2020年8月27日に発売されたPS4用ソフト「英雄伝説 創の軌跡」。発売から2ヶ月近くが過ぎた10月中旬、本作をクリアした編集・ライターの2人がその魅力を語り合った。

対談参加メンバー

TOKEN:Gamer編集統括。「軌跡」シリーズは全てプレイ。「ガガーブトリロジー」や「ドラゴンスレイヤー 英雄伝説」といった、過去の「英雄伝説」シリーズにも触れてきており、Gamerでは歴代の「軌跡」シリーズの記事も担当している。「創の軌跡」は本編クリア後、少しずつサブ要素を回収中。

アサミリナ:昔からファルコムゲームを多くプレイしているが、「軌跡」シリーズは「空の軌跡」全シリーズと、「零の軌跡」、「碧の軌跡」の5作品をプレイ。「閃の軌跡」を未プレイのまま「創の軌跡」をプレイして、現在猛烈な勢いで「閃の軌跡」をプレイ中。現在、「閃の軌跡I」までクリア。

※「軌跡」シリーズに関するネタバレを多少含んでいるのでご注意ください。また、2ページ目では「創の軌跡」に関するネタバレがあるため、クリア後にご覧ください。

軌跡シリーズ特設サイト

「創の軌跡」は面白かった?ゲームシステムを中心に振り返る

アサミ:こんにちは。前回の対談で「『創の軌跡』で『閃の軌跡』をプレイするつもりになったら、重い腰をあげて『閃の軌跡』もやるかも~」とか言っておいて、今すごい勢いで「閃の軌跡」をプレイ中のアサミリナです。「創の軌跡」で閃光のように現れた究極の推しを、「閃の軌跡」でひたすら追いかけ回すプレイをしています。

TOKEN:(笑)。今回は「創の軌跡」の対談ですが、多分アサミさんのほうが僕よりも遊んでいるかなと思います。

アサミ:とりあえず先日の無料大型アップデート「夢幻の彼方へ」まで含めて、最後までクリアしました。あと、青の封印石で見れるエピソードも、全て見ています。ただ赤の封印石のミニゲームはいくつかチャレンジしましたが、どれも見事に敗退しまして、全然見れていないです……。

TOKEN:僕は逆にそこらへんのミニゲームは全部クリアしていて、青の封印石は全部そろってからまとめて見ようと思って、まだひとつも見ていません……。ちなみに、実際遊んでみての感想はいかがでしたか?

アサミ:めちゃくちゃ面白かったです。「閃の軌跡」をやっていないので、解らないことは多々ありましたし、特にリィンルートに関しては大半が謎という有様で、青の封印石のエピソードも「閃の軌跡」に関するものの大半は解りませんでした。でも、解らないなりに面白かったので、そこが自分でも意外でした。

TOKEN:実は、割と不安だったんですよ。「閃の軌跡」をやっていないと解らないところが多いと思うので、それで「創の軌跡」を面白いと思ってもらえるのかどうか。

アサミ:確かにリィンルートはよく解らなかったんですが、元々思い入れの強い「零の軌跡」と「碧の軌跡」の舞台となったクロスベルの話であることと、あとは一応完全に新規となる3つ目のルートがあってくれたおかげもあったと思います。……というか、正直3つ目のルートのおかげは、大分ありますね……。あのルートで瞬く間に推しに転がり落ちたんで……。

TOKEN:普段から色々お話していても、キャラクターの好みみたいなものをお話する機会ってあまりないので、アサミさんの反応を見て、「ここなんだ……」とは思っていました(笑)。

アサミ:3つ目のルートのお話ってもうほとんどネタバレになっちゃうから、あまり言えないんですけれど……とりあえず現状は名前も出さず、“推し”だけで通します(笑)。そもそもはプロローグで彼が出てきた時点で、すごい好みだったんですよ。初めて見るキャラクターでしたけれど、ほぼ一目惚れでした(笑)。

ただ話の流れからも、「これ、プロローグだけど、多分すごいネタバレなんだろうから、名前とかも言ったらダメなんだろうなぁ……」と思って、ずっとひとりで抱え込んでいましたが、2章のラストで完全に爆発しました。

