スクウェア・エニックスがPC/iOS/Androidで本日10月14日より配信を開始した「Deep Insanity ASYLUM」のプレイレポートをお届けする。

目次
  1. 「Deep Insanity ASYLUM」とは?あらすじやゲームの流れを紹介
  2. 相手を押し出して大ダメージを与える「BREAK」がカギ!バトルシステムを紹介
  3. 全キャラクターを最高レアリティまで強化可能!時短要素も備えた育成システム

アニメ・マンガ・ゲームで展開されるメディアミックス作品「Deep Insanity」。今回、その一つとなるRPG「Deep Insanity ASYLUM」のiOS版を先行プレイすることができた。

「Deep Insanity ASYLUM」とは?あらすじやゲームの流れを紹介

まずは、軽く本作の概要を説明しよう。本作の舞台は、覚めない眠り「ランドルフ症候群」が蔓延する近未来。大量殺人の現場となった療養院のたった一人の生き残りである主人公「ウー・イノミネタス」は、ランドルフ症候群解決のため、原因とされる南極の巨大地下世界「アサイラム」へ調査に向かう。

「Deep Insanity」全体としての時系列は、漫画、アニメ、ゲームの順。最も未来の時系列にあたる本作では、ランドルフ症候群による昏睡患者数が全世界で推定5億4千万人に到達、経済・社会・道徳すべてを侵食しているという、終末感漂う世界観となっている。あらすじを聞くと重苦しく感じるかもしれないが、常にシリアスな雰囲気というわけではなく、ウーをはじめとする癖のあるキャラクターたちのやりとりはむしろ軽妙なものも多いため、重い作品が苦手な人でも楽しめる印象だ。

ウーと彼を補佐するオペレーター・餅木スミレのやりとりは、(内容こそ物騒だが)どこか微笑ましい。
百合とBLギークの腐女子・小鳩玲香。過激な発言を連発するが、強い信念を持ったキャラクターでもある。

物語は、基本的にキャラクターたちのセリフによって展開される。専門用語も多いが、物語中にいつでもアクセスできる用語集も備わっているため、これを読みながら進めていくことをお勧めする。ちなみに物語は「回想」でもう一度見ることができ、用語集も見返すことが可能だ。

メインクエストは、フィールドを移動することで進行していく。拠点となる「ラストフロンティア」や特定のエリアは、ウーを操作して3Dのマップを探索することが可能。また、探索エリアではサブクエストを受注することもできる。

光っている部分が調べられるポイントだ。
マップにいるキャラクターに話しかけることで、サブクエストを受注できる。

またアサイラムはいくつもの階層に分かれており、クエストをクリアするとそのフィールドの調査レベルがアップ。新たなサブクエストが開放されるほか、レベルに応じた報酬を得られる。

なお、フィールドを歩かずとも「調査リスト」からクエストを選んで所定のエリアに移動可能。後述の育成要素とあわせて、全体的にサクサクと進められる印象だ。

相手を押し出して大ダメージを与える「BREAK」がカギ!バトルシステムを紹介

本作の戦闘は、「スリーパー」と呼ばれるランドルフ症候群に耐性を持つ者たちを編成して戦う、リアルタイムのスキル選択バトルだ。通常攻撃はオートで発動するが、時間経過で溜まっていくスキルポイントを消費して任意でスキルを発動可能。スリーパーは敵の攻撃から部隊を守る盾役「タンク」、敵にダメージを与える攻撃役「アタッカー」、仲間の回復やバフ・デバフに長けた「サポーター」の3種の役割に分かれており、編成のバランスを考える必要がある。

盾のマークがタンク、剣のマークがアタッカー、ハートマークがサポーター。
基本的に、回復役であるサポーターは一人は編成しておきたい。

スキルは扱いやすい「通常スキル」のほか、スキルポイント消費が大きい代わりに強力な効果を持つ「SPECIALスキル」、特殊な遠距離武器を使用する「FIBEスキル」が存在。またスリーパーとエネミーはそれぞれ属性を所持しており、「フィジカル」「メンタル」「テクニカル」の3種が3すくみの関係となっている。状況や属性に応じてどのスキルを使うかが重要だ。

スキルは、画面下部のスキルカードをタップすると使用可能。
スキルを使うと、画面左下の新たなスキルカード(「NEXTカード」)が自動で追加される。

そして、本作のバトルにおける最大の特徴が“押し出し”だ。バトルフィールドには「BREAKライン」と呼ばれるラインがあり、相手をBREAKラインまで押し出すと「BREAK」が発生。エネミーに大ダメージを与える。逆に、プレイヤー側がBREAKラインまで押し出されると継続ダメージを受けてしまうので注意しよう。

