日本一ソフトウェアは、Nintendo Switch用ソフト「真 流行り神1・2パック」を2019年7月18日に発売すると発表した。価格はパッケージ版、ダウンロード版ともに4,980円(税抜)。
本作のベースとなった「流行り神」シリーズは、都市伝説を具現化したような怪事件の真相を追うホラーサスペンスアドベンチャーゲーム。これまでに「流行り神 警視庁怪異事件ファイル」から「流行り神3 警視庁怪異事件ファイル」までの3作品がリリースされている。
その世界観を引き継ぎ、新しい人物と物語を描いたのが「真 流行り神」シリーズとなる。“真”のシリーズは2作品が発売されており、それらをSwitch用に最適化し、1つのパッケージにしたのが「真 流行り神1・2パック」だ。
ゲームの基本システムはテキストアドベンチャー形式で、主人公の北條紗希となって物語を読み進めていくこととなる。「真 流行り神」はメインストーリーを軸に、選択肢によって異なるストーリーが展開していき、「真 流行り神2」は独立したオムニバス形式で5つのストーリーが楽しめる。
特徴的なシステムとしては「ライアーズアート」と「カリッジポイント」が挙げられる。ライアーズアートは、心理戦を得意とする主人公が相手と1対1で対話を行い、必要な情報を入手するというもの。ライアーズアートが始まると選択肢としてキーワードが出現し、選んだキーワードに沿った言葉を相手に投げかけていく。対話相手の反応や感情はメーターによって確認でき、うまく動揺を誘って情報を引き出せれば相手より優位に捜査を進められるようになるのだ。
もう一方のカリッジポイントは、ストーリーを進めていく中で一部の選択肢を選ぶ際に必要となるもの。主に勇気が試されるような選択肢で必要となり、カリッジポイントを使用しないと見られない展開も存在する。カリッジポイントが必要な選択肢は通常の選択肢でも、ライアーズアートでも出現し、ポイントの所持数が0だと選択できない。使用したポイントはライアーズアートで高評価を得ると復活するので、使用するタイミングを見極めつつも、重要だと思ったら出し惜しみせずに使っていこう。
これらシステムのほかにも、2タイトルそれぞれの登場人物やストーリーの一部、初回予約特典の情報が公開となっているので、順に紹介していこう。
「真 流行り神」
あらすじ
S県C村で殺人事件が発生。遺体で発見された男性は、両目を大きな裁ち鋏で貫かれていた。
「私は、S県C村で発生した殺人事件に関する情報を持っています。」
そう証言したのは、東京地裁で公判中の元大学教授・関本爽二朗。
この事件の情報を持つと話した彼は、特例で身柄をC村分署の留置所に移された。
事件資料を一通り確認した関本は、自信満々に言う。
この事件は都市伝説の怪物「ブラインドマン」の仕業である、と―。
登場人物
北條 紗希(ほうじょう さき) ※名前変更可能
年齢:25歳
職業:S県警C村分署 特殊警ら課 巡査
嫌味のないさっぱりとした性格で人当たりは良く、行動的。使命感が強く人前で弱音を吐くことはないが実は臆病な面もある。“嘘”や“演技”が上手く、心理戦を得意とする。
関本 爽二朗(せきもと そうじろう)
年齢:36歳
職業:民俗学者(殺人容疑で公判中)
民俗学や都市伝説の研究をしていた元大学教授。殺人の容疑で東京拘置所に拘束されていたが公判中に起きたS県C村での殺人事件について「有力な情報をもっている。」と告白したため、この事件に関して主人公たち警察に対し協力、助言をすることになる。
ストーリー
メインストーリーとなる「ブラインドマン編」を軸に、さまざまな都市伝説を題材としたストーリーへ分岐していく。殺人や監禁、サイコ、悪霊、感染、拷問に洗脳…、ありとあらゆる“恐怖”体験が待ち受ける!
「真 流行り神2」
舞台は1作目のメインストーリー「ブラインドマン編」の2年後となる。5つの不可解な事件を追っていくが、ここでは「●●女編」と「半分こ編」の2つを紹介。
「●●女編」あらすじ
「犯人は、トレンチコートを着た長身長髪の女。」
G県では、そんな目撃者の証言が一致する奇妙な事件が多発していた。
第1の被害者は男子小学生。雨の中を引きずりまわされ、撲殺。
第2の被害者はデート中の男女。ベンチの下に潜んだ何者かに女性が足を切りつけられた。
第3の被害者は女子高生。
第4の被害者は夜道を歩いていたカップル。
犯行の手口や凶器はそれぞれ異なるが、いずれの事件も常人には不可能な犯行であった。都市伝説には恨みを抱いた女性が登場する話がいくつか存在するが、もしや。
あらすじ「半分こ編」
1人目の被害者は正中線に沿って、2人目の被害者は胴体を切断され、飾り立てるかのように放置。
どちらも死因は失血死で、生きたままノコギリで丁寧に切断されていた。
さらに犯人は、被害者に致死量には満たない量でトリカブトとダチュラを投与していた。
悪魔を象徴するというトリカブトとダチュラから、
この事件が魔術の儀式になぞらえて行われていると考える一行。
この事件は猟奇殺人鬼による快楽殺人か?
それとも悪魔崇拝のための生贄なのか?
登場人物
北條 紗希(ほうじょう さき) ※名前変更可能
忌まわしい「ブラインドマン事件」以降、S県警の地域課に所属していたが突然の異動命令によりG県警の捜査一課に配属となる。
愛染 刹那(あいぜん せな)
年齢:25歳
職業:G県警察本部刑事部 捜査第一課 巡査
地元生まれ地元育ちの、G県を愛す熱血漢。いかつい外見や言動で課内では孤立しがちだが、被害者の証言がどれだけオカルトめいていても否定せず受け入れる優しさと柔軟さを持つ。課長の命で紗希とコンビとなり捜査を担当することに。
初回予約特典は「サウンドトラック2枚組」
予約購入特典として、「真 流行り神」と「真 流行り神2」のBGMを収録したオリジナルサウンドトラックセレクションが用意されているぞ。
※予約特典には、数に限りがございます。
※特典の情報は製作中のものです。内容が予告無く変更になる場合がございますので、ご了承ください。
※画像はイメージです。