千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2018。9月22日にカプコンブースにて行われていた、「『ドラゴンズドグマ オンライン』スペシャルステージの模様をレポートしていく。
PS4/PS3/PCでサービスが行われているカプコンのオンラインアクションRPG「ドラゴンズドグマ オンライン」。東京ゲームショウ2018にて行われたステージでは、松川美苗プロデューサーと木下研人ディレクターら開発陣に加え、人気キャラクター・ガルドリンを演じる声優の江口拓也さんも登壇し、ゲームプレイから新情報まで様々なコーナーが行われていた。
12月実施予定の3.4アップデートの新情報も
ガルドリンを演じた思い出として、最初にキャスティングの話が来た時には名前しか知らされておらず、収録の際に初めてその屈強なビジュアルを目の当たりにし、演技を一から考え直すことになったと明かす江口さん。その分、現場でスタッフと何度も打ち合わせながら作り上げたキャラクターだけに、演じ甲斐も大きかったという。
そうした江口さんの苦労もあって、ガルドリンは「ドラゴンズドグマ オンライン」屈指の人気キャラクターとなり、今年行われたバレンタインの男性キャラ部門の人気投票では、男性プレイヤーからの圧倒的な支持を集めて、上位争いを繰り広げることになった。
その後には、「シーズン3.3アップデート」のロンチトレーラーと共に、木下ディレクターがドラゴンズドグマオンラインの特徴を紹介。9月20日からは、新たなストーリークエストの配信もスタートしており、悪しき竜と王子ネドの戦いの決着がついに描かれることになる。
続いて10月以降のマイルストーンも紹介され、10月には覚者8人が強力なボスに挑む「ウォーミッション」に「ハロウィンイベント」、11月には「天使&悪魔イベント」がそれぞれ実施に。
会場では、10月スタートとなるハロウィンイベントで入手できるお化けコスチュームの公開も行われ、これらのコスチュームは誰でもクリア可能な簡単なクエストをこなすだけで、すぐ手に入れることができるようになるとのことだ。
12月実施予定の「シーズン3.4アップデート」については、ティザーPVが公開。かつて共に戦った覚者レオと、各地に表れた闇の渦、そして詳細は明かされなかったが、覚者たちを助ける新たな要素も登場するという。また、「ドラゴンズドグマ ダークアリズン」を遊んだプレイヤーならピンと来る、ある新マップも追加される。
加えて、3周年イベントでプレイヤーから多く寄せられていた「過去のストーリーイベントを見たい」という声にお答えして、過去全てのストーリーイベントを再び見れるようになる機能も、3.4アップデートにて実装されるとのことだ。
プレイヤーへのプレゼントをかけて、木下ディレクターらが強敵に挑む
その後には、木下ディレクターと開発スタッフの坂本氏、さらにオンラインでつながったカプコン大阪の開発メンバーが、新たに実装されたボスである「悪しき竜」の15分討伐に挑むチャレンジ企画も実施。木下ディレクターがハイセプター、坂本氏がハンター、シールドセージにエレメントアーチャー、そしてNPCのガルドリンらといったパーティ構成だ。
悪しき竜は、強力な炎を使った多数の攻撃を繰り出してくるモンスターで、地面にブレスを衝撃波のように打ち付け、全方向への強烈な攻撃を行ってくる。しかしこのブレスは、タイミングよくジャンプを行うことによっての回避が可能となっており、木下ディレクターは見事にジャンプ回避を成功させて攻撃をしのぎながら、着実にダメージを与えていく。途中、坂本氏は視点となった際にお辞儀のエモーションを始めるという余裕もあるほどで、一行は危なげなく第一フェーズを突破する。
一度は地に伏した悪しき竜だったが、地面を陥没させてフィールドを移動したあと、マグマを飲み体力を回復して完全復活。松川プロデューサーによると、悪しき竜はフェニックスをモチーフとしたモンスターでもあり、まさに不死身に近い強靭な生命力を有しているのだという。
悪しき竜がさらに熾烈な攻撃を繰り出してくるようになる第2フェーズでは、フィールドの各所に「火焔の竜晶」と呼ばれるシンボルが出現することも。これを破壊しなければ、悪しき竜と戦うフィールドがマグマに呑まれ、まともに戦うことができなくなってしまう。
今回のプレイでは、シールドセージが一人で悪しき竜のタゲを集めている間に、他のメンバーが「火焔の竜晶」に集中攻撃して破壊し、マグマを噴出させないようにする戦い方が取られていた。
その後の戦況は順調に推移し、いい流れでダメージを与えていくも、パーティの一人が戦闘不能になっているのを助け起こした直後、木下ディレクターのハイセプターに悪しき竜のブレスが直撃。これだけならまだ良かったのものの、不幸にもブレスで吹き飛ばされた先にフィールドのマグマがあり、ダウン中の追撃ダメージにより、一気に戦闘不能となってしまう。
そんなひやりとする場面もあるも、駆けつけた仲間によって木下ディレクターも救助され、無事悪しき竜を撃破することに成功。気になるタイムも「10分1秒」という制限時間の15分よりもかなり余裕のある好タイムを記録し、見事にチャレンジ達成。クリアを記念して、「ブラッドオーブ」✕3300、「白竜印の霊薬・上」✕33、「白竜印のガラエキス・上」✕33が、2018年9月27日までに作成された全キャラクターに配布される。
最後には、「最初演じた時は、ここまで愛されるキャラになるとは思っていませんでした」と、江口さんからガルドリンが想像を越えた人気となっていることへの喜びと、木下ディレクターと松川プロデューサーから、今後の「ドラゴンズドグマオンライン」への意気込みが語られ、ステージは締めくくられた。