「荒野行動」の全国大会「2021 荒野CHAMPIONSHIP - 夢への道」王者決定戦のレポートが公開！

「栄光・賞金・名声」今年の荒野CHAMPはすべての夢が叶う！

1年に1度、日本中の「荒野行動」プレイヤーが集まって最強を決めるeスポーツ大会“荒野CHAMPIONSHIP”。3度目の開催となる今年のテーマは“夢”です。

日本一の栄光を掴むチャンスが与えられるのはもちろんのこと、本大会では過去最大の賞金総額1億円を用意しました。「荒野行動」のみならず、国内でこれだけの規模の賞金が用意された例は多くありません。まさしく夢の舞台と呼ぶに相応しい大会規模であると言えるでしょう。

2021 荒野CHAMPIONSHIP - 夢への道”で叶えられる夢は、高額賞金の獲得だけではありません。本大会で優秀な成績を収め、かつ専門的に運営されている4チームには“荒野行動プロライセンス”を獲得できる権利が授与されます。

荒野プロライセンスを獲得したチームには、公式から年間最大2500万円の運営資金が用意され、選手の給料やチームの運営・宣伝など定められた条件下で使用することができます。さらに、ゲーム内のカスタムアイテムやプロチーム専属ページの露出などプロライセンス所持チーム限定の特典が多数得られます。

日本最強の座、高額賞金、そして公式に認められたプロであるという名誉。本大会でしか見ることのできない数々の夢を現実にするべく、「荒野行動」にすべてを捧げる猛者たちが一堂に会しました。3月に始まったオンライン予選から約2ヶ月、数多の戦いを勝ち抜いてきた精鋭中の精鋭たちによる最終決戦が、いよいよ行われます。

「荒野行動」最高峰の戦いを制するのはどのチームか！？

“2021 荒野CHAMPIONSHIP - 夢への道”の王者決定戦に駒を進めたのは、以下の20チーム。数々の公式大会で優秀な成績を残し続けている名門チームや、昨年の荒野CHAMPでも活躍した強豪チームがずらりと揃っています。

出場チーム一覧

なお、2日間に渡って実施された王者決定戦の模様は、YouTube公式チャンネルにて生配信されました。MCはタレントの百花繚乱さん、アシスタントはコスプレイヤーのえなこさんが担当。そして実況・解説はV3さん、Bockyさんが務める、「荒野行動」ではお馴染みの布陣です。

さらに今回は、元αD所属メンバー・でぃふぇあさんが各試合の終了後に展開を振り返りながら詳しく解説をしてくれるほか、現αD所属メンバー・へんしゅう長さんが幕間のコーナーでMCを担当してくれます。

さらに、ゲスト解説者として1日目はαD代表・超無課金さん、2日目にはなんと「荒野行動」をこよなく愛する超人気アーティスト・手越祐也さんが登場します。2日目は、手越さんが自ら制作した荒野CHAMPIONSHIPテーマソング「ARE U READY」初のライブ演出公開が行われたほか、選手たちの情報にも超詳しい手越さんによるBockyさん顔負けのマニアックな解説も披露されました。配信の模様は、以下のリンクからご覧いただけます。

荒野王者決定戦1日目：https://www.youtube.com/watch?v=yHXVDV3qIZU
荒野王者決定戦2日目：https://www.youtube.com/watch?v=k9wF2ODkfQ0

絶対王者・Craが初日を圧倒。上位陣が追いすがる2日目の結果はいかに！？

荒野王者決定戦は2日に渡って開催。1日に6試合、計12試合を行い、試合ごとに獲得できる順位ポイントおよびキルポイントの合計によって最終順位が決まります。キルポイントを得るためには戦闘を重ねる必要があり、順位ポイントを得るためにはより長く生き残る必要があります。試合に参加する100名全員がトップクラスのプレイヤーたちである中、この2種類のポイントをどちらも獲得しなければなりません。

1試合目、その難しすぎる条件をクリアしてみせたのは、αDAvesでした。圧巻の16キルを獲得しての1位に輝き、過去すべての荒野CHAMPに出場している古豪としての貫禄を見せつけました。

