文化放送エクステンドがおくるNintendo Switch/スマートフォン向けアドベンチャーゲーム「BUSTAFELLOWS」特集の第12回では、発売記念イベントのレポートをお届けします!
文化放送エクステンドがおくるNintendo Switch/スマートフォン向けアドベンチャーゲーム「BUSTAFELLOWS」。「あざやかな悪に染まるアドベンチャーゲーム」と題した本作では、アメリカ東海岸にある架空の大都市「ニューシーグ」を舞台にさまざまな犯罪や事件に立ち向かいます。Gamerだけの情報も満載の「バスタフェ特集」第12回では、2020年2月8日にアニメイト池袋本店で開催された発売記念イベントについてレポートします。ゲームのネタバレありのイベントでしたが、ここではネタバレに触れていないのでプレイ中・未プレイの方もお楽しみください!
リンボ&スケアクロウの朗読劇からスタート!
本イベントの登壇者は、リンボ役・KENNさん、スケアクロウ役・白井悠介さんの2人。まずはリンボとスケアクロウが影ナレで登場し、軽快なトークで注意事項をファンに伝えていきます。スマートで手慣れた語り口のリンボに対し、スケアクロウは「そういう言い方がモテそうでいけ好かない!」と嫉妬心をむき出しに。じゃあ厳しく……とニューシーグ州法を持ち出して脅しをかけるようなジョークも様になっており、ますますリンボの格好良さが際立つものとなりました。
そのままステージにKENNさん、白井さんが現れ、朗読劇がスタート。いつものようにスケアクロウの邸宅でくつろぐ2人。話題はまもなく始まるテレビ番組「フライデー・ナイト・ライブ」の特集からゲームについてへと発展していきます。なかなか時間が取れずにゲームを積んでいると語るリンボに、「リンボもガチゲーやるんだ?」とスケアクロウは驚きつつも食いつきます。実はカジュアルなアプリゲームだけでなく、RPGやFPS(※ファーストパーソン・シューター/一人称視点のシューティングゲーム)もやり込んでいるというリンボ。そのこだわりのプレイスタイルを聞くと、スケアクロウは「分かるオブ分かる!」と激しく同意。大好きなゲームの話題にテンションが上がって早口になるスケアクロウでしたが、「いつもはよく噛むのに」とリンボにからかわれてしまったり。
たまには皆で一緒にゲームをしようと提案するスケアクロウにリンボも賛成。スケアクロウは再び大好きなゲームについてテンションが上がって早口になりマシンガントークを繰り広げます。一方、ヘルベチカは付き合いで遊ぶことはあっても、あまりゲームをするタイプではないとリンボ。「子どもの頃にゲームを遊ぶ習慣がなかったため、面白さが分からない」とリンボに語ったことがあるそうです。
逆にゲームしか遊ぶ習慣がなかったため、アウトドアの面白さが分からないとこぼすスケアクロウ。ならばとリンボは「スノーボード」「スキー」「サーフィン」「釣り」といったアウトドアを一緒に楽しもうと提案しますが、スケアクロウは寒い、泳げない、船酔いしやすいなど乗り気にはなれません。それなら旅行はほかのメンバーと行くから、インドア派のスケアクロウには留守番を頼むと言い放つリンボ。慌てたスケアクロウはリンボに自分も誘ってほしいと懇願し、リンボは「最初からそう言えばいいのに」と笑います。
ネタバレありの個別エピソード紹介&制作陣が明かす裏話も
朗読劇でいよいよテレビ番組「フライデー・ナイト・ライブ」の始まり! スクリーンに番組のタイトルロゴムービーが流れたところで、改めてKENNさんと白井さんがファンに挨拶をします。さっそくKENNさんが「クロちゃんが大好き! 可愛い!」と宣言すると、白井さんは楽屋でもそんな話はなかったとびっくり。KENNさんはさらに椅子が2回転する登場シーンがずるいと続け、最初から気になっていたとスケアクロウへの想いを語ってくれました。
