コンピュータエンターテインメント協会は、8月23日から25日までオンラインで開催予定の開発者向けカンファレンス「CEDEC2022」について、セッション情報を公開した。
CEDEC2022では、200以上のセッションが実施される予定となっており、公式サイトでは143セッションの情報が公開された。7月1日から同サイトにて受講登録の受付も開始される。
今年のCEDECでは、基調講演のほか、「レギュラーセッション」、「ショートセッション」、「パネルディスカッション」、「ラウンドテーブル」、「チュートリアル」、「CEDEC CHALLENGE」、「インタラクティブセッション」の7形式で、さまざまなセッションが実施される予定だ。セッション情報の公開にあわせて、一部のセッションタイムテーブルも公開されている。
また、CEDEC AWARDS 2022の優秀賞も発表されたので、気になる人はこちらもあわせてチェックしてほしい。
以下、発表情報をそのまま掲載しています
受講パスは2種類。オンラインライブ配信とタイムシフト配信のどちらも視聴が可能です
7月1日(金)から、CEDEC公式サイトにて受講登録の受付を開始します。受講パスは、昨年同様、セッションのオンラインライブ配信の視聴(8/23~8/25)ならびに、タイムシフト配信の視聴(8/24~9/5)ができる「レギュラーパス」と、一部のセッションのみ視聴可能な「ライトパス」を加えた2種類となります。
また、7月31日(日)までに登録した方には、早期割引を適用します。詳しくは公式サイトをご覧ください。
公式サイト
https://cedec.cesa.or.jp/2022/session
CEDEC2022受講パス詳細について
名称
レギュラーパス/ライトパス(一部のセッションのみ視聴可能)
内容
オンラインライブ配信の視聴(8/23~8/25)ならびに、タイムシフト配信(8/24~9/5)の視聴
販売期間
レギュラーパス 2022年7月1日(金)~8月29日(月)12時まで
ライトパス 2022年7月1日(金)~8月25日(木)15時まで
価格
レギュラーパス
(早割)CESA会員・学生:22,000円(税込)/団体:27,500円(税込)/一般:33,000円(税込)
(通常)CESA会員・学生:27,500円(税込)/団体:33,000円(税込)/一般:38,500円(税込)
ライトパス
(早割)1,100円(税込)
(通常)1,650円(税込)
※一部のセッションはYouTubeでの無料配信を予定しております。
「ライトパス」について
ライトパスは人材育成の観点から、これから業界を目指す学生やゲーム業界に興味関心をお持ちの方に、CEDECを通じてゲーム業界の様々な分野の話題に触れていただくために用意しました。各分野において業界の最新情報や全体像を知るのに適したセッション、興味分野や課題が同じ人とのコミュニティ形成や交流の促進を目的としたセッションを選定いたしました。すでにゲーム業界で働いている方も含め、CEDEC未体験の方のお試しとしてぜひご活用ください。
「CEDEC AWARDS 2022」優秀賞が決定!
