ブシロードは本日4月7日、グランドシネマサンシャイン池袋にて、劇場版「BanG Dream! Episode of Roselia I : 約束」先行上映会を開催した。

アニメ、ゲーム、コミック、声優によるリアルライブなど様々なメディアミックスを展開する次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」。同プロジェクトから生まれたバンドとして、ゲームやアニメ、そしてリアルでも活躍するRoselia。多くのバンドリーマー(「BanG Dream!」のファンの呼称)から支持を集めるRoseliaにフォーカスした劇場アニメが二部作として上映されることとなった。

二部作の1作目として4月23日に公開を控える「BanG Dream! Episode of Roselia I : 約束」では、Roseliaの結成から、FUTURE WORLD FES.へ挑むまでの“約束”を描く物語となっている。今回の先行上映会が初お披露目となったが、ベースとなるストーリーはゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」内で描かれるエピソードとなっており、そこにゲームやアニメで印象的だったシーンを随所に組み込むことで、Roseliaのメンバーそれぞれの内面をより深く表現するものになっていた。

そして、先行上映会後にはRoseliaのキャストである相羽あいなさん(湊友希那役)、工藤晴香さん(氷川紗夜役)、中島由貴さん(今井リサ役)、櫻川めぐさん(宇田川あこ役)、志崎樺音さん(白金燐子役)、そしてTVアニメに続いて劇場版でも制作に関わる総監督の柿本広大氏、監督の三村厚史氏が登壇しての舞台挨拶が行われた。

劇場版のタイトルと公開日が書かれたマスクをつけて登場した一同。まず劇場版の制作が決まった時の感想について聞かれると、キャストからは嬉しかった、驚いたという声が寄せられる。特に櫻川さんは、Roseliaがリアルライブをお披露目した際の隠れて練習していた頃のエピソードにも触れつつ、今回の劇場版を経て新たなファンに出会えるのが楽しみだと話していた。

また、Roselia結成の話を描くということで、5人の距離感が縮まっていないところからスタートする点にも言及。中島さんはリサとしてほかのキャラクターに気を使っている部分が多いこと、工藤さんは紗夜が当初はストイックさが目立つキャラクターだったことから、劇場版ではゼロからのお芝居を意識したことに触れていた。

そうしたキャスト側のアプローチに対してアニメを制作した柿本氏と三村氏は、ゲームのイメージを持ちつつも、これまでの成長を経て再び戻って演じることによって深みが増していたと振り返る。また、Roseliaのキャラクターは音楽で表現するスキルが高い分、感情が分かりやすいキャラクターではない部分も収録におけるポイントとして挙げていた。

「BanG Dream!」のアニメといえばライブシーンも大きな見どころ。今作での臨場感は特に素晴らしかったが、劇場版ではカメラワークやライティングにより注力しているという。また、三村氏も制作に関わった「Neo-Aspect」のオマージュも盛り込まれていたり、主題歌の2曲(「Proud of oneself」「overtuRe」)に関してモーションキャプチャーとして相羽あいなさんが参加しているエピソードも語られた。

その後は、登壇者それぞれの注目ポイントに関するトークに。ネタバレにかかる部分もあるため全てに触れはしないものの、あこがバンドに入れてほしいという場面での手の絆創膏、序盤でのリサのネイルなど細部にわたるこだわりがそれらのコメントからも見て取れる。相羽さんはコメントを選びながら冒頭のシーンに言及するも、最後には言いたくてしょうがないと思わず本音がこぼれる場面も。

1時間15分という尺の中にゲームのエピソードを落とし込む上で苦労したそうだが、当初は本線のエピソードだけを描こうとしてたものの、最終的には結成のシーンとリンクすることもあって、急遽加えることになったことも明かされる。実際に映像として見ても結成を描く意味がしっかりとあるものになっていたので、そちらも通しで体験してもらうといいだろう。

工藤さんが劇場版を通じてRoseliaを知った人にはリアルライブにも足を運んでもらいたいと話す一方、櫻川さんからはライブ中にキャラクターとしてMCをやっていることを踏まえて、そのキャラクターたちがどのような人生を背負っているのかを見ることができると、映像とライブのどちらからも入ることのできる作品になっていることをアピールした今回の舞台挨拶。声優業を初めてまだ日の浅い志崎さんが劇場アニメに出れることへの意気込みをもってアフレコに臨んだことに触れたりと、リアルでの活動とのリンクをキャスト自身も強く感じていることが伺えた。

そんな中、工藤さんは世界一のガールズバンドコンテンツになってほしいという力強いメッセージ、そして最後に挨拶した相羽さんはこれまでの苦労を経て、劇場版ができることへの喜びを示し、場を締めくくった。

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