ソニー・インタラクティブエンタテインメントが2022年2月18日に発売を予定しているPS5版「Horizon Forbidden West」のプレイレポートをお届けする。

「Horizon Forbidden West」は、「Horizon Zero Dawn」の続編となるオープンワールド・アクションRPG。激しい嵐に荒廃し続ける世界を舞台に、アーロイの新たな冒険が描かれる。

2020年の「THE FUTURE OF GAMING SHOW」にて発表され、満を持して今週発売となる本作は、どのような進化を遂げているのか? 本稿では、新要素を中心としたインプレッションをお届けしよう。

なお、今回のレポートおよびスクリーンショットは、PS5版のグラフィックモード「解像度優先」を中心としたものとなる。

圧巻のグラフィックで描かれるフロンティアとキャラクターたち

本作の舞台は1,000年後の遠い未来。主人公アーロイは、謎の「赤い腐蝕」に脅かされる地球と生命を救うため、アメリカ大陸の“禁じられし西部”へと足を踏み入れる。

グラフィックの進化により、豊かな自然と古の建造物が混在する「Horizon」シリーズ特有の世界観はより高精細な描写に。そのままでも十分美しいのだが、HDRをオンにすると、建物から差し込む陽射しや機械炉(機械獣が生み出される工場のような場所)の怪しげな雰囲気のリアリティが増し、まるでその場にいるような感覚を味わえる。広大な世界に息づく機械獣のディテールも見事だ。

そうした世界観以外に、「Horizon」シリーズの大きな特徴の一つとして“対話”が挙げられる。好奇心旺盛なアーロイは、旅の途中で出会う人々に多くの(時に多すぎるほどの)質問を投げかけ、そこから得た情報をもとに目的へと突き進んでいく。

アーロイの質問は的確で、プレイヤーとしても気になる内容であることが多いのだが、前作の対話シーンはキャラクターのアップによるカットが多くを占めており、演出がやや単調になってしまっていた。質問するかどうかは任意であるものの、対話を退屈に感じ、早くアクションを楽しみたいという気持ちが勝ってしまったプレイヤーも少なくはないだろう。対話の内容自体は興味深いだけに、こうした演出面の単調さは非常に惜しいポイントだった。

しかしながら、本作ではキャラクターの表情とアニメーションが大幅に進化したことにより、対話の退屈さが解消された。生き生きとしたキャラクターたちは見ているだけでも楽しい上、アップから引きの画、時には顔をあえて映さないカットなど、演出面でも飽きさせない。

本作をプレイして、まず初めに度肝を抜かれたのは風景のグラフィックで間違いないが、振り返ってみれば、こうした“人間たち”の描写が全体のプレイ感向上に最も貢献した点と言ってもいいかもしれない。

アーロイの多彩な感情表現も臨場感を増してくれている。

また、PS5ならではの機能にも対応。DualSense ワイヤレスコントローラーのハプティックフィードバックとアダプティブトリガーは、弓を引き絞る感覚や崖を上る感触をプレイヤーに伝えてくれる。高速SSDによるローディングの速さも上々で、ファストトラベルは(場所によるが)ほとんどの場合数秒で完了。オープンワールドゲームである本作との相性の良さは言うまでもない。

選択肢とアグレッシブさが増した戦闘アクション

前作の時点で好評だった戦闘アクションは、本作で大幅に進化。「狩人の弓」「トラップキャスター」といったおなじみの武器はもちろん、着弾後に爆発する投擲槍「スパイクスローワー」や高い連射性能を誇る「ボルトブラスター」、ブーメランのように戻ってくる回転鋸を射出し受け止める度に威力が上がる「シュレッダーガントレット」などの新武器が登場するほか、「武器スタミナ」という要素も追加され、消費することで特殊な攻撃を繰り出せるようになった。

また、槍を用いた近接スキルが多彩に。弱攻撃と強攻撃を組み合わせて繰り出せるガード崩しや、近接攻撃によってエネルギーを伝えた敵に射撃して大ダメージを与える「レゾネーターブラスト」を駆使した、アグレッシブな立ち回りが可能となった。さらには強力な能力で戦況をひっくり返す「勇技」や新たな属性も登場するなど、著しい進化を遂げている。