TOKEN:(笑)。でも、プロローグでの彼の登場は、ネタバレの中でも割と序の口なんですよね……。今回は、全体的に色々ひっくり返すような展開が多かったじゃないですか。なので、僕も発売前にレビュー記事を書いた時に、どこまで書くか結構悩んだんですよ。それこそ彼についても、触れるか触れないか結構迷って、触れない方向にいきましたけれど。ただ、公式サイトの事前情報を見ていると、あそこで彼が出てくるのは予想もできたんです。

アサミ:なるほど、私はあまりそこらへんを調べておかなかったので。推しについては、「何か過去作で因縁があるっぽいけれど、とりあえずその因縁についてはあまり解らない」とは思いましたけれど、解らないこととキャラクターの魅力は別だということですね……。

TOKEN:ゲームのシステムが「零の軌跡」「碧の軌跡」の時から随分変わっているのですが、そのあたりはどうでしたか?

アサミ:最初は、チュートリアルを見ても何を言っているのかさっぱりわからなくて、実は序盤はずっとオートでバトルしていました。

TOKEN:情報量、めっちゃ多いですもんね(笑)。

アサミ:チュートリアルを見ても、全部右から左へ、というような感じで……(笑)。各ルートの1章が終わるくらいまでは、ずっとオートバトルでやっていたんですけれど、オートバトルを眺めていくうちに、段々何をやっているのかが解りまして。

オートだと、リンクアタックが発生しても追撃しかしてくれないけれど、これを手動で動かせばラッシュやバーストが出せるんだな、というのが解ったので、そこからちゃんと手動でやるようになって、手動でやっていくうちに他の部分も徐々に理解できました。

TOKEN:リンクアタックとかは「閃の軌跡」からなんですけれど、相手から攻撃を食らう前にどうやってこちらが攻め続けるか、みたいな、かなり重要なシステムになっているんですよね。

オーダーは「閃の軌跡III」からのシステムでしたが、「創の軌跡」では、オーダーでさらに戦局をコントロールしやすくなったと思います。BPの管理をしながら、いかに上手く立ち回るかっていう。

アサミ:最初はオートでやっていたので、オーダーも全然解っていませんでした。私の難易度がEASYだったせいもあるでしょうけれど、オーダーというものがあることは解っていたんですが、特に後半になればなるほど、雑魚戦はヴァリアント・レイジとSクラフトをひたすら回して2秒で終わる、みたいなバトルになっちゃっていたので、ボス戦以外でオーダーの必要性があまりなくて、あまりオーダーを使ってはいなかったんですよね。

TOKEN:夢幻回廊は何回も違うキャラで登る周回要素になりますし、戦闘が比較的楽に終わらせられるようにしたんでしょう。あの周回をいかに効率的に回るかを考えると、せめて雑魚バトルが楽に進んでいかないと、しんどいですもんね。

アサミ:そこらへんはかなりストレスなく遊べました。

TOKEN:今回、キャラも多かったですし。あそこまで増えてしまうと、単純に戦術を考えてパーティを組むというものではなくなってきますね。

アサミ:難易度を上げれば違うんでしょうけれど、普通に遊んでいる分には好きなキャラクターでパーティを組んじゃいますよね。うちなんて、男子ばっかりの脳筋パーティすぎて(笑)。

TOKEN:今回、夢幻回廊でしか使えないキャラクターまで含めると、50名くらいになりましたよね。

アサミ:そうですね、なのでやはり育成が大変でした。でも夢幻回廊を一周連れていくとレベル30くらい一気に上がってくれるので、大変とは言いつつ、比較的苦もなくやれていますよ。

TOKEN:装備の配慮とかも、かなりされていますよね。自動装備もできましたし。

アサミ:自動装備には、かなり助けられましたね……。スタメンには最強防具を装備させたままで、いちいち外したりしなかったんですが、レベル上げに行くだけのキャラクターは、装備もクオーツもフルオート状態でした。

