ブシロードは本日6月23日、グランドシネマサンシャイン 池袋に劇場版「BanG Dream! Episode of Roselia II : Song I am.」の先行試写会を実施した。
6月25日に公開を控えた劇場版「BanG Dream! Episode of Roselia II : Song I am.(以下、Song I am.)」。その最速上映の機会となった今回の先行試写会では、Roseliaのメンバーである相羽あいなさん(湊友希那役)、工藤晴香さん(氷川紗夜役)、中島由貴さん(今井リサ役)、櫻川めぐさん(宇田川あこ役)、志崎樺音さん(白金燐子役)のほか、アニメの制作スタッフとして総監督の柿本広大氏、監督の三村厚史氏が登壇した。
まずはRoselia結成の物語を描いた前作「BanG Dream! Episode of Roselia I : 約束(以下、約束)」に関するトークに。三村氏は、上映期間に日々エゴサしていたということで、「泣いた」という感想にグッと来たと振り返る。
キャストからも、映像の中でRoseliaのいろいろな表情を見れることへの嬉しさや、カメラアングルのすごさにも言及したリアルなライブシーンなど、さまざまな話題が上がる。また、北海道に住む相羽さんのお母さんが映画館に足を運んだ際、老若男女の観客が見ていたというエピソードも披露された。
「Song I am.」については、ほかのバンドのメンバーとの絡みがあることや、メンバー同士の心の距離感が近づいたことなどに触れる。その上で、メンバーそれぞれの成長している姿が描かれていると、キャストが思う見どころを語っていった。
また、柿本氏はRoseliaだけにフォーカスして内面を描いた「約束」に対して、「Song I am.」ではライブムービーとして印象が大きく変わる映像づくりを目指したと、制作における違いにも言及していた。
アフレコは全員ではなく、相羽さん、工藤さん、中島さんの3人と、櫻川さん、志崎さん2人に分かれての実施となったそうで、メンバー同士のやり取りの中で用いられている専門用語については、アフレコの場で相羽さんたちが提案したものがそのまま反映されているとか。そちらも映像を見る際には注目だ。
その後は、主題歌である「Sing Alive」「Singing “OURS”」に関するトークに。エンディングで流れる「Singing “OURS”」は、バラード楽曲ではあるものの、途中のドラムが入ってから盛り上がっていく構成になっている。また、コーラスもたくさん重ねて分厚くなっているが、こちらは幅広い音域で収録してことを明かしていた。
また、オープニングで使用される「Sing Alive」は、ピアノの旋律から始まり、ドラムが入ってからは激しさを増していく楽曲になっているのだが、話題は楽曲に合わせて制作されたオープニング映像が中心に。先に映像を見た相羽さんと櫻川さんが“ドーン”とその感想を述べたという映像の仕上がりにも注目だ。
その後も、「約束」でお互いの抱えているものをぶつけ合ってRoseliaになっていった5人のよりパーソナルな部分を見れること、ライブシーンでは会場が大きくなったことからカメラワークを広めに使えたことなどの制作エピソードが寄せられた。
中でもライブシーンの選曲に関しては予定していた曲数から最後の最後に1曲を追加したという驚きの事実も明らかに。2本通じて見ると感慨深いところがあるということで、どの楽曲が予想するのも楽しそう。また、音響に関しても5.1chで演奏する会場ごとに音の振り方を調整しているなどのこだわりも語られた。
最後の挨拶では、各々が2部作の終わりというタイミングに際して、「Roseliaの集大成のような映画」(志崎さん)、「さらに頂点に向けて歩いていく第1歩」(工藤さん)といった、それぞれの言葉でその魅力を表現。そして、最後に挨拶した相羽さんは、エンディング曲「Singing “OURS”」を聴くだけで、Roseliaで過ごした時間がフラッシュバックするような感覚を覚えて涙が出てきたと作品への愛着を語るとともに、宝物のような作品をぜひ見てほしいと呼びかけていた。