「真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER」個性的なキャラクターやシンプルかつスリリングなバトルなどを紹介！

現代社会にも通じるメッセージ性。この空白の時代に生きる我々の心に突き刺さる台詞に満ちた物語。

「東京が死んで、僕が生まれた」

200X年、東京。その日は、これからも続くありふれた日常の一片に過ぎないはずであった。主人公は、都内の高校に通う普通の少年。クラスメイトの新田勇、橘千晶と共ともに、入院する担任教師の高尾祐子を見舞うため、新宿にある病院を訪れた。

不気味なほど人の気配が無く、異様な静寂が横たわる病院内で祐子を探すうち、少年は、面妖な装置の前に座す謎の男・氷川とはち合わせ、命の危険を覚える。その氷川を制止し、少年を守ったのは祐子だった。祐子は、悲しげな表情でこう告げる。

間もなく、この世界は混沌に沈むの。
それが「受胎」……
人がかつて経験したことのない世界の転生よ。

世界に終末をもたらす「東京受胎」。突然起こったその大異変に巻き込まれ、主人公、勇、千晶たちは散り散りになってしまう。東京受胎により、日本の首都は、謎の光を中心として地平が内球状にひしゃげた異界へと姿を変えた。そこは、神話・伝承上の存在、「悪魔」の住まう世界だった。

意識を失った少年はその眠りの中、謎の金髪の子どもと老婆から、これからを生き延びるための力、「マガタマ」を授かる。ほどなく病院の一室で独り目覚めた時、少年の身体は「悪魔」として新生していた。少年は、変わり果てた“トウキョウ”で、変わり果てた己の身を戦いの旅路へと投じ、「新世界創造」の選択と葛藤の物語を紡いでいく。

キャラクター

主人公（CV：榎木淳弥）

悪魔の力を得、人の心を持つ少年

東京都内の高校に通う普通の少年。「マガタマ」を授かったことで、「人修羅（ひとしゅら）」と呼ばれる悪魔となる。自身の思想「コトワリ」を持たない特殊な身として、悪魔の仲魔を使役しながら、何のために世界は変わり、自分は悪魔になったのか、その答えを掴むべく、トウキョウで戦う。

	東京受胎後は、悪魔化し、 うなじから生えたツノのような突起や、 全身を走る発光した文様など、 その様相も異形のものと化した

新田勇（CV：江口拓也）

「もうすぐ新しい世界がやってくるんだ。誰も干渉しあわない、新しい幸せの世界がね…」

主人公のクラスメイト。日々を楽しく過ごすことに流されがちな性格。お調子者。他人をあてにしがちで、周囲に流されやすい。東京受胎を生き延びるが、悪魔に囚われるなど翻弄され、救いのない状況に絶望する。ここでは誰も助けてくれないと、次第に自らのコトワリを持つようになる。

橘千晶（CV：上田麗奈）

「弱いものは乱し、惑わすの。自分では何もできないから」

主人公のクラスメイト。プライドが高く勝気な性格の、名家に生まれたお嬢様。当初は変容した世界に戸惑いを見せるものの、やがて自分の力で生き抜く決心を固める。弱肉強食の世界で力をつけるうち、選民的思想を強めるようになり、自身のコトワリを持ち始める。

氷川（CV：小野大輔）

「神の導きにて、我は創らん。新たなる世界を。静寂なる王国を」

通信大手サイバース・コミュニケーション社のチーフ・テクニカル・オフィサー。究極の真理を求め、悪魔さえも拝むカルト教団「ガイア教」の幹部でもある。

愚かな争いを続けるこの世界に失望し、この世に終末が訪れると予言した書物「ミロク経典」に基づき、東京受胎を引き起こす一因を作った張本人。冷静、かつ冷酷な性格。人間の欲望や感情を排除した、世界を静寂で浄化するコトワリを掲げる。

高尾祐子（CV：三森すずこ）

「私には世界を創る責任があるわ」

主人公と勇、千晶の担任教師。知識の詰め込みよりも「人としての教育」を重視し、生徒たちから人気がある。「創世の巫女」として氷川に協力し東京受胎を引き起こす一因を担うが、受胎後は自らのコトワリを見いだせず、深く苦悩する。

聖丈二（CV：前田剛）

「この世界じゃガセネタもよくあることだ。違ってたら、笑って許せや」

オカルト系雑誌のライター。「ヒジリ」というペンネームで活動している。ジャーナリストらしく好奇心が旺盛で、自分に正直な性格。ガイア教団が絡む代々木公園の暴動事件を取材中、主人公の少年と出会い、自らが記者として参加するオカルト雑誌「月刊 妖（アヤカシ）」を手渡す。