TOKEN:あれだけの数がいると、足並みをそろえるのも大変ですしね。僕は結構ミッションに合わせてパーティを組んでいるので、ミッション次第でレベルが上がっていくキャラが変わっていくんですよ。

アサミ:性格が出るところですね。私、まるっきりあのミッション気にしていないんですよ。初回攻略時は絶対スタメン8人で登って、ボスもそのメンバーで倒してしまうので、このスタメン8人はもうレベル200くらいで……あとはその時点でレベルの低い順にPTに入れて登っていってボスの手前で帰ってくる、ということを繰り返しています。

TOKEN:本当に性格が出ますね(笑)。僕はそこまで全キャラクターを、万遍なく上げていなくて。でもミッションクリアに寄せすぎて、一度「これでは絶対に攻略できない」というパーティで来てしまったことがあって、それこそボス戦で攻撃役も守り役も全然機能しなかったことがありましたね。

アサミ:私は主に試煉の扉をやるために、どのキャラクターもちゃんと上げている感じです。とは言っても、もう試煉が終わってしまったキャラクターをレベルの低いまま置いておくのも嫌で、結局上げているんですけれど。

TOKEN:試煉、クリア直前までやってなかったです(笑)。

アサミ:せ、性格ー!(笑) 私は戦闘民族なので、ああいうコンテンツが楽しいんですよね。現時点で試煉EX6とEX8が、キャラクターのレベルが足りてなくて残っています。どちらも要求レベルが180とか190とかなので、もうちょっと頑張らないとだめですね。他の試煉は全部終わっています。

TOKEN:でも赤の封印石から出るミニゲームは、なにもやっていないんですよね?(笑)

アサミ:やったかやっていないかで言えば、一度はプレイしましたけれど、クリアできないので……そういう意味では、ひとつもやっていないです(笑)。

TOKEN:遊ぶ人によって、こんなにも遊び方が違うのかと。「零の軌跡」や「碧の軌跡」の頃からクオーツは結構システムが変わりましたが、そこらへんはすぐ解りましたか?

アサミ:前回の対談でTOKENさんから「閃から変わった」というお話を伺っていたので、すぐに解りましたよ。それこそ対談で伺っていなかったら解らなかったと思うので、予め伺っておいてよかったです。

TOKEN:「閃の軌跡」以降、アーツの発動のシステムが全然変わっていますからね。同じクオーツでもレア度の高いクオーツには「HP+1000」とか「STR+10」みたいな追加効果がついているんですけれど、「閃の軌跡」をやっていないと解りにくいんだろうなぁ、と。

アサミ:全体的に見れば、私みたいに「閃の軌跡」を飛ばしてきちゃった人には色々と解らない部分は多かったのでは、と思います。私自身、途中まではバトルもオート、装備もオート、クオーツもオートとかだったので……(笑)。

TOKEN:システムで、面白かったところとかはありました?

アサミ:リンクシステムが面白かったですね。

TOKEN:なるほど、あれは「閃の軌跡」で最初からあったシステムですね。

アサミ:なので、後追いで始めた「閃の軌跡」では、逆にシステムが解りやすかったです。「これ、『創の軌跡』でやってたやつだ!」くらいで(笑)。リンクをつないだキャラクター次第では専用のボイスなどがちゃんとあるところも、細かくてすごかったです。

TOKEN:あれだけキャラがいる分、組み合わせ次第では汎用になるところもありましたけれど、何か繋がりがあるようなキャラクターはちゃんと専用ボイスがありましたね。

アサミ:私は推しとユーシス、ランディとロイドを、それぞれ繋げていたので……ってなんかもう、これだけでネタバレになりそう……(笑)。専用の掛け合いがすごく良くて、何度聴いても飽きないくらい、リンクシステム様様でした。

レベルの低いキャラクターだけでPTを組んでいる時ならともかく、多分みんなお気に入りのシリーズのお気に入りのキャラクターでPTを組むでしょうし、それならば大体何かしら縁がある人たちを繋ぐでしょうし、そこであれだけしっかり掛け合いをしてくれるのは、ファンならば絶対嬉しいと思います。