最初のコーナーは「BUSTAFELLOWSシークレットファイル」と題し、ネタバレ満載のトークを展開。まずはリンボの個別エピソードで語られた、友人であるナヴィードとの確執に迫っていきます。KENNさんは収録中にどちらの気持ちも分かると思ったそう。それぞれの価値観によって正義の在り方が変わってしまうため、ストーリーが進むにつれ「何が正義かは俺が決める」というリンボのセリフが重く感じられたと振り返ります。リンボと主人公の関係性の変化とともに、リンボの考え方も変わっていった点にも触れていました。
ファンから寄せられたコメントにはBAD ENDの辛さを訴えるものも多かったそうで、会場にはそのシチュエーションを象徴するBGMが流れました。この演出に関してKENNさんは非常に切なく、難しい収録だったと明かしてくれました。このほか、リンボに対する余裕や安心感、飄々とした明るさ、主人公に対するスマートな反応などに恋してしまったというユーザーの声も。そんな“スパダリ感”に溢れるリンボですが、姉のヴァレリーには頭が上がらないといったギャップも。ここが可愛いと感じるファンも多く、KENNさんもバランスをよく考えて演じたとのこと。主人公へ愛を語る際の洗練された言葉選びが印象に残ったという話題には、KENNさん自身もこうしたタイプのキャラクターは演じることが少なく、とてもスタイリッシュだったと話してくれました。
一方、白井さんはスケアクロウに関し、元気な末っ子タイプのお調子者なので、収録は自然体で行えたと語ってくれました。スケアクロウは焦って言葉を噛んでしまうなどオーバーなリアクションが楽しく、愛嬌のあるキャラクターで演じやすかったとか。そんなスケアクロウですが、個別エピソードの冒頭は衝撃的なシーンから始まります。KENNさんも白井さんもこれには驚いた様子で、それもスケアクロウの過去の重さを感じさせるものだと話していました。
そうしたギャップや二面性にじっくり触れつつ、話題はBAD ENDへと移りますが、その結末について言葉を失った2人が黙り込んでしまう瞬間も。ファンからは個別エピソードのさまざまなシーンが思い出深かったと寄せられましたが、妙に「友達でいてほしい」という愛のあるコメントも目立ち、会場が笑いに包まれました。
驚きの事実が明かされる物語のエピローグでは、ここで感じられたキャラクターの芯の強さなどに触れていくKENNさん。「何かあるとは感じていたけれど、こんなことになるとは……」といった様子で、しみじみと思いを馳せます。ファンからも強く感情を揺さぶられたコメントが集まり、言葉にできない想いをどうにか形にして届けてくれたユーザーの声が多く紹介されました。
さらに各エピソードや物語のエピローグに込められた想いをはじめ、本編の制作秘話など制作陣からの話も紹介されました。実はとあるキャラクター達は本編よりもずっと前に出会っていたことが分かるシーンがある、パッケージイラストに隠された秘密、イベントCGの細部に込められた想い……細かい部分へのこだわりが明かされました。
ラジオの人気コーナーが再び!
続いて、KENNさんが2019年10月にパーソナリティを務めた「超!A&G+マンスリースペシャル KENN's BUSTAFELLOWS RADIO」の人気コーナー「行列のできるフィッツジェラルド法律事務所」へ。会場内のファンから寄せられた法律相談を、悪徳弁護士・リンボ役のKENNさんが華麗な弁護で無罪へ導いていきます。今回は裏社会のボス・スケアクロウも法律相談に挑戦!?
