バンダイナムコアミューズメントは、アーケードゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」のイベント「声優ラストサバイバー」を2月19日に開催した。
本作は、荒木飛呂彦氏による漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のアニメシリーズに登場するキャラクターを自分の手で操作して戦うバトルロイヤルゲーム。
今回はアニメでキャラクターを演じる声優陣が熱い対戦とトークを繰り広げるということで、会場となった東京ビッグサイトTFTホール1000には多くのファンが詰めかけた。
なお、出演者は下記の6名となる。果たして声優陣はどんな戦いを繰り広げたのか。本稿で【昼の部】の模様をお届けする。
また、本イベントはアーカイブ配信も実施している。さらなる詳細はそちらをぜひチェックして欲しい。
出演者
小野友樹さん(東方仗助役)
小野賢章さん(ジョルノ・ジョバァーナ役)
山下大輝さん(ナランチャ・ギルガ役)
鳥海浩輔さん(グイード・ミスタ役)
榎木淳弥さん(パンナコッタ・フーゴ役)
小西克幸さん(ディアボロ役)
イベントPV収録はプロレスの煽りのように
開演時間になると、まずは事前に公式YouTubeチャンネルで公開されていたイベントPVが上映された。こちらは当日イベントに参加した声優陣が意気込みを語ったもの。その後、声優陣が決め台詞を披露しつつ1人ずつ会場に現れたところで、イベントPVの話題に。
イベント開催が決まってすぐの時期に収録したものだそうで、鳥海さんは当初プロレスの煽りのような感じで意気込みを語って欲しいと言われたそうだ。他の声優陣も同じような流れで収録が進んだと思いきや、先に収録した方を参考にした、キャラクターの台詞を引用するなどそれぞれ個性を出そうとしていた点は印象的。
特に本イベント開催時点ではまだ参戦発表すらなされていなかったフーゴ役の榎木さんは、その点に対して怒りを込めたキレ芸を見せていた。しかし、ここでまさかの重大発表としてフーゴの参戦決定が告知された。
榎木さんからキャラクターの詳細について説明があり、殺人ウイルスのカプセルを破裂させ対戦相手にダメージを与えるといった性能になるようだ。また、参戦時期は2023年夏を予定しているとのこと。そんなトークパートがひと段落したところで、いよいよ対戦の時間に。
既に自身の演じるキャラクターが参戦済みの榎木さん以外の面々は小野(友)さんなら仗助、小野(賢)さんならジョルノを選択し対戦することになっていた。しかし榎木さん演じるフーゴの参戦は夏を待たねばならないということで、事前に実施されたアンケートの結果を受けブローノ・ブチャラティを選択することに。
続いて勝者予想アンケートを見ていくと、小野(賢)さんは以前プレイ歴があるからなのか、より多くの支持を集めていた。山下さんは支持率最下位となっていたが、この事実をバネにより闘争心を燃やしていた事も印象に残る。
勝者にはご褒美が用意されており、昼の部は「ナラの木の薪で焼いた本物のマルガリータ」となっていた。これが明らかになると声優陣のやる気もより高まった様子だった。
勝つのは嬉しい……けれど、それ以外にも楽しい要素はいっぱいあるのがゲーム
対戦前に意気込みを語っていくと、一部の声優陣は本作をプレイしたことがない、そもそもゲームで遊ぶことが少ないといった話もあった。しかし終始楽し気な様子だったことから、今回のイベントで興味を持ち、初めて本作を遊ぶ人も安心したことだろう。
本作において重要となるのが、物音を立てないこと、徐々に縮小していく安全地帯に気を付け位置取りを決める、各キャラクターに用意された強力なアルティメットスキルの使い方の3点。声優陣もそれらに気を付けつつ対戦が進行していった。
まずは各自が敵同士になるソロ戦を2戦続けてプレイすることになった。本作は公式大会が開かれるなど各プレイヤーが勝利をかけたガチな対戦を繰り広げているタイトルではあるが、声優陣のプレイは本作に触れるワクワク感を感じさせてくれるものだった点は特筆すべき点。
キャラクターを操作し原作で使用したカッコいい必殺技を出そうと試行錯誤するだけでも楽し気な様子で、バチバチと勝つための立ち回りだけを追求していくこと以外の楽しみ方を思い出させてくれる一時になったのではないだろうか。
続いてはペア戦を実施。こちらではマップ内で迷子になった鳥海さんをフォローする小野(賢)さん、家中に籠りつつひとりでディアボロの堂々とした立ち姿のエモートを見せる小西さんといった声優陣の姿が見られた。
プレイ後は対戦を振り返った感想戦が繰り広げられ、敗北して悔し気な様子はもちろん、誰がマップのどこにいたのか話し合ったり、自身の操作するキャラクターの性能や強みや立ち回りを教え合ったりなど、ゲームセンターで友人たちと同じ楽しさを共有するあの体験を声優陣のプレイから再び感じさせてもらった方も多かったことだろう。
最後にもう一度ソロ戦を行うことになったのだが、いきなり操作キャラクターの決めポーズで会場を沸かせる榎木さん、建物内のトイレで相手を撃破しジョルノに決めポーズをさせる小野(賢)さんなど真剣に勝敗は争いつつもゲームを存分に楽しむ姿勢を最後まで全員が見せてくれていた。
今回のイベントはアーカイブ配信もあるということで、詳細な声優陣のプレイ内容や勝敗は差し控えさせていただくが、公式大会で覇を競い合う強豪プレイヤーたちのような巧みなプレイではあらずとも、アニメの出演声優達がキャラクターの声で楽しくゲームを遊ぶ姿は見ているだけでも楽しいのだと実感できるプレイ内容となっている。ぜひ併せてチェックしてほしい。
対戦後は景品となっていたマルガリータがステージに運び込まれたほか、会場に集まったファンに声優陣6名のサインが入ったクリアファイルをプレゼントする抽選会が実施された。さらに告知コーナーでは、今後の公式大会や3月中旬からの設置店舗拡大が発表となった。
プレイできるゲームセンターが増えるとのことなので、今回の声優陣のプレイで興味を持った人はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
先述の通り、3月19日まで「昼の部&夜の部 アーカイブオンラインチケット」が販売中(https://bandainamco-am.co.jp/am/vg/jojols/vals/)。また、同イベントのダイジェスト動画(https://www.youtube.com/watch?v=fBf6H1I8pys)も3月20日(月)10:00までの期間限定で公開されている。