2人ともに高速スキップモードを絶賛!あのDLCの話題も

アサミ:あとシステムといえば、最初から高速スキップモードが使えるのはありがたかったです。

TOKEN:高速スキップモードの恩恵は、大きかったですよね。どうしても2Dの頃と違って等身大のキャラクターになった分、イベントにかかる時間もリアルになっちゃっていますし。

キャラクターの動きも細かくなっているんですけれど、どうしても時間が取られるという……。表現に迫った結果ではあるとは思いますが、その分カットシーンだけじゃなく移動も時間がかかりますから。

アサミ:私、実は最初の2~3時間くらい、高速スキップモードの存在に気が付いていなかったんですよ。その時たまたま何か別の操作をしようと思って、でもボタンがわからなくて、あれこれボタンを押しまくっていたら、なんか突然高速スキップモードになった、という(笑)。

TOKEN:そういう人が多いだろうなぁと思って、事前のプレイレポート記事で高速スキップモードを推しておいたんですけれど(笑)。

アサミ:「閃の軌跡」をやっていなかったのもあって、「創の軌跡」のプレイレポート記事とかも斜め読みしていて……あまりちゃんと読み込んでいなかったんです、すみません。この仕事でこれを言うのも悲しいですけれど、みんながみんなレビューをきちんと読んでからプレイするわけじゃないですし、あれはゲーム中にチュートリアル的な説明があっても良かったのでは、と思いました。

TOKEN:そうですね。「閃の軌跡」も後から「改」やアップデートで高速スキップモードが搭載されていますが、新作で最初から高速スキップモードが搭載されているのは、今作が初なんですよ。なので、意外とリアルタイムで遊んでいる人ほど気付かない、というのはありそうです。僕自身、「閃の軌跡IV」は100時間かかっちゃっていますし……。

アサミ:私がそもそも「閃の軌跡」をプレイできなかった理由も、あのスピード感が合わなかったからなんですよね。

「創の軌跡」も、最初「うーん、スピード感が……」と気持ちがダレていたので、高速スキップモードに気付かなかったら、推しと出会う前にやめてしまったかも(笑)。改めて後追いで「閃の軌跡I」をクリアできたのも、推しを追いたいのもありますが、やはり高速スキップモードの恩恵があったからだと思います。

TOKEN:高速スキップモードは、自分の好きなところで自由に切り替えられるのが良かったですね。ここのイベントはさらっと流して見ればいいや、という部分もありますし、一方で「ここはじっくり見たい」というところでは、オフにできますし。

アサミ:バトルはほぼ高速スキップモードでしたが、Sクラフトやリンクアタックの演出がとてもかっこよかったので、時々好きなキャラクターの演出をじっくり見るために、バトルでもわざと高速スキップモードを切って眺めたりしていました。

むしろSクラフトの演出は高速スキップモードじゃないと長すぎて、高速スキップモードに気が付くまではあまり使っていなかったんですよ。「一度は拝んだから……」という、菩薩の気持ちでバトルをしていました。あくまで好きに切り替えられるから、「たまにはゆっくり見よう」くらいの気持ちで切り替えられて良かったです。

TOKEN:今後、この高速スキップモードがデフォルトになってくれると遊びやすいですよね。

アサミ:このスピード感なら、今後新しい「軌跡」シリーズが続いていっても、全然遊べます。ぜひ、そうなってくれると嬉しいです。

TOKEN:ちなみにアサミさんは、有料DLCも遊びましたか?

アサミ:「支援課の夏休み」なら、やりましたよ。

TOKEN:あれって、青の封印石のようなストーリーはあるんですか?

アサミ:いえ、あれほどしっかりした軸のあるストーリーはないですね。支援課のみんなとすいか割り、バナナボートレースのミニゲームが出来る、というほうがメインです。後は本当にちょっとしたイベントというか会話があるくらいで、青の封印石のエピソードほど何かが語られているというわけではなかったです。

TOKEN:僕はとりあえず本編が全部終わってからまとめて買おうと思っていて、まだDLCとかまでは一切手が回っていないんですよね。

アサミ:DLCといえば、《C》の水着には大分驚愕しました……。

TOKEN:(※公式サイトを見ながら)え、これは……(笑)。

アサミ:なんで変●仮面みたいになっているの、ってなりますよね(笑)。マスク姿のせいもあるかもしれませんけれど。《C》の他の水着姿も出してください!

