X.D.Networkは、Nintendo Switch用ソフト「ICEY」の販売を、2018年5月に開始すると発表した。
ツッコミこそがゲームの本質!
東京ゲームショウ2016で、ベストインディーゲームのノミネートを獲得した「ICEY」。リリースして以来PC版で圧倒的な高評価を受け、PS4、IOS版を続々リリースし、各プラットフォームの総売上は200万本を突破。今回は、ついに日本語に対応して、Nintendo Switchで発売される。
ストーリー
本作の舞台は美少女アンドロイドICEYが、Judasに支配された世界を救うため、Judasを倒す旅に出る。という近未来SF風ストーリー。
シンプルでスタイリッシュなアクション
ジャンプ弱攻撃、大攻撃、調べるダッシュと一部イベントキーを用いたシンプルな操作性が魅力で、初心者でも豊富なコンボ技を使ってアクションが楽しめる仕様になっており、ハイスピードかつ、スタイリッシュなアクションが、本作の特徴の一つ。
メタ要素の強いストーリー・テリング
しかし、本作の見どころはアクションだけではない。ナレーター「Rogers」との掛け合いを中心としたメタ要素の強いストーリー・テリングが特徴だ。彼の語り口では、「ICEYは、矢印の通り進めば良い」とプレイヤーに指示してくれるのだが、プレイヤーは彼の意思通りに動く必要はない。
「おい、どこにいくんだ、そっちには何もないぞ!」などと焦るナレーターの声を無視していくと、作りかけのステージがあって出口のない場所に出てしまったり、隠し部屋があったり、ときに異なるエンディングにたどり着いたりと、さまざまな分岐を楽しむことができる。
日本語版のナレーターは下野弦
これまで英語のみの対応で理解が進まなかったユーザーも、今回の日本語版で痛烈なメタ性を存分に楽しめるようになる。ナレーターの声優は下野紘が担当し、テキスト内容も日本的な言い回しに変更されているため、ツボを押さえた仕上がりとなっている。ナレーターのツッコミを楽しみながら、ストーリーの奥に隠れられた真相にたどり着く、これこそが「ICEY」の最大の魅力である。