角川ゲームスより2020年7月30日発売予定のミステリーアドベンチャー「Root Film(ルートフィルム)」。いよいよ発売間近となった、この注目作のプレイインプレッションをお届けしよう。

「Root Film(ルートフィルム)」は2016年に発売された「√Letter ルートレター」に続く、角川ゲームミステリーの最新作だ。前作と同じく島根を舞台にしていて、八雲凛太朗とリホというふたりの主人公が、次々に起こる不可解な事件の謎に挑んでいく。「√Letter ルートレター」とのストーリーの繋がりはないので、今作が初めてという人でもバッチリ楽しむことができる。

「クロックタワー」シリーズや「御神楽少女探偵団」シリーズなどを手がけたことで知られる
河野一二三氏がシナリオとディレクターを担当。

まずは主人公とストーリーを簡単に紹介しておこう。八雲凛太朗は新進気鋭の映像作家で、10年前にお蔵入りになったというミステリードラマの監督のひとりに抜擢される。しかし、その作品に関わったことから、八雲はさまざまな事件に巻き込まれていくことになる。

もうひとりの主人公・リホは新人女優で撮影のために島根に来ていたのだが、彼女もまた行く先々でさまざまな事件に遭遇。持ち前の好奇心の強さを活かして、不可解な謎を解き明かしていくのだ。

主人公の八雲凛太朗。「八雲映像」という小さな個人事務所を運営する貧乏映像作家だ。
もうひとりの主人公・リホ。売り出し中の新人女優で本格ミステリー好き。

ストーリーは章立てになっていて、まず八雲が主人公となる「八雲編」のストーリー1がスタート。これをクリアすると、リホが主人公となる「リホ編」のストーリー1がプレイできるようになる。「八雲編」と「リホ編」は交互に進めてもいいし、どちらかのストーリーを続けてプレイすることも可能。どのように進めるかは、ある程度プレイヤーの自由になっている。

このように「八雲編」と「リホ編」は、それぞれ独立した形になっているのだが、ゲームを進めていくと、ふたりの物語に繋がりがあることが見えてくるのだ。個々のストーリーの謎解きもさることながら、「八雲編とリホ編はどのような形で関わり合うのか」という点も大きな見どころと言えるだろう。

登場人物の情報をチェックする、一度読んだ部分を再確認するなどの便利な機能も搭載されている。

シナリオはどれもサスペンス感があって見ごたえ十分。「八雲編」のストーリー1はチュートリアル的なもので内容も軽めだが、以降のストーリーはどれもボリュームがあって、二転三転するスリリングな展開を楽しめる。遺体の発見シーンなど「ギョッ」とする場面もけっこうあるので、ミステリー好きにはたまらないのではないだろうか。

緊迫のシーンの合間に展開されるキャラクター同士の掛け合いも面白い。「八雲編」ではアシスタントの曲愛音やアイドルの天方一葉らと行動をともにするのだが、彼らとの軽妙な会話は見ていて楽しく、いい意味でサスペンスの緊張感をほぐしてくれる。それは「リホ編」も同じで、こちらはマネージャーの真鍋祥子が頼れる相棒としてリホにつき合ってくれる。こうした脇を固めるキャラクターたちとのやり取りも、ぜひ注目してほしいところだ。

各ストーリーをクリアすると、その時点で毎回エンディングが見られるのもユニーク。たとえば「八雲編」のストーリー1をクリアすると本作の主題歌をバックに、そのストーリーのキャストや担当スタッフなどがクレジットされたエンドロールが流れるのだ。かなり本格的なもので、1話完結の連続推理ドラマを見ているような気分になれることだろう。

ストーリーをクリアするごとに、このようなエンディングが流れるのだ。

気になるシステムだが、オーソドックスなアドベンチャーで、犯行現場を調査したり、関係者の証言を聞いたりすることで物語は進んでいく。そして、事件の手がかりをすべて集めたら解決編に移行。集めた手がかりをもとに謎を解き明かしていくのだ。

操作パートでは調べられる箇所がカメラのフレームのように表示。これらを選択することで、あやしい場所を調査したり、気になる人物に声をかけたりすることができる。選択できるのはフレームで表示される箇所だけなので、重要なポイントを見落とす心配はない。事件と無関係な箇所を調べた場合も、キャラ同士のコミカルなやり取りを楽しめたりするので、いろいろチェックしてみるといい。

そして、捜査の武器になるのが、凛太朗とリホが持つ「共感覚」という特殊能力。事件のキーワードとなる言葉を聞くと、その言葉が脳裏に浮かび上がって記憶されるというもので、これらのキーワードを駆使して犯人を追いつめていくのだ。

調べられる箇所はこのように表示される。映像をテーマにしたゲームらしいシステムだ。
これが「共感覚」システム。必要なワードをすべて入手しないと解決編には進めないので聞き逃す心配はなしだ。

そして事件に関係する人物と対決する場面では「マックスモード」が発動。「共感覚」で集めたキーワードをもとに相手を問い詰めていくモードで、適切なワードを選ぶことで相手の証言の矛盾を指摘したり、事件の核心を突いたりすることができる。

画面の上部にはバーが表示されていて、正しいキーワードで相手を追いつめていき、右側の「真相解明」までバーが到達したら、こちらの勝利。逆に、間違ったキーワードを選び続けると、左側の「未解決」にバーが到達してゲームオーバーになる。

ミステリーアドベンチャーではおなじみのシステムで、いたってシンプルなので推理ゲーム好きならサクサク進められる。とくに序盤は難易度が低めになっているので、このテのゲームにあまりなじみがない人でも、ほとんど詰まることはないはずだ。

こちらがマックスモード。解決編での犯人との対決だけではなく、
手がかりを持つ人物から情報を引き出すときにも発生する。

このマックスモードで、とくに面白いのが互いの表情の変化だ。相手を追いつめていくときの凛太朗やリホの表情はとにかくイキイキしていて、なかでも凛太朗の笑みを浮かべた顔は挑発的で不敵のひとことだ。逆に、相手側はどんどん焦っていき、最後にはがく然としたり、観念した表情になったりする。ネタバレになってしまうので、残念ながら相手側の表情はお見せできないが、こられの顔芸は見ていて楽しく、主人公と相手側の対決を大いに盛り上げてくれる。

相手を問い詰めるときの凛太朗のドヤ顔はちょっと悪魔的だ。

最後に物語の舞台となっている島根について触れておこう。本作には宍道湖、松江城、美保神社、普門院、津和野などなど、数多くの島根の観光スポットが実名で登場。これらの名所や旧跡をあちこち回りながら探索していくのも楽しく、本当に島根を旅している気分を味わえる。ポップな色彩で描かれた名所の映像も見応えがあり、実際に島根に行って実物と見比べたくなることだろう。

また、島根県の観光キャラクター・しまねっこや島根出身のお笑いタレント・ネゴシックスさんも登場。とことん島根づくしなので、こちらも大いに楽しんでほしい。

島根のご当地グルメなども登場。島根の魅力をとことん満喫できる。
突然、ネゴシックスさんが現れてご当地クイズを出してきたりする。

Root Film

角川ゲームス

PS4パッケージ

  • 発売日:2020年7月30日
  • 価格:6,800円(税抜)
  • 17歳以上対象
Root Film

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  • 価格:6,800円(税抜)
  • 17歳以上対象
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  • 発売日:2020年7月30日
  • 価格:6,800円(税抜)
  • 17歳以上対象
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(C)2020 KADOKAWA GAMES

※画面は開発中のものです。

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