スクウェア・エニックスは、2019年夏に発売を予定しているPS4/Nintendo Switch/PC(Steam)用ソフト「鬼ノ哭ク邦」(オニノナククニ)について、ゲームの特徴や世界観に関する情報を公開した。

目次
  1. ものがたり
  2. 世界設定
  3. 主人公
  4. 謎の少女と黒衣の騎士
  5. 本作の特徴

本作は「いけにえと雪のセツナ」「LOST SPHEAR」を手掛けたTokyo RPG Factoryが開発を担当するアクションRPG。輪廻転生によって命が繁栄した世界を舞台に、プレイヤーはこの世とあの世を行き来し迷える魂を救う主人公・カガチとなり、“命”の物語を紡いでいく。

発表時の記事でも物語や主人公に関する情報が明かされていたが、今回は改めてそれらの要素を紹介するとともに、新たにゲームの特徴についても紹介していこう。

ものがたり

輪廻転生によって命が繁栄した世界。人々は授かりし命を謳い、来世への祈りを捧げた。

死に対する悲しみは、生者を縛り、死者をためらわせる。すなわち、死を悲しむことは、輪廻転生を妨げる禁忌に他ならない。

だから人々は、その悲しみを笑顔に変えて、死者を送る。

しかし、涙を忘れようとした人の心にも、救いが必要だった。そうして生まれたひとつの役割――人は彼らを、逝ク人守リ(いくともり)と呼んだ。

彷徨える死者の魂「迷イ人(まよいと)」を救済する、いわば、生者と死者、この世とあの世の調停者の役割を担う存在。
逝ク人守リは、迷イ人の未練を断ち、来世へと送る者。生者と死者の想いに触れ、命を尊ぶ者。

これは、ひとりの逝ク人守リ、その命の物語――。

世界設定

輪廻転生の世界

「現シ世(ウツシヨ)」=生者の世界と、「幽リ世(カクリヨ)」=死者の世界が存在し、人は死と転生を繰り返している。輪廻転生は当たり前のものとして認識されており、それを前提とした倫理観が存在する世界が舞台となる。

独自の倫理観

この世界では、悲しみや憎しみといった、強い想いに囚われると輪廻転生の輪から外れてしまうと信じられている。例えば親しい人の死に対し、悲しいという感情は抱くが、輪廻転生の輪から外れることを恐れ、感情を表に出さないよう振る舞うのが一般的。

迷イ人(マヨイト)という存在

禁忌とされる“強い想い”に囚われたがゆえに、死んで肉体から分離した魂が「幽リ世」で実体化した存在。迷イ人になると輪廻転生の輪から外れ、いずれは魔物と化す。魔物化する前に逝ク人守リによって浄化されると、「現シ世」に転生できるようになる。

逝ク人守リ(イクトモリ)

迷イ人を救済、もしくは処理するために作られた邦の戦闘部隊。迷イ人の想いを満たし、輪廻転生の輪に戻すのが役割だが、それが不可能であるとわかった場合は魔物化する前に処理することになる。

鬼ビ人(オニビト)

純粋かつ非常に強い想いを持つ迷イ人は、稀に魔物化せず、鬼ビ人となる。記憶は無くしているが、純粋な想いに基づいた意志と、強大な力を持っている。主人公は幽リ世で鬼ビ人と出会い、その力を借りることで共に戦うことができる。

主人公

カガチ

“輪廻転生を理とするこの邦にとって、
 死は希望でなくてはならない”

輪廻転生の理を体現する若き逝ク人守リ。人の命を来世につなげることこそが、自分の使命であると考えている。ゆえに、任務遂行のためなら、自らの手で他者の命を終わらせることにも躊躇しない。

謎の少女との出会いによって、血の運命に巻き込まれていく。

謎の少女と黒衣の騎士

本作の特徴

対を成す二つの世界

本作には対を成す二つの世界、生者の世界=「現シ世」と死者の世界=「幽リ世」が存在する。現シ世と幽リ世は対の世界ではあるが、完全に同じではない。迷イ人は幽リ世にしか存在しないし、中には地形が異なる場所も存在している。そのため逝ク人守リたちは二つの世界を行き来し、任務を遂行することになる。

暖かな“生”を感じさせる現シ世
冷たい“死”を感じさせる幽リ世

二つの世界で紡がれる“命”の物語

プレイヤーは迷イ人救済のため、現シ世と幽リ世を行き来し、対象が迷イ人となった原因を探り、解決へと導いていく。迷イ人の想いを満たし、輪廻転生の輪に戻すことが逝ク人守リ本来の役割だが、それが不可能であるとわかった時、魔物化を避けるための決断が必要となることもある。

現シ世で不思議な影を発見し、幽リ世へ。そこには少年の迷イ人が…。

鬼ビ人(ジョブ)をリアルタイムで切り替えながら戦うアクションバトル

非常に強い想いを持つ迷イ人は、稀に魔物化せず、鬼ビ人となる。鬼ビ人は記憶は無くしているが、強い想いに基づいた意志と、強大な力を持っている。主人公は幽リ世で鬼ビ人たちと出会い、その力を自らの肉体に憑依させることで、強力な魔物たちと戦う。

鬼ビ人はいわゆるジョブの役割を担っている。鬼ビ人たちは固有の武器と特徴的なスキルを持っているため、憑依させる鬼ビ人によってプレイヤーの立ち回り方も大きく変わってくるのだ。戦況に合わせ、リアルタイムで鬼ビ人を切り替えながら、有利にバトルを進めよう。

鬼ビ人は戦いながら成長していく。
多彩なスキルを習得させ、自分のスタイルに合った鬼ビ人へとカスタマイズしていこう。

刀:攻撃速度・範囲・威力ともに標準的な武器

槍:真正面の敵に対して強力な火力を発揮

斧:攻撃速度は遅いが重い一撃で敵を粉砕

弩:中~遠距離から有利に戦うことが可能

※画面は開発中のものです。

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