12月5日より上演される「テイルズ オブ」シリーズの舞台化作品「テイルズ オブ ザ ステージ –光と影の正義–」。今回、その稽古場レポートが公開となった。
俳優陣による芝居や殺陣、ダンス、アクロバットなどの演出を取り入れたエンターテインメントショーである本シリーズ。シリーズ第3作目となる本作は、シリーズ屈指の人気作「テイルズ オブ ヴェスペリア」を原作に、ユーリ・ローウェルとフレン・シーフォを主人公とした壮大な物語を描く。
広々とした稽古場に入ると、キャストたちはストレッチをしたり、筋トレをしたり、セリフを暗唱したりと、各々が稽古に向けた準備を行なっていた。立ち位置の確認を終えると、稽古がスタート。この日は、オープニングテーマソングの「鐘を鳴らして」、カプワノール・ラゴウ邸のシーン、帝都ザーフィアス・騎士団本部のシーン、ケーブモック大森林のシーンそして、帝都ザーフィアス・貴族街の泥棒追跡シーンの5シーンが公開された。
オープニングは、テーマソング「鐘を鳴らして」をバックに、キャストたちがダンスでそれぞれのキャラクターを紹介するナンバー。激しいダンスを一糸乱れずに踊る姿に、技術力の高さを感じられる。続く、ラゴウ邸のシーンでは、町民を苦しめるラゴウ、そしてその真相を突き止めるために向かったユーリ・ローウェルたちによるアクロバットやダンスを混ぜながらのバトルが展開する。このアクロバットやダンスを取り入れながらの殺陣は、本シリーズの特徴であり、見どころの一つでもある。
一変して、騎士団本部のシーンではフレン・シーフォを中心とした芝居パートをじっくりと見せた。さらに、ケーブモック大森林のシーンでは、魔物に対峙するユーリたちが描かれる。アクロバットと殺陣で見せるド迫力のシーンだが、本番ではさらにプロジェクションマッピングも加わるそうで、どのような形に仕上がるのか期待も高まる。貴族街は、ユーリたちが泥棒を追跡する姿をダンスで見せるシーン。いずれも流れるようにダンスやアクロバット、殺陣が続き、迫力満点。一秒たりとも見逃せないステージとなりそうだ。
稽古後の囲み取材には、ユーリ・ローウェル役の吉澤翼とフレン・シーフォ役の加藤将が出席した。吉澤は「ユーリとフレンの友情を描いた作品です。そして、ユーリもほかの登場人物たちもみんなが成長していく物語です」と本作を紹介すると、ユーリというキャラクターについては「困っている人を見捨てられない人で、自分よりも相手のことを考えるのが魅力的なキャラクター」と分析。
一方、加藤は「人間ドラマがぎっしり詰まっているのがこの作品です。舞台で生身の人間が演じるからこそ、人間ドラマがさらに濃いものになると思います」とアピール。フレンについては「騎士という職業柄、(心にも)鎧を着ています。だからこそ、相手に伝えたいことも伝えられないこともある。でも、それでも騎士団にいて世の中を変えていくことを選んだ。(劇中で)解放されて、鎧が剥がれる瞬間もあるので、そこが見どころ。ユーリとはまた違う人間味がある人物だと思います」と語った。
最後に吉澤は「1日1日の稽古を大切にして、全力で稽古をして、お客様にこの世界をしっかりとお届けしたいと思います。もう一回、観たいと思ってもらえるように頑張ります」と意気込み、加藤も「アクションシーンもダンスシーンも目がいくらあっても足りないと思うので、1回だけじゃなく何回も観て欲しい作品です。舞台のファン、僕たちキャストのファン、そして原作のファン、皆さんに愛される作品をカンパニー全員で作っていきたいと思います」と力を込めた。
文、写真=嶋田真己
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