アソビモ監修、Clegamesから配信予定のスマートフォン向けアクションRPG「アヴァベル~女神に召喚されたら英雄だった件~」を配信前にレビュー。その魅力である爽快なアクションを紹介する。
「アヴァベル~女神に召喚されたら英雄だった件~」は、アソビモ監修、Clegamesから配信予定のスマートフォン向けアクションRPG。アソビモのMMORPG「アヴァベルオンライン」と、ClegamesのアクションRPG「ソウルシーカー」がコラボレーションした作品で、「アヴァベルオンライン」でお馴染みの「ウォリアー」「アコライト」「レンジャー」などの職業キャラクターたちが、プレイアブルキャラクターとなって活躍する。今回は本作を配信前にプレイできるという機会に恵まれたので、その内容を詳しく紹介したい。
女神に呼ばれて異世界転生!
「女神に召喚されたら英雄だった件」とサブタイトルにある通り、本作は女神に召喚され異世界へと転生する、いわゆる異世界転生モノの一種だ。ただ、召喚されるのは現代日本に暮らす一般人ではなく、「アヴァベルオンライン」のキャラクターたち。召喚された彼らは、魔王の恐怖から異世界を救うべく冒険の旅を繰り広げる。
本作はステージクリア型の構成となっており、クリアによって次のステージが解放されていくというスタイル。各ステージの冒頭に用意された会話パートで、ストーリーが語られていくという形だ。ストーリーは、英雄たちが魔王の脅威に対抗するというファンタジーものの王道展開がベース。ライトノベル感覚で楽しむことができる。
ド派手で爽快感バツグンなアクション
会話パートが終わると、本作のメインといえるアクションパートへ。アクションパートは「ソウルシーカー」のシステムを引継いだ形になっているようだ。操作は仮想パッド。画面左側に配置されたパッドで自由移動。画面右側に配置されたボタンで通常攻撃やスキルの使用を行う。
特徴的なのがスキルだろう。本作のスキルは、仲間の呼び出しを兼ねている。本作は最大5人のパーティを編成できるのだが、プレイヤーが操作するのはリーダーのみ。そして、ステージ開始直後に登場するのもリーダーのみ。残りのキャラクターは、スキルを使うことで召喚されるのだ。
仲間キャラクターはスキルを使用することで召喚され、一定時間自動的に戦うと帰ってしまう。仲間が帰った後、クールタイムを経れば再びスキル使用と仲間召喚が行える。ただし、スキルそのものは仲間を呼び出す時にしか使用できないため、いつスキルを使うのか?というタイミングが重要となる。
ただ、本作はシビアなタイミングを伺うタイプのゲームバランスではなく、爽快感重視のゲームバランスに仕上がっている。このため、タイミングなど考えずに使用可能になったらガンガンスキルを使い、仲間と一緒に力で押す!というプレイスタイルでまったく問題ない。
大量の敵にド派手なスキル攻撃を仕掛けつつ、通常攻撃連打!スキルによって召喚された仲間と総勢5人のパーティメンバーでガンガン敵を追い詰める。エフェクトとともにダメージ数値が次々表示され、敵が倒れていく…。これがなんとも気持ちイイ!超爽快だ。
また、1ステージがボスの登場エリアを含めても3エリアほどで構成されており、短時間でプレイできるようになっているという点も好感触。サクサクとテンポよく爽快感を味わえるのでダレないし、ちょっとしたスキマの時間に、気分転換としてプレイするのにも向いているように感じた。
育成も高難度ステージも!やり込み要素たっぷり
短時間でサクサクプレイできるというカジュアルな面と同時に、じっくりやり込める要素がタップリ用意されている点も、本作の特徴だろう。
プレイ開始直後の本作は、機能のほとんどがロックされており、ステージにチャレンジすることしか行えない。しかし、ステージをクリアしていくことで、経験値などの獲得にボーナス効果が加わる「魔法図書館」や放置プレイ的にリソースアイテムの獲得ができる「アルメス探検隊」、エンドレスダンジョンである「無限の塔」や装備のクラフトが可能な「鍛冶屋」といった機能が解放されていく。
こうした機能以外にも、素材アイテムを使って「覚醒」することによるキャラクターのの強化や、装備の強化など、他の一般的にRPGが備える要素は一通り用意されており、とても遊びごたえがある。
また、遊びごたえという点では、「ハード」や「ヘル」といった高難度モードの存在も見逃せない。爽快な「ノーマル」モードとはうってかわって、パーティ編成や立ち回りに失敗すれば見る見るうちにHPが減っていく。「ノーマル」だと、オート機能を使って放置ゲーム的にプレイしてもまったく問題ないくらいの難易度なのだが、「ハード」や「ヘル」には通じない。パーティ編成や装備をしっかり行い、的確に立ち回ることが要求される難易度だ。歯ごたえを求めるなら「ハード」や「ヘル」をプレイすべきだろう。
操作感もよく快適にプレイできるアクションRPG
本作をプレイして感じたのは、肩ひじ張らずに気軽にプレイできる快適さと、アクションRPGの持つ爽快感。そしてじっくりやり込める懐の深さという三点だ。特に爽快感は素晴らしい。ステージが進み敵の数が増えることで、どんどん爽快感が増していく。アクションRPG好きであれば、プレイして損のないタイトルだろう。