千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2018。カプコンブースでPS4「カプコン ベルトアクション コレクション」をプレイしてきたため、プレイインプレッションをお送りします。
「カプコン ベルトアクション コレクション」は、1990年代にゲームセンターで大ヒットしたベルトスクロールアクションゲーム7タイトルを収録した商品。その筆頭ともいえる「ファイナルファイト」は当時スーパーファミコンに移植されて、スーパーファミコン向けに続編が作られるなど、家庭用ゲーム機として定着しましたけど、当時の家庭用ゲーム機とゲームセンターのゲームではスペックに差があったこともあり、完成度の高い移植は次の世代のゲーム機以降になっていました。
現在では当時と違ってハードのスペックは十分すぎるほどに上がっているため、画面を見ただけで当時の興奮が蘇ってくるのですが、その興奮は本物なのか、実際にプレイをしてみました。
ベルトスクロールアクションゲームといえば、複数人による協力プレイが当たり前だったのですが、それでも、友達と一緒に遊びに行っているか、たまたまその場にいる人と一緒にプレイするような場合のみ、協力プレイをしていました。しかし、今作では、ゲームを始めるとすぐにオンライン協力プレイを選ぶことで、ネットの向こう側の人との協力プレイをできるようになっています。
今回は、イベント内のブースでのプレイなので、オフラインのシングルプレイでゲームを進めていきます。今作には7タイトルが収録されているため、メニュー選択がとても豪華。
早速、家庭用ゲーム機に初移植となる「パワードギア」をプレイ。1994年10月より稼働された3人までのプレイが可能なベルトスクロールアクションゲーム。後に、同じ世界観を扱った対戦格闘ゲーム「サイバーボッツ」がセガサターンやプレイステーションに移植され、家で遊べないモノかと長らく期待されていたタイトルです。
ベルトスクロールアクションというと、人が人と殴り合うのが一般的なので、ロボット同士のバトルはちょっと異色な存在ですが、ロボらしい重々しいビジュアル表現が操作にも影響し、独特のアクションを楽しむことができます。
今回はプレイ時間が15分しかなかったため、速攻で突き進み、速攻でゲームオーバーになったところで、ひとまず「パワードギア」から退避。
7つのゲームが収録されているので、続いて「バトルサーキット」に挑戦。
「バトルサーキット」は、1997年4月より稼働された、4人までのプレイが可能なベルトスクロールアクションゲーム。収録されている7タイトルの中で唯一90年代後半のタイトルということもあって、バトルで稼いだコインを使って操作キャラクターをパワーアップさせるなど、独特な要素が盛り込まれたタイトルです。
ビジュアル的には、ミュータントの毒々しい色が印象的で、今回の短いプレイ時間の中でもワラワラと出てくる敵との派手な対戦を楽しむことができました。
ゲームオーバーになったので、さて次は……というところでタイムアップ。15分だと全部をプレイすることはできませんでしたけど、他にも以下のようなゲームが収録されています。
ファイナルファイト(1989年12月稼働、1~2人)
ザ・キングオブドラゴンズ(1991年9月稼働、1~3人)
キャプテンコマンドー(1991年11月稼働、1~4人)
ナイツ オブ ザ ラウンド(1992年1月稼働、1~3人)
天地を喰らうII 赤壁の戦い
今回は2タイトルしかプレイする時間が取れなかったのですが、ひとまず当時のアーケードゲームの傑作を家でプレイできる喜びは実感できました。日本版と海外版を切り替えてプレイすることができ、ギャラリーでは設定資料を見る事ができ、資料的な価値もありそうなことがわかりました。
「パワードギア」は「東京エンカウント弐」で中村悠一さんや杉田智和さんがアーケードエンカウントのコーナーでプレイしているところを見た時からぜひプレイしたいと思っていたため、PS4やSwitchでプレイできるのは感動的です。当時のリアルな体験をするためには、やっぱりアーケードコントローラーが欲しくなってしまいますけど。
「カプコン ベルトアクション コレクション」は、すでに東京ゲームショウ2018の開催初日の9月20日にPS4/Switch/Xbox One向けに配信が開始されているので、すでにプレイしている方も多いかと思いますが、PS4/Switchでパッケージ版の通常版とコレクターズ・ボックスが12月6日に発売されるので、ポスターやインストポストカードが欲しい方はしばらく待ちましょう。