コーエーテクモゲームスは、2022年9月24日に「バディミッション BOND」の有観客&配信イベント「バディミッション BOND 大抗争!ミカグラカップ」を開催した。ここでは昼&夜の部の見どころをお届けする。

目次
  1. 出演者
  2. ゲームのエンディングから約2年後を描く「大抗争!ミカグラカップ」
  3. 大好評の「BONDクイズ」再び!朗読劇は昼夜で異なる結末へ

本イベントは、Nintendo Switchのアドベンチャーゲーム「バディミッション BOND」(発売元:任天堂)の初となる有観客イベント。メインキャラクターであるチーム「BOND」のキャスト4人のほか、ドラマパートのキーパーソンを演じる速水 奨さん、堀内賢雄さんをゲストに迎えている。キャスト陣による迫力の朗読劇はゲームに収録されなかった幻のミッション「スポーツ街編」で、同作のシナリオライターによる全編書き下ろし。昼夜で異なる結末のストーリーを臨場感たっぷりに届けてくれた。

出演者

●キャスト
木村良平さん(ルーク役)
近藤 隆さん(アーロン役)
森川智之さん(モクマ役)
浪川大輔さん(チェズレイ役)
速水 奨さん(望月 満役)
堀内賢雄さん(プレーヌ・リュンヌ役)

●声の出演
田中敦子さん(ナデシコ 役)ほか

ゲームのエンディングから約2年後を描く「大抗争!ミカグラカップ」

イベントではゲームのオープニングムービーも交えつつ、さっそくドラマ「大抗争!ミカグラカップ」がスタート。4年に1度の「世界サッカーカップ」のニュースで盛り上がる中、ラジオを聞いていたルークへピザの宅配が届く。そこにあったのは、アップルパイに爆弾が仕込まれた「アップルパイ・ボム」だった。ここからルークは約2年前、ミカグラ島の「スポーツ街」で発生した事件を振り返っていく。

カジノ街のミッションがひと段落した直後。オフィスにいたルークは和菓子チェーン「望月だんご」の社長である望月 満に詰め寄られていた。サッカーチームのオーナーでもある望月は、ルークたちのショーマンとしての評判を聞きつけ「ミカグラカップ」のハーフタイムショーに出演依頼を持ち込んできたのだ。ルークは慌ててナデシコに相談するも、マフィアのボスとしての顔を持つ望月に接触すれば犯罪組織「DISCARD」の情報が得られるかもしれないとあっさりと承諾する。

ルークは会場となる「望月スタジアム」を訪れたところで、洋菓子チェーン「リュンヌ・アップルパイ」のCEOであるプレーヌ・リュンヌと出会う。彼もまたサッカーチーム「リュンヌFC」のオーナーであり、望月と敵対するマフィアのボスでもあった。ルークが彼らの関係性を知った矢先、リュンヌは謎の襲撃を受けるが、それには望月の元で見かけた「3色だんご銃」で行われたようで……?

集合したチームBONDは、まもなくスタジアム内で爆発寸前の「アップルパイ・ボム」と遭遇。見事な連携で回避するも、キッズサッカークラブの子供たちが危険にさらされたため望月はリュンヌへの怒りを露にする。「決勝戦に4つの悪夢が炸裂する」といった脅迫状も発見され、チームBONDは改めて今回の事件をゲームさながらの「シンキングタイム」で整理していく。ここではゲームと同じようにスクリーンへ3つの選択肢が表示され、誤った選択肢を選んだ際のコミカルな応酬までしっかり再現。また、速水さんが昼と夜で異なるアドリブを入れる一幕もあった。

大好評の「BONDクイズ」再び!朗読劇は昼夜で異なる結末へ

バラエティコーナーでは、問題に対して「指定されたシチュエーションに対し、自身の演じたキャラクターだったらどう答えるか?」を回答する「BONDクイズ!2022」に挑戦。チームライトは木村さん・近藤さん、チームダークは森川さん・浪川さんに分かれ、昼は「できればやりたくない…アクティビティは?」、夜は「チームBONDのうち、兄弟にするなら誰を選ぶ?」について考える。

本コーナーでは速水さんと堀内さんの2人がMCを担当し、浪川さんで徹底的に笑いを誘ったり、息の合った掛け合いを見せつけたりしたため、会場からは堪えきれない笑いが漏れ出る。昼は鬼ごっこ、フラフープ、かくれんぼ、ドッジボール、その他から選ぶ際に速水さんが確率1/2になる大ヒントを出したり、夜の部ではあるハプニングでファンが騒然となったりする場面も。各キャラクターがその答えを選んだ理由については「バディミッション BOND」公式Twitterで公開されているので、ぜひチェックしてほしい。

物語の展開はシンキングタイムから分岐し、昼の部は会場に仕掛けられたと思われる「アップルパイ・ボム」の無効化に挑む。リュンヌ総合病院を訪れたルークとモクマ、とある配送会社に向かったチェズレイとアーロンはそれぞれ爆弾が設置された場所の手掛かりを手に入れ、ひっそりとリュンヌの過去を知ったモクマ&チェズレイが主体となって事件を解決する。今となっては懐かしさを感じるヒリヒリとしたやりとりなど、ゲーム当時の状況や関係性を思わせる重厚な会話が届けられた。

夜の部は望月の調査に乗り出すこととなり、ろくに話も聞かず飛び出したアーロンと、アーロンを追いかけたモクマが望月だんごの本社へ潜入。強烈なインパクトを残したモクマのセリフやアーロンのノリツッコミも挟みつつ、本社で得た情報をもとにルークとチェズレイは望月の元へ。この時点でのアーロンの心情が垣間見える切ない会話に胸が締め付けられながら、ルークとアーロンの協力より今回の事件は結末を迎える。それぞれのエンディングにはある同じキーワードが登場するものの、昼と夜では意味がまったく違うものになる仕掛けもあった。

朗読劇の合間には本イベントのグッズを紹介するコーナーが設けられたが、なんと昼は速水さん、夜は堀内さんが担当。両者ともたっぷりユーモアを交えて案内していくが、あまりにも素敵な声のため肝心の内容が頭に入ってこないファンも多かっただろう。ここで改めて説明するが、9月26日からは会場で販売したグッズの通販受付を開始中。新作グッズをはじめ、イベントのシナリオやゲストキャラクターのプロフィールを収録したアフターパンフレットなど事後通販から購入できるアイテムも追加となっているので買い逃しのないようしっかり確認しておこう。併せて本公演のライブビデオが2023年2月に発売決定したので、こちらもお見逃しなく!

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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