千葉・幕張メッセにて9月12日より開催の「東京ゲームショウ2019」。セガゲームス/アトラスブースで9月13日に行われた、「NEW GUILTY GEAR(仮)」ステージをレポートする。

「GUILTY GEAR」は、2018年に20周年を迎えた対戦格闘ゲームシリーズ。今回発表された新作タイトル「NEW GUILTY GEAR(仮)」は、2014年に発売された「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」以来の完全新作となり、2020年の発売に向け、石渡太輔氏が総監督を務めて制作が進行している。

本ステージでは、そんな「NEW GUILTY GEAR(仮)」の最新情報がアークシステムワークス ギルティギア開発チームのゼネラルディレクター・石渡太輔氏、ディレクター・片野旭氏より発表された。

左から石渡太輔氏、片野旭氏

ステージでは、ラスベガスで開催された世界最大規模の格闘ゲーム大会「EVO2019」において初公開となったティザームービーが改めて公開された。本映像は冒頭とラスト以外は全て開発環境でプレイしたゲーム映像で演出なども加えていないそうだ。本作のクオリティの一端が垣間見えるムービーに仕上がっている。

この映像に登場するソル・バッドガイとカイ・キスクについては、ビジュアルを大きく変更したという。ソルはこれまで出していた肩をジャケットで隠しているし、カイは長髪をばっさりとカットしている。なぜビジュアルが変更されているのか? という部分についてはおいおい語られるそうだ。

映像を見た人のリアクションで大きかったことは、ついにソルが剣にまでベルトを巻き始めたことなのだとか。
ちなみにカイは顔がいいと女性ファンから特に好評だ。

本映像で、格闘ゲームファンが最も注目したのは次々と切り替わるバトルステージではないだろうか? 格闘ゲームは同じフィールドで戦い続けることが多くあるが、本作ではステージの端などから相手を吹き飛ばし、そのままバトルが継続するシステムになっているとのこと。背景のこだわりも凄く、ステージの切り替わりの表現やギミックなどもポイントだ。

カメラワークにもこだわりがあるようで、特にシームレスな表現が本作の特徴となる。必殺技などを発動するときカットインが入って画面が切り替わる……というのはよく見る表現だが、本作ではあえてそれを行っていない。バトル中の画面がそのまま必殺技のシーンとなり、背景やシチュエーションもそのまま映像に反映することで世界を表現しているそうだ。

こちらの画像はカイの表情の差分。12枚の画像はわずか0.5秒という短い時間での変化だという。デザイナーが1枚1枚、表情を作っており、開発チームではこれを「3D作画」と呼んでいるそう。アニメなどよりも細かいのだとか。

そして最後に登場した謎の新キャラクター。「NEW GUILTY GEAR(仮)」で、既存のキャラクターの変化はソルとカイでみせることができたので、新しい部分ということで映像にてお目見えとなった。詳細はまだ明かすことができないそうで、そもそも映像でも、最初はシルエットだけの登場にとどめておく予定だったそうだ。

本作は2020年に発売予定とのことで明らかになっていないことがまだまだ多いが、「ARCREVO America 2019」にて最速試遊出展が行われることが決定している。

また、先日開設された公式Twitterでは開設記念キャンペーンが実施中だ。フォロー&リツイートで石渡氏のサイン入りPS4 Proなどが当たる。

そしてステージの最後にはサプライズとして第2弾トレーラー「New GUILTY GEAR Sol and Ky Trailer - TGS2019」が公開。ソルやカイのアクション映像に加えて、「ギルティギア」シリーズで乱入する際の文言としてお馴染みの「HERE COMES DAREDEVIL」と共に「メイ」の参戦が発表。石渡氏は、「短い映像の中に凄い量の情報が詰め込まれているので、何度も見直して欲しい」とコメントした。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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