コナミアミューズメントは、8月18日にアーケードゲーム「ボンバーガール」について、「稼働直前!ボンバーガールプレミアムイベント」を実施した。
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「ボンバーガール」は、ブロックを破壊していくボンバーマンのゲーム性をベースに、4vs4の協力対戦で、相手チームのベース基地を破壊する新たなスタイルのアーケード向け対戦ゲームだ。
2017年2月にベールを脱いだ本作だが、ついに稼働直前ということでプレミアムイベントが開催された。
会場には、約250名の熱心なファンが足を運び、最新バージョンの「ボンバーガール」による体験プレイやプレミアム大会、またオリジナルプレゼントの抽選会を楽しんだ。
本稿では、ここで発表された最新情報やプレイインプレッション、またKONAMIスタッフへのショートインタビューも実施することができたので、その内容も併せて紹介していこう。
稼働日が8月30日に決定!「QMA」とのコラボレーションも発表!
まずは本イベントで発表された最新情報を紹介しよう。イベント冒頭では気になる稼働日が早速公開され、8月30日10時を予定していることが明かされた。設置予定店舗は公式サイトにて記載されているので、こちらも併せてチェックしておこう。
設置予定店舗
https://p.eagate.573.jp/game/bombergirl/bg/p/shop.html
また稼働後のゲーム内イベント情報なども公開。「クイズマジックアカデミー MAXIVCORD」とのコラボが開催されることが明らかに。こちらでは“グリムアロエ”がプレイアブルキャラとして参戦。役割としてはブロッカーとなり、爆弾をブロックに変化させたり敵キャラクターを雑魚キャラに変身させたりと、テクニカルなキャラクターになるようだ。
さらにコラボイベントの実施も予定されており、イベント期間中にオンラインバトルをプレイすると「クイズマジックアカデミー」シリーズ関連のドレスアップパーツが手に入るようだ。また、「クイズマジックアカデミー MAXIVCORD」側でもコラボイベントが開催される予定だ。
ゲーム内イベント第二弾として「海だ!水着だ!ボンバーバトルだ2018!」の開催も決定。イベント期間中にオンラインバトルをプレイすることで水着ドレスアップパーツなどが手に入る。特定のドレスアップパーツは装備することでゲーム中のイラストも変化するようなので、カットインなどの画面にも注目してみては?
コナステ版としてPCで遊べる「ボンバーガール」の制作も発表。こちらはアーケードと同じデータを使用して、自宅からアーケードとの相互マッチングが可能になるそうだ。
また今後、オリジナルe-AMUSEMENT PASSのプレゼントキャンペーンも実施予定とのこと。こちらの詳細は近日、公式サイトで発表される。
「ボンバーマン」の持つシンプルさで手軽に対戦を楽しもう!「ボンバーガール」のインプレッションを紹介!
続いては「ボンバーガール」を実際にプレイしたインプレッションを紹介しよう。まず本作の基本的なルールについてだが、4vs4の協力対戦ゲームとなっており、相手チームより先に“勢力”ゲージを0にしてベースを破壊するのが目的となる。道中にあるブロックを爆弾で破壊しながら進んでいき敵を倒すという「ボンバーマン」シリーズの分かり易さを下地にしつつも、味方との協力要素や道中のオブジェクトの処理など、MOBA風の戦略的な対戦が楽しめるのが特徴だ。
筐体は、ゲーム画面が映し出されるメインパネルと、マップの確認やチャットを行うサブパネルに分かれている。下のサブパネルはタッチパネルになっているので定型文チャットなどは直感的に操作可能だ。
キャラクターの操作は、スティックによる移動と3つのボタン(通常のボムと2つのスキル発動に使用)となっており非常にシンプル。また相手のベースを破壊する際の“とどめ”に使う起爆ボタンがあり、こちらは押せるタイミングで光るので、実際のゲーム内容とシンクロした体験を味わうことができる。
本作のルールにはMOBA要素があるので、難しそうなイメージがあるかもしれないが、実際にプレイしてみるとその心配は杞憂に終わった。基本は「ボンバーマン」なので、ブロックを破壊してアイテムを取得しキャラクターを強化するというお馴染み過ぎる一連の流れが、そのままMOBAのゲームフローと合致する。またキャラクターにレベルも存在するのだが、これはチーム全体のレベルという扱いになっており、誰が経験値アイテムを拾っても全員が同じタイミングでレベルアップするというのも非常に分かりやすく感じた。
また本作に登場するキャラクターたちは、ボムをたくさん置ける「ボマー」、素早い移動ができる「アタッカー」、遠距離から攻撃できる「シューター」、ブロックを生成できる「ブロッカー」という4つの役割に分類される。4人のチームメンバーをどういった構成にしていくか? という部分には、かなり戦略的な要素が詰まっているように感じる。実際に今回の体験プレイでも、本来機動力がウリのはずの“オレン”が爆弾を多く置けないという弱点を突かれ、ブロック生成で長時間足止めをくらうといった場面にも遭遇した。敵味方のチーム構成、さらにステージとの相性などでキャラクターの印象はぐっと変わってくるだろう。
本作最大の魅力は、初回プレイでその面白さを何となく感じられる点にあると感じた。何もわからない状態でプレイしてみても「ボンバーマン」というシンプルさが根本にあるので、カジュアルにチーム対戦の醍醐味を味わうことができる。また、キャラクターのスキルの組み合わせなどで様々な戦略を組み立てていける奥深さも存在するので、やりこみ要素もあるだろう。稼働後は、ぜひ一度自分の手で遊んでみて欲しい。
実際の対戦の模様などはイベントの配信動画でも確認することができるので、こちらもチェック!
