イードは、配信が延期となっていたPC(Steam)版「ウィザードリィ外伝 五つの試練」の早期アクセスを2021年12月17日18時より開始する。
今回の配信時期については、関係各所との調整を終えたもので、最終決定になるとのことだ。なお、今回の早期アクセス時点では、実装が予定されていたエディタ機能の提供が見送られることになり、それに伴いシナリオのSteamワークショップ対応も中止となっている。
ただし、エディタ機能については、早期アクセス時点での提供が見送られるだけで、新たな機能拡充など再開発を行った上で2022年内に配信予定となっていること、同時提供できないことに対する救済措置などについても紹介されているので、気になる人は詳細をチェックしておこう。
エディタの同時提供見送りと今後の方針について
今回のリリースに関しては諸般の事情により当初アナウンスしておりましたエディタの同時配信を見送ることとなりました。ただし、本決定はエディタの提供そのものを中止するということではありません。
提供形態の変更と再開発を行った上で、旧ユーザーの皆様にも違和感なく、さらに新たな機能を拡充した上での提供を行うべく、可能であれば2022年内を目処にリリースできるよう、これからも全力で努力を重ねてまいります。これに伴い、同じくアナウンスしておりました、シナリオのSteamワークショップ対応は中止となります。(ポートレート配布など、別の項目でのワークショップ利用は別途検討する可能性がありますので随時お知らせいたします)。
新たなエディタを楽しみにされていた旧ユーザーの皆様並びに、自分だけの冒険を早々に手がけようと検討されていた新たなユーザーの皆様には大変ご迷惑をおかけすることを深くお詫びいたします。エディタが関係する部分について全機能が当面揃わず、調整できない項目が多い状況である事も踏まえ、本作は以前からのアナウンスの通り、早期アクセスでのローンチとなります。
一方で本作では早期アクセスの開始日から、1本につき数十時間以上のプレイが可能な公式シナリオ5本に加え、公式サーバー上に存在した旧バージョンシナリオのコンバートシナリオも追加の費用なくプレイできる環境を整えております。エディタなしでも十分な量のコンテンツを楽しんでいただけると思いますので、そちらをお楽しみいただきながらしばしエディタの提供までお待ちいただけますと幸いです。また今回の変更を受け、公式シナリオ「戦闘の監獄」「慈悲の不在」のDLC提供などのコンテンツの追加についても、なるべく早期に行えるよう検討していきます。
一連の変更に関して、リリースを準備していたゲームクライアントの大きな変更はありません。しかしながら、Steamワークショップ対応見送りという事態になったため、何らかの形でユーザーシナリオを評価できる手段を追加できるよう検討を始めています。
エディタの公開先送りに関する救済措置
旧バージョンのシナリオ作者の皆様に対して、新バージョン向けに公開されているシナリオを調整するためのツールの公開を近日中に行う予定です。これは、新バージョン上におけるシナリオの公開設定(公開/非公開)と、新バージョン向けのシナリオの解説文の付与などが行えるものです。
また、新バージョン向けのシナリオの新規公開に関しては、エディタのリリースまでの間は、個別に旧バージョンの問い合わせ窓口より要望いただければ、他社の保有する著作権を侵害する等の利用規約に違反する行為がない限り、ユーザー様の自作のシナリオを新バージョン向けシナリオとして変換し公開させて頂く予定です。
最後に
度重なる延期で多くの皆さまに不安と不信感を抱かせてしまうこととなりましたが、本作は「ウィザードリィ」の現商標権者であるドリコム様からの正式な許諾を得て開発され、いかなる問題もない状態で発売されるタイトルであるということを改めてお伝えいたします。
本作の重要構成要素であるエディタを外した形での早期アクセスの開始となってしまうことを重ねてユーザーの皆様にお詫びいたします。
しかし、今後本作が再びユーザーの皆様が15年間愛してくださった「五つの試練」に近づき、またそれ以上のタイトルとなっていくためには、エディタの再開発、本体のさらなる洗練、コンテンツの増強など、まだまだ多数の厳しい“試練”が残されております。それら“試練”を乗り越えるには、ユーザーの皆様のご協力は必要不可欠なものです。皆様には今後も温かい目で本作を見守り、ゲームの早期アクセスが始まった暁には様々な形で応援いただければ幸いです。
Steamストアページ
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