「アイドルマスター ミリオンライブ！」6thライブツアー仙台公演DAY1レポート制服、ゴージャス、ガーリー、ミリオン星人！ユニット衣装でそれぞれのドラマを見せた

iOS/Android向けアプリ「アイドルマスター ミリオンライブ！ シアターデイズ」（以下、ミリシタ）が配信中の「ミリオンライブ！」。2016年1月～4月に開催された「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!」以来のツアーとなる今回は、初の単独タイプ別公演。その先陣を切って行われた仙台公演「Angel STATION」には、Angelタイプのアイドルを演じる13人が出演した。

タイプ別であると同時に、今回のツアーでは「ユニット」をフィーチャー。「ミリシタ」内イベントと連動してリリースされてきた「THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION」（以下、MTG）シリーズのうちAngelタイプで構成された4ユニットが登場し、なんとユニット衣装も完全再現。演出やアレンジはCDに収録のドラマに関連したものもあって、見どころ満載の内容となっていた。

開演時間となり、765プロライブ劇場で事務員をしている青羽美咲さんがスクリーンに登場。方言を交えつつ、今回は仙台の放送拠点から「UNI-ON@IR」仙台Angel STATIONという“番組”をお届けする内容であることを告げる。

そして、「Angel STATIONスタート！」の合図でオープニングムービーが流れ、ステージには出演者13人が登場。暗がりの中で、そのシルエットを見たプロデューサー（アイドルマスターのファンの呼称）がざわつきはじめる。ステージにライトが灯され、彼女たちが「ミリシタ」のユニットの衣装姿であるとわかると、大歓声が沸き起こった。

会場が興奮に包まれる中、まずはエンジェルスターズ13人で「Angelic Parade♪」を披露。ユニット衣装に加えて、それぞれのアイドルを模した髪型をしているメンバーも多く、ダンスも完全再現。本当にゲーム内から飛び出してきたような感覚だ。

改めて美咲さんがエンジェルに合わせた黄色の衣装にチェンジして登場。この音楽番組（公演）は彼女が総合司会として進行していくとのことで、ここからは4組のユニットによるパフォーマンスが繰り広げられていった。

最初のユニットは「ピコピコプラネッツ」（田村奈央さん、麻倉ももさん、稲川英里さん、夏川椎菜さん）。衣装自体は先ほども披露したが、暗転したステージに登場した4人の姿に再びどよめきが起こる。

光るぞ、この衣装！！

ゲーム内の衣装も光るギミックはあったが、それをパワーアップさせたカラフルな発光が文字通りステージを彩っていた。

元気いっぱいに「ピコピコIIKO! インベーダー」を披露する4人。IIKOのプロデューサー、いや“幼年期のみんな”からは予習バッチリの完璧なコールが響き、ミリオン星人である彼女たちの「せんのー」によって「せーふく」されていった。「ピピコ！ピコピ！ピココ！ピコピ！」と楽しさ満点で、麻倉さんの「幼年期のみんな～！」の声には「はーい！」の大きな声が。楽しさだけでなく個々の成長ぶりも眼を見張るものがあり、特に田村さんのひなたでありつつ力強い歌声には驚かされた。

MCで牛タンを食べたことが話題となった後、今度は“体操の時間”に。環（稲川さん）による振り付け講座が行われ、高槻やよいの楽曲「スマイル体操」をピコピコ体操バージョンとして披露。子供番組というテーマ、「MTG16」のドラマでやよいが重要な登場人物であることを鑑みると、なんとも見事な選曲だ。しかも、一緒に踊ってくれるお友達として“ジャイアント茜ちゃん人形”も登場して会場を沸かせてくれた。

続いては、輪唱も可愛い「Get lol! Get lol! SONG」。スクリーンには4人をイメージしたカエルが映し出され、メンバーと連動してカエルが歌うという演出も楽しい。この曲はカエルとお家に“帰る”をかけた内容になっているだけに、みんなが可愛さと暖かさに包まれていった。

2番手のユニットは「Cleasky」（角元明日香さん、桐谷蝶々さん）。制服姿の2人によるステージは、お芝居をコンセプトとした演出も秀逸。「虹色letters」では2人がステージの左右にわかれて、それぞれ教室の椅子に座りながら歌唱。手紙を書くエレナと物思いに耽る美也……ミリオン島と東京の2人がお互いのことを想っているようで、ドラマが思い出されて胸が熱くなる。