エネミーを押し出すには、押し出し効果があるSPECIALスキルを使う必要がある。一度発動するだけでBREAKラインまで押し切ることは難しいため、何度かSPECIALスキルを使ってBREAKを狙うのが基本の戦闘スタイルだ。

BREAK時には、特殊な演出が発生する。

また、スキル使用時に特定の条件を満たすと「チェイン」が発生。チェインを重ねるごとにスキル効果倍率が少しずつ上昇する。チェインによってNEXTカードにSPECIALスキルが出現する確率も上がるため、積極的に狙っていこう。

FIBEスキルを連続で使用すると、FIBEチェインが発動する。

エネミースキルゲージが溜まると、敵側も押し出し効果のあるスキルを使ってくる。また前述の通り、SPECIALスキルはスキルポイント消費が大きいため、発動までにある程度の時間を要する。チェインを重ねてSPECIALスキルを集めつつスキルポイントを溜め、どのタイミングで相手を押し出すか。この駆け引きが、本作のバトルの大きな魅力となっている。

画面右にあるゲージが溜まると、敵のスキルが発動する。

初めのうちはスキルのダメージだけでも敵を倒せてしまうことも多いため、押し出しをあまり意識しなくても戦えてしまうが、強敵と対峙する際は別だ。特に後衛にあたるサポーターはBREAKラインに入りやすく、押し出しによる継続ダメージを受ける確率が高い。サポーターは回復役も兼ねていることが多く、戦闘不能になると一気に不利になってしまうので要注意だ。

また、バトルはオートや倍速にすることも可能。オートでは状況に応じてスキルを使ってくれるが、SPECIALスキルでチェインを狙うため敢えてスキルポイントを溜め続ける…などの戦術は基本的に使ってくれないため、余裕をもって倒せる相手以外は手動で戦うことをお勧めする。

全キャラクターを最高レアリティまで強化可能!時短要素も備えた育成システム

ソーシャルゲームにおいて、ストーリーと並ぶほど時間を費やすことになるのがキャラクターの育成だ。育成が快適かどうかは、ゲームプレイ全体のテンポを左右すると言ってもいいだろう。本作の育成要素は、スリーパーのレベルやスキルレベルのほか、ステータスが上昇するグレードや限界突破など多岐に渡る。それぞれに必要な素材は主に「育成素材獲得エリア」というステージで入手できるのだが、スリーパーの詳細画面から入手可能な素材の表示や各ステージへのジャンプが行えるため、ストレスレスな印象だ。

また育成素材獲得エリアでは、リザルト画面で白兇石(ガチャなどに使用するアイテム)を消費することで、ドロップした素材を2倍または3倍にすることが可能。育成の時間短縮はもちろん、ギリギリクリアできたエリアの報酬も倍増できるため、少々無理した育成も可能になるのが嬉しいポイントだ。

「スキップ証」を使うことでクエストをスキップすることも可能。
スキップした上で報酬倍増もできるので、かなりの時短になる。

さらに、育成アイテムや親密度アイテムなどは「アイテム支援」で生産もできる。限界突破に必要な「真核」は、ガチャでキャラクターが被った時に手に入る「スリーパー因子」と交換できるが生産も可能となっており、無課金プレイヤーにも優しい仕様だ。

加えて、スリーパーが装備できるFIBEや、FIBEを強化するチップは、リストから獲得エリアを逆引きできる。育成できるものの種類はかなり多いのだが、こうした細かな時短要素によってあまり苦にならず、育てたいものをどんどん育てていけるようになっていた。

そして本作では、全スリーパーを最高レアリティまで強化可能。役割や属性によって編成を変えたり、ストーリー上で仲間になるスリーパーを育て続けるなど、プレイヤー次第で育成の幅が広がりそうだ。

レアリティアップを行うと、ステータスが大幅にアップする。

メディアミックスで展開される本作。今回体験したのはほんの序盤に過ぎないが、アニメや漫画とあわせてこれからどういった世界が構築されていくのか注目したい。

Deep Insanity ASYLUM

スクウェア・エニックス

iOSアプリiOS

  • 配信日:2021年10月14日
  • 価格:基本無料

    Deep Insanity ASYLUM

    スクウェア・エニックス

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2021年10月14日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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