進化したのはアーロイだけではない。敵もまたパワーアップしており、同じ攻撃を繰り返していると返り討ちにあいやすくなったり、機械獣を操る人間の敵も登場。人間と機械の入り乱れる戦闘を楽しめるほか、蛇のような姿の「スリザーファング」やいくつもの銃を備えた巨大な「トレマータスク」など、新たな機械獣も立ちはだかり、鍛えた武器の威力やプレイヤースキルを存分に発揮できる。

敵と一騎打ちする場面も。パワーアップした近接攻撃の魅せ所だ。

ここまでアクションの種類が増えると、当然戦闘は複雑になるのだが、新たな武器とアクションは「訓練場」や「狩場」で試すことが可能。凶暴な機械獣と戦える「闘技場」も用意されており、アクションの苦手な人も得意な人も満足できる内容となっている。

筆者もアクションは得意ではないが、戦闘を重ね、後述する「プルキャスター」などの装備と各種アクションを組みあわせた自在な立ち回りがうまく決まった時の快感は格別だ。また、できることは確かに増えているものの、罠やステルスといった戦略をとることも可能。難易度も「ストーリー」から「ベリーハード」までの5段階からいつでも変更可能なため、アクションで詰まってしまうことはほぼ無いだろう。

立体的な移動が可能となった探索

オープンワールドゲームに欠かせない探索。本作では、高所からの滑空を可能にする「シールドウイング」や特定の場所に引っ掛けて移動できる「プルキャスター」などの特殊装備により、高低差のあるフィールドを縦横無尽に駆け巡ることができるようになった。旅を進めると水中での探索や機械獣に乗った飛行も可能となり、陸・海・空すべてを探索し尽くせる。

前作より改善された、探索を快適にするいくつかの要素にも触れておきたい。崖や岩場を上る際は、フォーカスで登れる面をハイライト可能に(ハイライトは常時オンにすることも可)。「矢柄の木」などの素材は「保管庫」に貯めておけるようになり、薬草はすぐに使える「薬草ポーチ」のほか、いくつか所持品としてストック出来るようになった。細かな点だが、痒い所に手が届く改善点だ。

また、「トールネック」「機械炉」などのおなじみのアクティビティはもちろん、新たな遊びとして、手持ちの駒を動かして戦う戦略ボードゲーム「ストライク」も登場。旅の息抜き……では済まないほど長く深く楽しめる。

ストーリーに関しては詳しく紹介することはできないが、アーロイの探求心を動力源として力強く進んでいく「Horizon」らしさは健在だ。行動派でありながら冷静さも兼ね備える彼女の成長を感じられるだけでなく、本作ではヴァールやエレンド、そして新たな部族たちとの協力関係や彼らの人物像が色濃く描かれる。また、メニューから「キャラクターメモ」を確認できるので、魅力的な登場人物たちの歴史や人となりを把握することも容易となった。

あらゆる点で正当進化を遂げた本作は圧巻の一言に尽きる。40時間ほどプレイしたが、正直に言うとまだ全然遊び足りず、記事を書いている今この瞬間も戻ってプレイを再開したいほどだ。

本作では、前作のあらすじを収録した映像も見ることができるが、可能ならば前作をプレイしてから“禁じられし西部”の世界に飛び込んで欲しい。前作をやり込んだ人ほど、グラフィックの進化やキャラクターの成長、抜かりのない改善点の数々に感銘を受けることだろう。

Horizon Forbidden West レガーラエディション

ソニー・インタラクティブエンタテインメント

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  • 発売日:2022年2月18日
  • 17歳以上対象
  • Amazon.co.jp、セブンネットショッピング限定販売/PS4にも対応
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  • 発売日:2022年2月18日
  • 17歳以上対象

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(C)2022 Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Guerrilla. Horizon Forbidden West is a registered trademark or trademark of Sony Interactive Entertainment LLC.

※画面は開発中のものです。

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