「閃の軌跡」シリーズ未プレイの視点から見る「創の軌跡」のポイントは?

TOKEN:各ルートの話をしたい反面、色々ネタバレだらけなので、難しいんですよね……。

アサミ:私も唐突に降臨した推しの話すら、まともに出来ませんからね。ここまでほぼずっと「推し」だけで通しているっていう(笑)。

TOKEN:各ルートに踏み込む前に、もうちょっと全体的な話にしましょうか。とりあえず、改めて「閃の軌跡」をやっていないアサミさんの目から見た時に、この作品はどう映るんだろうとずっと気になっていたので、面白いと思ってもらえたのって嬉しいですね。おまえは何目線なんだっていう感じですけれど(笑)。

アサミ:なかなか覚悟を決められなかった「閃の軌跡」を、「創の軌跡」クリアしてからすぐ購入して、とりあえず自分なりに爆速で「I」をクリアして、「II」まではもう買ってあって、このタイミングで「III」と「IV」のスーパープライス版が出ることに運命を感じたくらいには、面白かったです。ただ、さすがにこの作品は、「軌跡」を一本も知らない方には厳しいと思いますけれど(笑)。

TOKEN:うん、それはさすがにね(笑)。ファンディスク的な部分もありますし。

アサミ:でも少なくともクロスベル組か「閃の軌跡」か、このシリーズのどちらかが好きならば楽しめる内容ではあると思いますよ。私の周りには私と同じタイプの人もいれば、逆に「閃の軌跡」しかやっていない、という人もいるので、どちらにも「創の軌跡」を勧めて回っています。

TOKEN:全部プレイしている人たちにとっても面白くて、間が抜けている人でも楽しめるって、本当に良いゲームだったんだなぁ。

アサミ:私の場合、本命だったランディすらぶち抜く推しが降臨してしまったせいもあって、「閃の軌跡」できちんと推しの歩みを追わなければならない、みたいな使命感もありましたけれど(笑)。

ですが、「創の軌跡」で、自分の知らない話でも涙腺にくるような話もあったりして、「閃の軌跡」をやっていればもっとちゃんと理解できるんだな、という理由も、もちろんあります。

実際、今まだ「I」をクリアしたところだけですが、それでもピースが埋まる部分はあるので、推しのためだけじゃなく、プレイして良かったと思います。

TOKEN:僕は「閃の軌跡」も好きなので、そういう風に「創の軌跡」がきっかけで「閃の軌跡」をプレイしたいという気持ちになってもらえたことが、嬉しいですね。

アサミ:私も「創の軌跡」のおかげで「閃の軌跡」をやろうと思ったので、途中のシリーズをやっていないという理由で「創の軌跡」を遊んでいないならば、とりあえずやってください、と叫んで回りたいです。

TOKEN:次は恐らく共和国編になるのかと思うのですが、「創の軌跡」はここまでの流れを一度きちんと整理してくれて、「軌跡」シリーズの中でも一番しっかりした繋ぎを作ってくれたとなぁ、と。正直に言うと、こういう展開をあんまり期待していなかったんですよね。

アサミ:私も、発売前の期待値的は、そこまで高くなかったです。「閃の軌跡」をやっていないことでのストーリーへの不安、「閃の軌跡」のシステムが合わなかったことなどを含めて、ちゃんとプレイできるのかという、不安のほうが大きかったので。

TOKEN:ダイジェストは掲載されていても、それだけじゃ解らないですしね。

アサミ:まず正直に言います。ダイジェストは読んでいません(笑)。

TOKEN:読んでいなかったんですか(笑)。

アサミ:私の場合、ゲームってやっぱり絵と自分の操作がありきのシナリオ作りなので、それらがないまま文章であらすじだけ読んでも、全然頭に入ってこないんです。そもそもバトルのチュートリアルすら、投げたレベルなので……。なので、ダイジェストに書かれていることすら知らない状態でのスタートでした。

TOKEN:むしろそれでよく、最後までやって「面白い」と思ってもらえたなぁ(笑)。

アサミ:それだけ“ゲームとしての体験”が良かったということだと思います。TOKENさんもよく仰っているじゃないですか。ゲームは体験だと。「創の軌跡」は、それだけ強い体験を刻んでくれるゲームだったということです。

TOKEN:そうなった要因は何でしょうね?