東京受胎発生後もジャーナリスト魂を失わず、様々なことを調べ、主人公の手助けをしてくれる。

金髪の子ども（CV：伊瀬茉莉也）、老婆（CV：久保田民絵）

「悪魔の力を宿せし禍なる魂“マガタマ”。これで貴方は悪魔となったのです」

人ならざる雰囲気を持つ謎めいた喪服の二人。主人公に「マガタマ」を植え付け、悪魔へ変えてしまう。老婆に「坊ちゃま」と呼称される金髪の子どもからは、どこか格式の高さがうかがえる。受胎後のトウキョウでは、何度も主人公の前に現れるが、その正体や目的はしばらくの間、不明である。

葛葉ライドウ（CV：杉田智和）、ゴウト（CV：中田譲治）

「悪魔と神の争い……。とんだ厄介事に巻き込まれたようだな。帝都の将来のため、我らがヤタガラスの力、とくと見せてやるぞ」

突如主人公の前に現れ戦いを挑んでくる、寡黙な少年としゃべる黒猫。古風な身なりであり、トウキョウを「帝都に似ている」と評する。悪魔召喚師（ルビ：デビルサマナー）を名乗り、主人公とは違う術式で悪魔を仲魔として使役する。とある「依頼」で主人公の様子を探りにきたと語るが、その目的は…？

過酷な戦いを生き残れ！

ボルテクス界で主人公の行く手を阻む悪魔たち。鍛え、成長し、強力な悪魔に対抗せよ！

プレスターンバトル

「ペルソナ5」にもその派生システムが受け継がれている、アトラス作品のバトルシステムの原点ともいえるプレスターンバトルシステム。

プレスターンバトルの最大のポイントは「相手の弱点を突く」というとてもシンプルなもの。弱点を突くと、右上のプレスターンアイコンが光り、行動回数が1回増える。上手く弱点を突いていければ、敵にターンを回すことなく一方的にこちらが行動でき、一気に敵を蹴散らすことが可能だ。

ただし敵側も同条件で戦うので、ひとつの選択で有利不利が大きく変化するため要注意だ。

マガタマ

主人公は、体内に取り込む「マガタマ」を変更することで、パラメータボーナスや弱点をカバーするためにとても重要な防御耐性など様々な力を得ることができる。また、各マガタマは育てることでより強力なスキルを覚えていく。たくさんのマガタマを入手、成長させ、トウキョウの苛烈な戦いを生き抜こう。

悪魔を仲魔にせよ！

交渉・悪魔合体、変化など、様々なシステムを駆使し、強力な仲魔を使役し敵を退けよう！

交渉

バトルで遭遇した敵の悪魔を仲魔（悪魔の仲間）にできるのが大きな魅力。アイテムやマッカ（お金）をせびられたり、質問を突きつけられるなど、様々なパターンの会話が繰り広げられ、それを楽しむのもまた一興である。交渉では悪魔を仲魔にできるだけでなく、逆に悪魔からアイテムやマッカをもらうことも可能だ。

合体

仲魔にした悪魔を掛け合わせることで、新たな悪魔を生み出すことができる悪魔合体。この禁断の秘術は、トウキョウの各地にある「邪教の館」で行える。

2体の悪魔を合体させる2身合体だけでなく、3体目の悪魔を“イケニエ”として追加し、はじめからレベルアップした状態で悪魔を生み出せるイケニエ合体、主人公が呪われた状態だと通常とは異なる組み合わせ結果の悪魔が作れる隠し要素など、いろいろな組み合わせ方が存在する。あなただけの最強悪魔パーティーを作り出そう。

育成

仲魔はバトルで経験値を得てレベルアップすると、その悪魔固有のスキルを習得する。習得したスキルは、悪魔合体で新しく誕生する仲魔に引き継ぐことが可能だ。

また、レベルアップでは、主人公の労をねぎらって（？）アイテムがもらえるギフトイベントや、取得したスキルをパワーアップさせたりパワーダウンさせるかもしれないイベントなども発生。どんな仲魔になるかは、育ててみてのお楽しみである。

変化イベント

仲魔のレベルアップ時に発生するイベントのひとつ。一定回数のレベルアップを経ると、別の種類の悪魔に「変化」するというもの。一部の仲魔は、特定の仲魔を变化させることでのみ入手できる。もちろん、愛着のある仲魔は变化させずに連れ歩く選択をすることも可能だ。

難易度

基本となる難易度「NORMAL」と、よりスリリングな体験ができる最高難度「HARD」を標準搭載。さらに本作では、シリーズ未経験者でも安心して物語に没頭することができるもっとも易しく、慈悲深い難易度「MERCIFUL」が新たに無料DLCで追加可能に。自分のスタイルに合った難易度が選べる。