間奏では手を振って階段を降り、ステージ中央に駆け寄って手を繋ぐ2人。スクリーンにはエレナの瞳のような綺麗な青空が広がり、嬉しそうな表情がとても印象的だった。

続けて、天海春香の楽曲「笑って！」をカバー。これを予想できた人は少なかったと思われるが、この曲の歌詞がCleaskyのドラマとシンクロする部分が多かったのだとか。1番を角元さん、2番を桐谷さんが気持ちを込めて歌い上げ、内容に合わせて傘をさすシーンや手紙を渡すシーンなど、青春の1ページがステージ上で紡がれた。ちなみに、この手紙はCDジャケットでエレナが手にしているのと同じデザインというこだわりだ。

Cleaskyのラストは「想い出はクリアスカイ」を初披露。制服姿のダンサーとともに、さらに青春の甘酸っぱさが広がっていく。「でも本当は会いたいな」の歌詞でステージの左右から振り向いて向かい合うシーンもグッと来るものだった。

今度は、ガーリー全開なユニット「りるきゃん ～3 little candy～」（近藤唯さん、小笠原早紀さん、Machicoさん）。雑誌「りるきゃん」のモデルに選ばれた3人ということで、登場シーンは「ガールズコレクション」として1人ずつポージング。各ユニットの個性や特徴に合わせた仕掛けが盛りだくさんなのは、本当に楽しい。

3人が歌うのは、キュンキュンする可愛さ溢れる「ハルマチ女子」。恋に恋するような乙女心を歌う3人は、可愛さ盛り盛りの歌声を響かせる。色違いのベレー帽や手袋、ファーなどもオシャレで、これまでのユニットとはまた違った雰囲気の可愛さでみんなを虜にしていった。

MCでは、またもや牛タンの話題が。ケータリングで「1人2枚まで」と書かれていたそうだが、しっかり守った人もいれば何枚も食べた人もいて、そんなところにも個性が出ていて面白い。笑いながら話す3人の仲の良さは、本当にりるきゃんの3人のようであり、MCでもシンクロを感じてしまう。

そんな3人がカバーした曲は「Do-Dai」。前奏が流れると驚きの声もあがったが、「デートしてくれますか？」の歌詞やポップでキュートな内容は、りるきゃんにピッタリ。歌っているメンバーはもちろん、歌っていないメンバーの表情やしぐさも可愛くて目を奪われる。

そのままタイトル自体も印象的な「彼氏になってよ。」を披露。キュンキュン度が振り切れんばかりのパフォーマンスは、特にラストの「君の事が好きです」の震えるような声は気持ちがものすごくこもっていて、みんなの心をギュッと掴んでいた。

満を持して最後に登場したユニットは、大人の魅力たっぷりの「4 Luxury」（香里有佐さん、末柄里恵さん、平山笑美さん、高橋未奈美さん）。まずは「RED ZONE」で、赤く染まったステージで熱いパフォーマンスを繰り広げる。リフトアップされた4人の背後のスクリーンでの炎の演出も見どころで、腰の動きもセクシーなダンスなど、目と耳の両方で魅了していった。

ここからは大人の時間とさらに期待感を煽り、続いては内容的にも4 Luxuryにマッチした、三浦あずさの楽曲「9:02pm」をカバー。出だしの平山さんのビブラートをきかせた歌声から、シックでムーディーなメロディに載せて大人の魅力をみせつける4人。ただアダルティなだけでなく、オシャレで包み込む優しさに溢れているのが聴いていて心地いい。スローテンポだからこそ、4人の歌唱力のすごさも実感できた。

さらに、今度は音無小鳥の楽曲「ID:［OL］（セレブレイション！バージョン）」を披露。間奏のセリフは4 Luxuryのドラマに即した内容にアレンジされており、あの4人そのままのセリフや感情表現に笑いも起こる。「私たちの花ざかりなウィークエンドに乾杯！」というセリフも、演出・アレンジの妙がたまらない。

そして4 Luxuryのラストはもちろんこの曲、「花ざかりWeekend✿」だ。ミラーボールが輝き、8人のダンサーとともにノリノリに歌い踊る。階段を降りてくる4人の姿はCDジャケットでレッドカーペットを歩く姿をほうふつとさせ、最後は他のユニットメンバーも総登場して全員で平成最後のウィークエンドを華やかに盛り上げた。