アサミ:今回のクロスストーリー構成のおかげは、あったと思います。リィンルートのことがわからなくても他の2人のルートのことはわかりますから、操作していて「なるほど、ここでこう絡んでくるのか」とか、そういうところで楽しめました。

逆に、これが一本ずつの独立したストーリーが最後でひとつになる、とかだったら、そこまで体験として刻まれるようにはならなかったかもしれません。あくまで3つのルートがちゃんと絡み合っていて、それを自分の手で紐解いていくからこそ、面白いと思えたんだと思います。

TOKEN:僕も、あのクロスストーリーはとても良かったと思います。

「閃の軌跡」のインタビューの時に、間に一本挟みますよ、というのは伺っていたんですけれど、中途半端な挟み方だと話の蛇足にしかならないですし、どういう挟まれ方になるのか結構気になっていたんですけれど、 めちゃくちゃ一本の筋が通った話で、彼らの中に残っていた宿題の答えを出していくようなことが出来ていたかな、と。

その答えを出していくということが、これまでの「軌跡」ではなかなか出来ていなかっ たんですよね。

アサミ:事前情報の段階で、システムが「空の軌跡 the 3rd」っぽくて、あのシステムは当時あまり評判が良くなかったので、そこも不安ではあったんですよね。実際蓋を開けてみたら、「空の軌跡 the 3rd」の反省点が、すごく活かされていると思いました。

TOKEN:今回は無理に押し込めたような感じもなく、作り手側が今後の課題だと感じたところを、丁寧にブラッシュアップしてくれたように思います。

やはり、良くなかった点は良くなかった点できちんと認識して、そこは改善していってほしいですし、16年も続いている作品ですから、そういうところがきちんと出来るという点で、今後も期待が出来ますしね。

とは言っても、次回作でまたハードが変わるのかもしれないので、そこで新たな課題も出てくるのかもしれませんけれど。

アサミ:なんだかんだと、やはりハードの変わり目がひとつの大きな節目ですよね。「空の軌跡」から「零の軌跡」の時は、グラフィックやゲームシステムであまり大きな変更点がなかったということもあって、比較的すんなりPCからPSPに行った印象でしたけれど。

TOKEN:ハードを跨ぐと、どうしても時間がかかりがちなんですよね……。

アサミ:PSPだった「零の軌跡」が2010年、続編の「碧の軌跡」は翌年の2011年。PS3になった「閃の軌跡I」が2013年なので、「碧の軌跡」からは少し時間がかかっていますが、「閃の軌跡II」は2014年と、たった1年で出せているんですね。

TOKEN:ただ、PS3の「閃の軌跡II」からPS4の「閃の軌跡III」までは、3年かかっちゃっているんですよ。ここはハードを跨いだところなので、仕方ないのですが。でも「閃の軌跡III」から「閃の軌跡IV」までは1年で出しているので、結局2013年から2018年までの5年で4本と、かなり頑張っていますよね。

アサミ:次はやはりPS5になるんですかね。これからしばらくはPS5の時代が続くでしょうし、PS5で全てのシリーズを出し切ってくれると嬉しいです。……とは言っても、そうなるとこの「創の軌跡」から共和国編が始まるまで、もしかしたら3年待つかもしれないんですね(笑)。いや、笑えない。

TOKEN:「閃の軌跡II」から「閃の軌跡III」はキャラクター数も増えて、エンジンの問題やら、グラフィックのレベルを上げないとどうしようもならなかったりもしていたと思うので、そういうところで時間がかかったのもあるんでしょうけれど。