このまま勢いの乗るかと思われたαDAvesに待ったをかけたのは、数々の公式大会で優勝経験があり、プレイヤーの間で絶対王者と称されるCraです。2試合目を1位で終えると、続く第3試合でも3位、さらに第4試合で2度目の1位をもぎ取り、この時点で総合得点は2位に150ポイント以上の大差をつける独走状態となります。

しかし、第5試合で再び1位を取ったαDAvesがCraを猛追。初日の6試合が終わった時点で、Craが440ポイントに対し、αDAvesが360ポイントと80ポイント差まで詰めます。さらに、1位こそ取れなかったものの安定してポイントを重ね続けた林ゲーミング、チームのば、第3試合で1位になったDG-Coreがそれぞれ325ポイント、320ポイント、315ポイントと僅差で続く展開に。CraとαDAvesが2度ずつ1位になったことで、ポイントが上位チームに集中。首位争いに参加できる面々が早くも限られてきます。

そして戦いは2日目に突入。気持ちを切り替えて挑む第1試合、なんとここでαDAvesが3度目の1位を取ります。これでCraとのポイント差は25となり、絶対王者の背中が射程圏内に。ところが続く第2試合では試合序盤で脱落してしまったことを機に、以降αDAvesは思うようにポイントが伸びなくなってしまいます。

ライバルの失速を尻目に、Craは好調をキープ。2日目は1位こそ取っていないものの、圧倒的なキルポイントによって首位に君臨し続けます。そのキル数は第3試合終了時点で84と、続くαDAvesに23キルもの差を付けています。

Craを止められるチームはいないのか……そんなムードが大会全体を包み始めたとき、反撃ののろしを上げたのはDG-Coreでした。第3試合で1位になると、αDAvesを抜いて総合2位に浮上します。まだCraとの差は105ポイントありますが、DG-Coreはここからいっきに調子を上げます。

続く第4試合で2位、さらに第5試合で1位とDG-Coreが大躍進を見せます。一方でCraは得点が伸びず、ついに初日の第2試合から維持し続けてきた総合1位の座をDG-Coreに明け渡してしまいます。とはいえ、両チームの差はたったの15ポイント。第6試合、最後の一戦ですべてが決まります。

そして迎えた運命の最終戦、決着は意外な形で訪れました。試合中盤、CraはAzB ArowZと接敵して撃ち合いに、これまで圧倒的な実力を見せ続けたCraがここで崩れます。さらに泣きっ面に蜂と言わんばかりに、満身創痍のCraとAzB ArowZの側面からDG-Coreが強襲。両チームを壊滅させ、DG-Coreが漁夫の利を得る形でCraに直接引導を渡します。

その直後にDG-Coreも脱落して得点こそ伸びなかったものの、総合3位のαDAvesも早々に脱落していたため逆転が狙えるチームはいませんでした。最終結果はDG-Coreが755ポイント、Craが720ポイントとなり、“2021 荒野CHAMPIONSHIP - 夢への道”はDG-Coreが優勝しました！

今回優勝したDG-Coreは、非常に高い実力を持っているものの、これまで参加した公式大会では優勝経験がなく、プレイヤーの間では無冠の帝王と呼ばれていました。そんな彼らが、荒野CHAMPという大舞台で同じくプレイヤーから絶対王者と呼ばれるCraを倒して優勝を果たしたことは、多くの視聴者に大きな感動を与えたことでしょう。

なお、本大会の上位4チーム（DG-Core、Cra、αDAves、Flora）には、先述の通り荒野プロライセンスを獲得できる権利が与えられます。4チームの今後の活動に、要注目です。

また、荒野CHAMPIONSHIPは来年も実施予定です。今回活躍を見せた選手たちが来年どんなプレイを見せてくれるのか、はたまたそんな有名強者たちに世代交代を告げる新たな実力者が誕生するのか、興奮必至の次回大会をぜひお楽しみにしていてくださいね。