「子どもの頃、半分こする際にわざと弟へ少ないほうを渡していた」という相談には、お姉さんというのは見えないところで弟のために我慢していた部分もあるはずだから仕方ない、と言うKENNさんの弁護。しかし相談用紙には「姉として当然の権利」とも書かれていたので、「そもそもこの人は罪だと思っていないのでは?」というツッコミに笑いが起こる場面も。白井さんは、こうした些細なところから社会の上下関係を学んでいくのではとフォローしました。
ここで、KENNさんから白井さんへの相談が。KENNさんは、フライドポテトをテイクアウトした時、冷めないよう袋ごとジャケットの内側に抱えて帰ったそうなのですが、大事に抱えているうちに愛着が湧いてしまったというエピソードを話してくれました。しかし、帰宅後には結局冷めてしまっていたフライドポテト……、どうすればよかったかという悩みが白井さんにぶつけられました。「やっぱりフライドポテトは揚げたてを店内で食べてください」という結論に……これは無罪、なのでしょうか?
続いては「KENN's BUSTAFELLOWS RADIO」の人気コーナー「バスタブェ」へ。「BUSTAFELLOWS」の略称「バスタフェ」をもじったコーナー「バスタブェ」は、お風呂、つまりバスタブに入っているような雰囲気で様々なセリフを言っていきます。KENNさん、白井さんは会場から寄せられた様々なセリフを紹介。聞いているこちらが思わず赤面してしまうようなセリフの際、KENNさんが語っている途中でお風呂の効果音が見事に重なってしまい会場が爆笑の渦に包まれる場面も。
そして最後は、スケアクロウプロデュースのコーナー「裏社会の格付けランキング」が始まります。スケアクロウは超がつく金持ち、リンボも実は名家の出身でまあまあ金持ち、この2人なら質の良い高級なものは絶対に分かるはず!ということで、「どれが最高級品か」を当てていくことに。
まずは味覚チェック。100g1万円の最高級肉シャトーブリアンが登場。これは簡単そうだと語るKENNさんと白井さんでしたが、目隠しをして試食をすると「どれも美味しい!」と迷い始める2人。3種類の肉を食べる2人は「さっきと同じ味がする!?」と混乱しつつも、ここはKENNさんが正解! 白井さんは正解の肉と悩んだことを思い出して悔しそうにしていました。
2問目は審美眼チェック……と白井さんが紹介している横で、残った高級肉をこっそり食べていたKENNさんに会場が大笑いする場面も。当てるのは58万円の最高等級エクセレントカットダイヤモンドで、残りの2つは1個1000円のジルコニアとなります。白井さんが感嘆の声を上げながらじっくりと見つめるその挙動が独特で、会場のファンは笑いが抑えきれません。KENNさんは3つのネックレスを見て瞬時に答えを決め、ここでもしっかりと正解。ファンから大きな拍手がおくられます。一方の白井さんは第2問も残念ながら不正解。
最後は嗅覚チェックで、高級コーヒー豆を嗅ぎ分けるというもの。100g300円のリーズナブルなコーヒー豆、100g500円の有名コーヒーチェーン店のコーヒー豆、象の糞から作られる100g3万円の最高級コーヒー豆『ブラックアイボリー」がステージに並ぶと、その価格の差に会場から大きなどよめきが。コーヒーが好きだというKENNさんですが、匂いを嗅いでみると悩ましげな様子。白井さんは勘だと豪語しつつ、ついに初正解! 残念ながらKENNさんは不正解を選んでしまいました。
3問のうち、2問正解したKENNさんは「普通声優」、1問しか正解できなかった白井さんは「(白井悠介さんの)そっくりさん声優」という結果に……!?
朗読劇、ネタバレトーク、バラエティコーナーと、盛りだくさんの内容のイベントも終演が近づき、最後は「BUSTAFELLOWS」の今後に向けての意欲を話してくれました。KENNさんと白井さんの2人で息の合った「あざやかな悪に染まれ」のコールでイベントを締めくくりました。
イベント会場でも告知されましたが、「BUSTAFELLOWS」は新情報が続々届いています! 背面までプリントされたビッグサイズの両面“悪”リルスタンドは3月14日に発売予定、3月21日~22日に東京ビッグサイトで開催される「Anime Japan 2020」ではウサ耳がデザインされた新作グッズが登場するようです。今後の展開は公式Twitterや公式サイトで随時発表となるそうなので、忘れずにチェックしてください!