NHN PlayArtとコーエーテクモゲームスが2018年リリース予定のiOS/Android向けアプリ「アトリエ オンライン ~ブレセイルの錬金術士~」。7月2日からのクローズドβテスト開催に併せて、プレイインプレッションを掲載する。

目次
  1. 主人公はプレイヤー自身!自分だけのキャラクターで楽しもう
  2. 「アトリエ」シリーズのサイクルをシンプルに!
  3. オンラインならではの要素やシリーズキャラクターの登場にも注目

「アトリエ」シリーズは、コーエーテクモゲームス ガストブランドが手がける、錬金術をテーマとしたRPG。昨年で第1作「マリーのアトリエ ~サールブルグの錬金術士~」の発売から20周年を迎えてなお展開している、人気シリーズだ。

そんなシリーズの新たな試みとして、iOS/Android向けに2018年配信予定の「アトリエ オンライン ~ブレセイルの錬金術士~」(以下、「アトリエ オンライン」)。NHN PlayArtが企画・開発・運用を行う本作は、「アトリエ」シリーズの肝である錬金術の要素を継承しつつ、オンラインRPGとしての新たな体験ができるようになっている。

7月2日からはクローズドβテストも行われているが、ここではそんなゲームの魅力をインプレッションとしてお届けできればと思う。

主人公はプレイヤー自身!自分だけのキャラクターで楽しもう

ゲームを開始すると、プレイヤーは名前の設定とともに、自身の分身となる主人公を男女から選択することになる。この時点では性別のみの選択となるが、ゲームを進めると、キャラクターエディットの機能が開放される。

ちなみに、主人公は王立アカデミーに通う見習い錬金術士という立ち位置。
男性の場合は八代拓さん、女性の場合は花守ゆみりさんがそれぞれボイスキャストを担当している。

キャラクターエディットでは先に決めた名前や性別だけでなく、肌の色、目の色と形、髪の色と形が選択可能。ガラッと雰囲気も変えられるので、自分の好みに合わせてキャラクターエディットを楽しもう。

同時に、手に入れた装備はキャラクターたちの見た目にも反映されるので、パーティメンバーの装備を考えるのも楽しいポイント。装備に関わる部分は後ほど改めて説明するが、まずはシンプルにキャラクターメイクを堪能してみるのも良いだろう。

「アトリエ」シリーズのサイクルをシンプルに!

本作のゲーム進行は、アトリエシリーズを構成する要素である「冒険」「調合」「バトル」のサイクルが、オンラインRPGとしてシンプルに落とし込まれている点が特徴だ。スマートフォンゲームでありがちなスタミナの要素もなく、自分のペースでサクサクと進めることができる。それぞれの要素について触れていこう。

まずは冒険について。今作ではアカデミーがいわゆる拠点となり、各フィールドへと赴いていく。その最大の特徴は、時間や天候によってフィールドの様子が様変わりすることだ。見た目はもちろんのこと、登場するモンスターや採取できるアイテムなども変化する。同一のシチュエーションというのが存在しない中で、どのように行動するのかを考えるのは本作ならではの楽しみ方だ。

アイテム採取のバリエーションも「アトリエ」シリーズから引き継がれた要素だ。

ゲームを進める上での指標となるのが、数多く用意されているクエストの数々。メインストーリーはもちろんのこと、メインストーリーを開放する上で必要になるキークエスト、パーティキャラクターに関わるもの、そして細かな依頼の数々など多岐にわたっていて、ひとまず受注しながら進めるだけでも、サクサクとゲームが進行していく。困ったらとりあえずクエストをチェックしておくといいだろう。

キャラクターもクエストを通じて仲間になっていく。見習い魔法使いのソレル(CV:高田憂希)、
見習い賢者のアニスヒソップ(CV:日岡なつみ)はゲーム冒頭で仲間にすることができる。
エリアやマップの移動は、ゲートと呼ばれる石に触れるとショートカットができるようになる。

冒険を通じて素材を採取したら、続いてはアイテムや装備品を作り出す調合が行えるようになる。全てのアイテム(素材、調合品、完成品)には品質が設けられていて、例えば素材の組み合わせによって出来上がるアイテムの品質も変わっていく。当然品質が高ければ高いほど、アイテムの効果や性能は上がっていくため、基本は品質が高い素材を集めて、組み合わせていくといいだろう。

ただ、アイテムには品質以外にも特性が付与されている。特性は物攻強化(攻撃力アップ)、回復強化(回復アイテムの効果アップ)などさまざまで、これによってアイテムや装備品の取り扱い方も変わっていく。ゲームの序盤ではあまり意識する必要はないものの、「アトリエ」シリーズのエッセンスが落とし込まれた要素だ。

なお、装備品についてはガチャアイテムとしても登場するが、「完成品で受け取るか」「素材で受け取って自分で調合するか」を選択できるようになっている。そのまま装備品として使うもよし、素材として受け取ることで任意の特性を選んだり、品質を調整して調合するなどのアレンジを加えることもできる。このあたりも「アトリエ」シリーズならではだ。

そうして手に入れたアイテムや装備品を携えてモンスターとのバトルに挑むわけだが、本作のバトルはオートで進行する形式となっている。左上に表示されたタイムラインに沿って行動するのだが、そこにプレイヤーがスキルやマニュアルアイテムを任意のタイミングで選択することで、戦局を有利にすることができる。

回復/攻撃/補助の3種類のアイテムをあらかじめ装備しておくことで、オートでアイテムを使うことも可能だ。

スキルゲージがMAXになることで発動できるスキルは、バトルにおいて大きな役割は果たしてくれるが、さらに複数人のパーティを編成している場合には、一人目がスキル発動中にスキル発動を予約しておくと自動で連携して、Chainボーナスが発生する。こちらも役立てていくことで、よりバトルが楽しめるようになるだろう。

もちろん、キャラクターや装備を育成・強化できる要素も備わっている。

オンラインならではの要素やシリーズキャラクターの登場にも注目

今回体験できた要素は以上のとおりだが、本作にはその他にも1つのエリア(フィールド)で最大5名までが同時に冒険できるオンラインでの協力バトルなども用意。また、「アトリエ」シリーズからマリー(CV:池澤春菜)、ロロナ(CV:門脇舞以)が登場することも発表されているなど、これまでのシリーズファンにとっても嬉しいポイントも。

冒頭でも触れた通り、ゲーム全体を通して「アトリエ」らしさを残しつつ、各要素をシンプルにすることでゲームサイクルがサクサクと進めやすくなっている点が面白い。クローズドβテストを経て、いつ頃サービスを開始するのか待ち遠しいタイトルだ。

※画面は開発中のものです。

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