アサミ:すごくポジティブな方向に捉えるなら、次の共和国編が出るまでの数年……かどうかはわかりませんが、その空白の時間こそ、やっていない「軌跡」シリーズの履修チャンス! 私も「閃の軌跡」、頑張ってる!(笑)

TOKEN:さも当然のように、勝手に次は共和国編だと思っていますけれど、これで違ったらどうしよう(笑)。

アサミ:いやいや、さすがに共和国編じゃないということはないでしょう。……多分。

TOKEN:次が本当に共和国編なら、恐らくはようやく折り返した感じですよね。

アサミ:……エッ。

TOKEN:だって、共和国編だけではきっと終わらないですよ(笑)。

アサミ:まぁ……そうですよね……。結社の計画自体、少なくともあと最低ひとつは残っていますし、それが最後かも解らないですし。「空の軌跡」からここまでで16年、もし完結までにあと16年かかったら、私はそろそろ年齢的に死んでいてもおかしくない案件です。

TOKEN:共和国は次の計画の舞台になるだけで、そこで結社とやりあうようなことになるのかというと、解りませんし。

アサミ:次は、どのキャラが出てくるんでしょうねぇ。

TOKEN:とりあえず、クロスベル組はほぼ出てこない気はします。

アサミ:彼らはそもそもクロスベルの警察ですからね。

TOKEN:特務支援課の4人は、遊撃士や《VII組》のメンバーとは違って、他国の問題に口を出す立場にないですし。あと個人的にも彼らにはちゃんとクロスベルにいてほしいな、というのがあります。出張的な感じで数日来るとかならば、解らなくもないですけれど。

そもそも「閃の軌跡」の時も、ロイドはクロスベルから出ていないんですよね。ランディは《VII組》の教官になったりしていましたけれど。

アサミ:あれ、そうなんですか。

TOKEN:ロイドだけは、基本的にクロスベルにいたんですよ。そういうのもあって、彼らにはもうクロスベルで、普通の日常を過ごしていてほしいです。

アサミ:私も元々は「零の軌跡」と「碧の軌跡」が好きだった人なので、これからも出てくると嬉しいなと思う反面、もうクロスベル組の辛いところは見たくないです。

ところで、本編とは全然まったくこれっぽちも関係ないんですけれど、これネタバレじゃないので、ひとつ話したいことが!

TOKEN:なんですか?

アサミ:DLCではないですけれど、10月13日のアップデートで、コミュニケーションイベントやキャラクター鑑賞モードがPS VRに対応になったんですよね。念願の! VR!!!!

TOKEN:VRモード、いいなぁ。

アサミ:やっぱりVRってある程度キャラクターやフィールドがきちんと描き込まれていないと、ただの微妙なコンテンツなんですよ。で、せっかくなので、我が家のPS VRで何人かのキャラクターとかをちょこちょこと撮影してみました!

※映像中に本編のネタバレを含みますのでご注意ください。

アサミ:風景はこうして動画にしてしまうとゲーム画面と変わらないんですけれど……実際にVR用のヘッドセットを被って見ると、「おお……」というくらいにすごいです。

あと、やっぱりキャラクターがめちゃくちゃ凄いです。これもちょっと動画だと解りにくくはあると思うんですが、かなり目の前まで迫れるので、好きなキャラをいくら眺めていても飽きないですし、服や武器の細かい装飾なんかもとても綺麗に見れるんですよ。特にリーシャとかは、鼻血が出そうでした……。

PS VRはPS5でも使えますし、持っていない人もこれを機に楽しんでほしいなぁ、と。それでもこれのためにVR買うのは、ちょっとハードル高いですけれど。

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(C)2020 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.

※画面は開発中のものです。

関連ワード

この記事のゲーム情報

英雄伝説 創の軌跡

ストーリーRPG
機種
PS4
プラットフォーム
パッケージダウンロード
会社
日本ファルコム
シリーズ
英雄伝説軌跡
ジャンル
RPG
  • セガ特集ページ
  • プリコネR特集
  • BUSTAFELLOWS特設サイト
  • 軌跡シリーズ特設サイト

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