CEDEC AWARDSは、コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術にフォーカスし、技術面から開発者の功績を称える賞です。
今回の優秀賞は、前年のCEDEC受講者アンケートで高評価を得た講演者と、CEDEC 2022運営委員会においてセッションの選定を行う各分野のプロデューサーなどで組織する「CEDEC AWARDS 2022ノミネーション委員会」が、「エンジニアリング」「ゲームデザイン」「サウンド」「ビジュアル・アーツ」の4部門、計20のグループに対し、「優秀賞」(最優秀賞ノミネート)を選考しました。
なお、優秀賞を受賞された20チームの中からCEDEC 2022受講者、講演者の投票を経てCEDEC運営委員会により、各部門の最優秀賞各1組を決定し、CEDEC 2022会期2日目の8月24日(水)17時30分より、オンラインライブ配信で発表授賞式を行います。
優秀賞(最優秀賞ノミネート)の詳細および CEDEC AWARDSの実施概要は、CEDEC 2022公式サイト(https://cedec.cesa.or.jp/2022/event/awards)をご覧ください。
CEDEC AWARDS 2022優秀賞(最優秀賞ノミネート)一覧
(敬称略)
エンジニアリング部門
対象 | 受賞者(現所属社名) |
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人気コンテンツ制作に関する基礎技術や実応用事例を独自開催のカンファレンスで発信し、業界の技術発展に貢献 | Cygames Tech Conference運営チーム (株式会社Cygames) |
.NET/Unity開発の可能性を広げるオープンソースソフトウェアの提供 | 河合宜文 (株式会社Cysharp) |
xR技術やリアルタイムモーションキャプチャを組み合わせた新しい映像体験を提示 | MIRAIKEN studio担当チーム (株式会社バンダナムコエンターテインメント) |
ゲーム開発における数学のロードマップの構築と基礎力向上に貢献 | 長谷川勇 (株式会社スクウェア・エニックス) |
無償ノベルゲーム開発ツールによってノベルゲームの創作活動を支援し、クリエイターが活躍できるコミュニティを活性化 | Hiroshi Nagatani | シケモクMK (STRIKEWORKS) |
ゲームデザイン部門
対象 | 受賞者(現所属社名) |
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オープンワールドで実現したポケモンを「捕まえる」体験 | 「Pokémon LEGENDS アルセウス」開発チーム (株式会社ゲームフリーク) |
仮想少女を表現するための文学的ゲームデザイン | 「NEEDY GIRL OVERDOSE」開発チーム (株式会社ワイソーシリアス) |
SNSを使用した現代だからこそのARG(代替現実ゲーム)の実現 | 「Project:;COLD」 (Team Project:;COLD) |
ソウルシリーズとオープンワールドが融合した高度なゲームデザイン | 「ELDEN RING」開発チーム (株式会社フロム・ソフトウェア) |
東京ゲームショウのVR化成功と、そのノウハウの言語化 | 「開発期間は「半年未満」…21万人を集めた東京ゲームショウVR 2021を支えたUnity活用事例」 (株式会社ambr 代表取締役CEO西村拓也、取締役CTO藤田裕介/株式会社ディフューズ・エンタテイメント代表取締役 今村理人) |
サウンド部門
対象 | 受賞者(現所属社名) |
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世界に通用するAAAシリーズの存在感を裏付けるサウンド演出 | 「BIOHAZARD VILLAGE」サウンド開発チーム (株式会社カプコン) |
没入感を生み出すために複数の技術を高次元で融合させた新世代リファレンスとなるサウンド演出 | 「Returnal」サウンド開発チーム (Housemarque Oy, Inc.) |
時代に合った高音質、低遅延、安定性のあるリモート再生技術 | 「LISTENTO」開発チーム (Audiomovers) |
レースの臨場感を表現する丁寧かつ効果的なサウンド演出 | 「ウマ娘 プリティーダービー」サウンド開発チーム (株式会社Cygames) |
文化の壁を超えた音楽共同制作とオンラインでの発信 | 「原神」HOYO-MiXチーム (HoYoverse) |
ビジュアル・アーツ部門
対象 | 受賞者(現所属社名) |
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前作を超えた完成度を誇る、グラフィックとアニメーション表現 | 「Horizon Forbidden West」開発チーム (Guerrilla) |
一瞬たりとも退屈を感じさせず、現代のゲームにおいて満点に値する作品。 | 「ELDEN RING」開発チーム (株式会社フロム・ソフトウェア) |
次世代のグラフィックス品質の基準を世間に示した技術デモ | 「The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience」開発チーム (EPIC GAMES) |
綿密な世界観の上の築かれた圧倒的なビジュアルクオリティ | シリーズアニメ「ARCANE」開発チーム (Fortiche Production) |
ジオラマとCGが融合した、新しくて懐かしいゲーム体験 | 「FANTASIAN」開発チーム (Mistwalker Corporation) |