千葉・幕張メッセにて9月20日より開催の「東京ゲームショウ2018」。ここでは、9月20日に行われた「GUNGRAVE GORE」のメディア向けセッションの模様をお届けする。

9月10日開催された「PS LineUp Tour」にて初公開となった「GUNGRAVE GORE」は、PS4用タイトルとして開発中の「GUNGRAVE」シリーズ最新作だ。

今回のセッションでは、本作の開発を担当するIGGYMOBと、イメージディレクターを務める内藤泰弘氏が登壇し、本作の概要や発売時期などを明かした。

まずは、IGGYMOBよりゲーム概要が説明された。

本作では、大型の二丁拳銃“ケルベロス”が射撃としてのツールだけでなく、近接攻撃を行う際にも活用されるのが特徴になるという。その過程で、ケルベロスを使用する際のテンポがアクションによって変化する“トランスフォームアクション”を採用したそうだ。

また、既存のフルブレイクアクションを継承しつつも、さらに拡張したアクションが楽しめる。例えばオブジェクトを貫通して敵に被害を与えるといった行動も可能だ。これらのアクションをより楽しめるようステージクリア型でなく、ハーフオープンワールド方式で多様な地形での戦闘を楽しむことができる。

これらの特徴からIGGYMOBでは、本作のジャンルを「トランスフォーム フルブレイク ガンアクション」と表現しているそうだ。

続いて本作に登場するメインキャラクターが紹介された。ビヨンド・ザ・グレイヴや浅葱ミカなどお馴染みのキャラクターが登場。さらにスタイリッシュになって帰ってくるそうだ。ミカは、ある事件によって怪我を負うことになるとのこと。

また、九頭文治も登場。ある特別な存在によって蘇ることになるという。

グレイヴの新デザインの開発工程も公開。このために内藤泰弘氏と協力し開発が行われたという。またゲーム内では、様々な感情表現のためのフェイシャルアニメーションが設計されている。

次に、舞台となる世界観が紹介された。「GUNGRAVE GORE」では原作のストーリーを継承し、「GUNGRAVE O.D」のその後が描かれるという。シードを撲滅するため、グレイヴとミカが「El-Al-Canhel」という組織を設立するところから物語は始まる。

戦いの舞台は東南アジア地域になるそうだ。香港から始まりベトナムやマレーシアと舞台は移り変わり、東南アジアに出現した謎の島が本作最後の舞台になる。

これらの地域を掌握している組織「Raven Clan」は「El-Al-Canhel」と対立関係にあるという。それぞれの目的が“全世界のシードを破壊する”、“全世界にシードを広げる”という部分からも、その関係が伺い知れるだろう。

最後に、開発に携わっているチームと、本作のリリース時期が2019年冬であることが発表された。

内藤泰弘氏
内藤泰弘氏

本作の概要が説明された後、内藤氏より本作の手応えが語られた。

最初にIGGYMOBから続編を提案された際、内藤氏は「なぜ2018年のこのタイミングで?」と感じたそうだ。しかし、IGGYMOBの情熱と真摯さに心を動かされリブートに至ったと経緯を説明する。

イメージディレクターという肩書で本作に関わっている内藤氏だが、概ね全体を見ており、その中で「GUNGRAVE」というシリーズの根本の部分から、小さな小ネタまでシンクロしている部分を多く感じているそうで、IGGYMOBへ全幅の信頼を寄せているようだった。

本作は、前作となる「GUNGRAVE O.D」が届かなかったものになるであろうことを述べ、「とにかく色々壊しながらカッコよく戦うゲームというコンセプトは徹頭徹尾変わらないので是非期待してください」とコメントしセッション締めくくった。

また、「GUNGRAVE GORE」の最新情報は2018年冬に公開が予定されているようなので、まずはこちらの情報を心待ちにしよう。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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