんからもうひとつ、理事長にアピールしたいことがある」というと、すかさず柳原さんが「私たちバトミントン部としての活動だけではなく、アイドルとしてもこの学院を盛り上げていきたいと思います」と、思わぬ発言が。
続けてメンバー5人よるテーマソング「サイド・バイ・サイド」が生歌で披露された。歌が始まると、会場は全員総立ち。中にはサイリウムを振る人やオタ芸でリズムを刻む人。かけ声を出す人もいるなど、なかなかの盛り上がりだった。
公式ツイッターで事前に各メンバーのカラーが発表されていたということもあり、それにサイリウムのカラーを合わせていたファンもいたようだ。
この日に向けて練習してきたというメンバー。練習の時は、「バトミントンチーム」ということでチーム感を出すために、目を合わせたり手の振りを合わせたりするところなどの息を揃えるようにしたそうだ。
近日中に4コマ漫画の連載がスタート!バトミントン部の活動動画も順次公開
続けて告知が行われた。近日中に4コマ漫画の連載が開始されることが発表。先ほどのバトミントン部の活動映像も、YouTubeや公式サイトで公開されていく予定とのこと。
ここで再び山根綺さんが登壇。最後にひとりひとりから挨拶が行われた。
中島優衣さん「今日は入学式ということで、とっても緊張しています。皆さんとても暖かくて、これからバトミントンをするということなので、すごくいい汗がかけそうです」
和多田美咲さん「私たちも久しぶりに動画を撮るときに、(体育館に)入って懐かしいなという気持ちがありました。みなさんも一生懸命、ヤジみたいなのを飛ばしながら(会場大爆笑)楽しんでくれるのかなと思いました」
黒木ほの香さん「バトミントンガールズはまだ発表されて間もないですし、みなさんに多くは伝わっていません。私たちの晴れ舞台を一緒に応援してくださって、目に焼き付けてくださったと思います」
前田佳織里さん「今日はたくさんお越し頂いてありがとうございました。まさかこの年になって、入学証書を授与されるとは思っていなかったので嬉しかったです」
柳原可奈子さん「初めてみなさんキャストをみたときに、は?と思ったかもしれませんが、ちゃんと本名です。バトミントンガールズという大きなプロジェクトに参加できるということで、すごく嬉しいです」
山根綺さん「私が声優になってイベントに出るのが、今日が初めてです。中学校の時に3年間バトミントンを部活でやっていまして、今回のオーディションのお話を頂いたときに、絶対出たいと思って、その念願が叶ってみなさまの前に出現することができました(会場爆笑)」
山田シロさん「理事長を仰せつかって立たせて頂いていますが、思った以上に個性派揃いというか、モンスタープロジェクトが始まってしまった感があります」指出毬亜さん「私、シークレットゲストだったハズなんですけど、なぜかMCになっていました。初めてMCをやらせて頂いたので、至らない点もあったかと思いますが、みなさまいっぱい声を出して頂いてありがとうございました」
これにて、今回のお披露目イベントは終了。ゲームのデティールなど、まだまだ明らかになっていない部分も多いが、そちらも含めて今後の続報を楽しみに待とう。