ユニットごとのステージが終わり、ここからはソロ曲やユニットメンバー横断しての楽曲を披露。まずは4thライブでも印象的だった「サンリズム・オーケストラ♪」を香里さん、田村さん、末柄さんの3人で披露。タイトル通りまさに太陽のような明るさいっぱいで、軽快な手拍子で弾ける3人。田村さんの大ジャンプも決まり、みんな楽しさが全身に溢れていた。

ネコ耳をつけた小笠原さんの「プリティ～～～ッ→ニャンニャンッ！」では、ジャイアント茜ちゃんと夢の共演。ジャイアント茜ちゃんもキレキレのダンスをみせてくれた。近藤さんは「教えてlast note…」を感情たっぷりに歌い上げる。「変わりたいんです」という可憐の気持ちが乗り移った近藤さんの歌声には力強さがあり、以前とは本当に変わったと感じられた。

桐谷さんは、アルゼンチンタンゴのリズムにのせて「初恋バタフライ」を披露。ハリのあるサビの声や優雅さも感じられるダンスをみせると、香里さんは「ハミングバード」で広がりのある優しい歌声を響かせる。柔らかな笑顔も素敵で、最後はこれでもかと言わんばかりの気持ちで歌い上げた。

美咲さんの「最終ブロックです」というアナウンスから、ライブはラストスパートに突入。まずは、CD「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER FORWARD」シリーズに登場するユニット「アリエス」の3人（麻倉さん、小笠原さん、稲川さん）が「Sweet Sweet Soul」を披露。ラップパートでは伊達政宗が出てきたり、「AIKANE?」の茜のあいうえお作文ネタが出てきたりと、ユニークなアレンジが加わって楽しさ満点だ。

さらに、海の中で美しい声に気持ちをグッとのせた高橋さんの「水中キャンディ」、環そのものという感じに笑顔で走り回った稲川さんの「BOUNCING♪ SMILE!」、掛け声も可愛い麻倉さんの「夢色トレイン」と続く。ちなみに、「BOUNCING♪ SMILE!」はもともと別の曲の予定だったが、「ミリシタ」に実装されたことを受けて稲川さん本人がリクエストしたそうだ。

「G♡F」はオリジナルメンバーの近藤さんに、高橋さんと桐谷さんという3人で披露。軽快なクラップに新鮮なハーモニーが響き渡った。サビでの足をちょんちょんとするダンスも可愛い。そして、「ジャングル☆パーティー」はMachicoさん、平山さん、角元さん、夏川さんという新鮮なウンババに。曲後に全員がステージに登場すると、ウンババさんと呼ばれた本家・稲川さんがこの新鮮な「ジャングル☆パーティー」の感想を聞かれる場面もあった。

本編ラストはエンジェルスターズ13人による「DIAMOND DAYS」。Aメロはユニットごとにパート分けされており、順番に披露して仲間が集まるのは本当に最高だと感じさせてくれた。

アンコールではこの日のダイジェスト映像が流され、全員がヌーベル・トリコロールの衣装にチェンジして再登場。この衣装はタイプごとに色が違うため、今回のように同じタイプのメンバーだけが揃うのも壮観だ。そして、エンジェルスターズらしいぴゅあぴゅあさで「UNION!!」を披露した。

改めて、メンバーからツアー初日の感想が語られる。ユニット衣装では隠れていたMachicoさんのへそに注目が集まったり、麻倉さんが「幼年期のみんな～！」と呼びかけていたり、緊張よりも楽しさや仲の良さが感じられる挨拶は見ているこちらも嬉しくなる。

最後は全員で「Brand New Theater!」。曲中にある「ウィーアー ミリオンスターズ」の掛け声は「エンジェルスターズ」になっており、それぞれが自由に寄り添ったり抱き合ったりして、最後までステージを楽しんでいた。そして、いつものセリフを披露して、最高の形でツアー初日を締めくくった。

アイドルマスター ミリオンライブ！ シアターデイズ

バンダイナムコエンターテインメント

iOSアプリiOS

• 配信日：2017年6月29日
• 価格：基本無料

iOS版ダウンロード

アイドルマスター ミリオンライブ！ シアターデイズ

バンダイナムコエンターテインメント

AndroidアプリAndroid

• 配信日：2017年6月29日
• 価格：基本無料

Android版ダウンロード

(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。