気になるPC版の仕様や今後の展開についてKONAMIスタッフにインタビュー!
本イベントでは、体験会終了後にKONAMIスタッフにインタビューを実施することができた。本作を開発した上で気をつけたことや新たに発表されたPC版についてなど、色々と聞くことができたので、その模様を紹介しよう。
――実際に遊んでみてMOBAっぽい要素を感じたのですが、どのような点を参考にしましたか?
KONAMIスタッフ:「ボンバーマン」の何かを破壊して進みながら強くなるという部分と、MOBAのオブジェクトを破壊しながら進んでいくという要素を組み合わせることで新しいゲームができるんじゃないかと考えました。
――MOBAと「ボンバーマン」の組み合わせで、どういった点に気をつけましたか?
KONAMIスタッフ:キャラクター毎の性能差などゲームバランスにはかなり気を配りました。足が速いキャラクターや遠くまで攻撃できるキャラクター、それに加えてマップのギミックなどがあるので、チームバトルとしてバランスが破綻しないよう意識しました。KONAMIのアーケードタイトル史上、一番ロケテストを行ったと思います。
――対戦中はチーム内でのコミュニケーションが重要だと感じました。現在は定型文によるチャットがメインとなっています。ボイスチャットなどを追加する予定はありますか?
KONAMIスタッフ:店内で4人で組んでワイワイ楽しんでもらいたいと考えています。店内の仲間同士でチームを組んでオンライン対戦に挑戦することも可能なので、まずはそういった遊び方をしてもらいたいですね。
――本日PC版が発表されましたが、これはどういったものになるのでしょうか?
KONAMIスタッフ:コナステ(KONAMI AMUSEMENT GAME STATION)によるサービスで、クラウドでアーケードと同じものが自宅でも遊べるというものです。「ボンバーガール」は8人で遊ぶのが一番楽しいと思うので、人が少ない時間でもそれが実現できるようにしたいという背景があります。マッチングが重要だというのは店舗様にも理解してもらい、アーケード版が先に稼働しますが、そこまで遅くならないタイミングでPC版も稼働する予定です。
ただ一点だけアーケード版との違いがありまして、PC版は4人でチームを組んでオンライン対戦ができないようになっています。仲間と一緒にゲームセンターでプレイするという体験は大事にしていきたいと考えていますので、アーケードとPCそれぞれの魅力を感じながらゲームを楽しんでもらいたいなと思います。
――確かに本日のイベントでもチームを組んだ4人でワイワイ遊んでいる姿は印象的でした。
KONAMIスタッフ:そうですね。勝負にこだわったプレイももちろん楽しいですが、居合わせた人たちで遊ぶ楽しさも、ぜひ味わって欲しいですね。
――本作のタイトルは「ボンバーガール」ですが、なぜ“ガール”としたのでしょうか?
KONAMIスタッフ:「ボンバーマン」というゲームの面白さにキャラクター性を持たせることで、より多くの方にその魅力を知ってもらいたいと考えました。あとはコラボがしやすいというメリットもありますね。
――逆に“ボーイ”が今後登場する可能性はありますか?
KONAMIスタッフ:正直ちょっと「ボンバーボーイ」もありかなっていう気持ちもありますね(笑)。そういう意味でも色々な広がりの予感は感じています。
――ありがとうございました。
(C)Konami Amusement
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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