千葉・幕張メッセにて9月12日より開催の「東京ゲームショウ2019」。9月13日に行われた「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」のメディア向けセッションをレポートする。
2019年10月25日に発売予定の「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」。「モダン・ウォーフェア」の名を冠したタイトルの登場は8年ぶりで、新作を望むユーザーからの声も非常に多かったという。それだけに開発陣の本作への思いは非常に強く、プロデューサーのDino Verano氏は「ユーザーの期待をはるかに超えるものを作るべく鋭意開発中です」と意気込みを述べた。
今回のセッションでは本作の軸となる3つのモード「キャンペーン」、「マルチプレイヤー」、「協力プレイ」の見どころが紹介された。
最初に紹介されたのはシングルでプレイする「キャンペーン」モードだ。今作では「モダン・ウォーフェア」の物語を再構築し、現在の世界に再登場させたと Verano氏は語る。
実際、キャンペーンの内容の一部が動画で紹介されたのだが、その内容はかなり壮絶だった。テロリストのアジトと思われる民家に特殊チームが突入するというもので、建物の内部に侵入するや屋内の電灯を破壊して暗視ゴーグルを装着。暗闇に目が慣れていない敵の機先を制し、次々に無力化していく。
その戦闘はリアリティあふれると同時に凄惨かつ無慈悲で、近年の国際情勢を背景に戦争の現実を真正面から見据えた奥の深いハードな内容となっている。
続いて、「マルチプレイヤー」の内容が語られた。今作におけるマルチプレイの目標は「究極のマルチプレイヤー空間を作り、「コール・オブ・デューティ」のプレイヤーコミュニティをひとつにすること」とVerano氏はアピール。「ただ照準を合わせて撃つというのでなく、ちゃんと戦術を考え、マップの構造をくまなく知ることでリワードを得られるようにしたい」、「誰にでも手に取ってもらえるような敷居の低いものにしつつ、シリーズのファンにも何百時間と遊んでもらえるようなものにしたい」と理想を述べた。
今回もさまざまな種類の対戦が用意されているとのことだが、特に注目すべきは2対2で戦う新モード「ガンファイト」だ。これはかなり早いペースで戦いが展開していくそうで、開発陣も非常に楽しんでいるという。Verano氏によるとeスポーツ的な要素が強く、高い競技性を有しているそうなので、eスポーツプレイヤー向けと言えそうだ。また、多くのマップに暗視ゴーグルなどを使用して戦う夜間バージョンが存在するそうで、そちらも楽しみにしたい。
「モダン・ウォーフェア3」以来の登場となる協力モード「スペシャルオプス」では、キャンペーンモードの延長線上のストーリーが展開。最大3人での同時プレイが可能で、アンロックできる装備も存在しており、入手した装備はマルチプレイヤーモードでも使用可能になっているという。また、マップはシングルプレイのキャンペーンモードとは異なる独自ものを用意するとのことだ。
Verano氏いわく、本作ではストーリーや武器、装備など、さまざまな要素がゲーム全体で統一されており、すべてのモードが「繋がっている」と感じられるようになっているそうで、そこが本作の最大の魅力と言えそうだ。また、すべての武器とアタッチメントは、ゲーム内でゲームをプレイすることで入手する方法を用意するとのこと。ルートボックスに武器は含まれないようなのでファンは安心だ。
ちなみに、本作はPS4でのマルチプレイオープンベータが日本時間の9月13日より開始されている。PS Plusに加入していなくても参加可能とのことなので、どのような内容になっているのか、このオープンベータで確認してみよう。
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