人気の楽曲をユニットごとのアプローチで表現した「ブシロード DJ LIVE vol.2」レポート

イベントの開始前から吉田尚記氏によるオープニングDJで盛り上げつつスタートした「ブシロード DJ LIVE vol.2」。そのトップバッターを飾ったのは、今回のスペシャルゲストとして登場が発表されていた平野綾さんだ。「God knows...」、「Lost my music」といった自身が歌唱を担当した楽曲を披露し、会場もクラップで応えていた。

オープニングの演出、そして「BanG Dream!」でおなじみ、RAISE A SUILENのDJ CHU²によるトークを経て登場したのは岩田陽葵さん、加藤里保菜さん、もものはるなさんの3人。「Star Divine」「99 ILLUSION!」「ハイタッチ☆メモリー」「瞬間センチメンタル」「いーあるふぁんくらぶ」「Q＆Aリサイタル！」と人気楽曲の数々を披露し、そして最後の「檄!帝国華撃団」では、おなじみの振り付けと口上も含めたパフォーマンスで場を沸かしていた。

続いては、倉知玲鳳さん、小原莉子さん、夏芽さんの3名が「Don't say lazy」とともに登場。冒頭から倉知さんがショルダーキーボードを携えてきたように、このユニットは楽器を使ったパフォーマンスが特徴的。倉知さんのキーボード、小原さんのギター、夏芽さんのドラムを時折挟みつつ、「Hey-day狂騒曲」、「Scarlet sky」、「SAKURAスキップ」、「Butter-Fly」、「もういちど ルミナス」、「That Is How I Roll!」とノンストップで披露した。

DJとして登場したCHU²改め紡木吏佐さんに、志崎樺音さん、三村遙佳さんを加えた3人が最初に披露したのは「千本桜」。そこから志崎さんつながりで「ONENESS」のパフォーマンスが続き、その後も「ぽっぴん'しゃっふる」、「Happy Happy Party!」、「Neo-Aspect」、「Life Will Change」、「BLACK SHOUT」と、「バンドリ！ ガールズバンドパーティ」に収録されているPoppin'Party、Roseliaの楽曲を次々と繰り出していく。途中で魅せる紡木さんのDJプレイも印象的だ。

4組目となる大塚紗英さん、Raychellさんの組み合わせ。大塚さんが演じる花園たえのキャラクターソング「花園電気ギター!!!」から始まり、「Are you ready to Fight」、「A DECLARATION OF ×××」、「R・I・O・T」、「UNSTOPPABLE」、「B.O.F」、「ティアドロップス」と、Poppin'PartyおよびRAISE A SUILENのハードナンバーを立て続けに披露。楽曲ごとにココだけでしか聴けないボーカル、そして時折交わっていく大塚さんのギターと、パワフルなステージとなった。

最後の組み合わせとなったのは愛美さん、前島亜美さんの2人。前島さんのキュートな歌声が映える「Fantastic future」、愛美さんが力強く歌唱した「空色デイズ」と、それぞれの魅力が表れた2曲から、「ゆら・ゆらRing-Dong-Dance」、「君じゃなきゃダメみたい」、「そばかす」、「セイシュンビギナー!」と、その場ならではのアレンジを交えながら交互に歌い上げていく。そして最後は「ピコっと！パピっと！！ガルパ☆ピコ！！！」で会場のボルテージをMAXにしつつステージを締めくくった。

なお、ライブの最後にはDJをテーマとした新プロジェクト「D4DJ」に関する最新情報も飛び出した。その内容は下記の記事にてチェックしてほしい。

「D4DJ」のアニメ化＆ゲーム化が「ブシロード DJ LIVE vol.2」で発表！

今回、筆者は「ブシロード DJ LIVE」を初めて取材させてもらったが、印象的だったのが単純な盛り上がりの場にするだけでなく、会場を4つのエリアに分けてそれぞれの楽しみ方を提供した点だ。ライブという空間は熱狂しやすい場所ではあるが、それゆえに個人差も出やすく、楽しみ方のベクトルも人それぞれだろう。そうした配慮とともに、これまでにない新鮮なライブパフォーマンスが楽しめるイベントだったのではないだろうか。