ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、3月25日にオンライン上で開催したPS5版「EA SPORTS FIFA 23」のeスポーツ大会「FIFA 23 スプリングオープン」プレイオフの大会レポートを公開した。
今回のプレイオフには予選を勝ち抜いた7名の選手が参加し、「クラブ部門」はジェイ選手、「FIFA Ultimate Team 部門」はじゃっくん選手が初代王者に輝いた。
以下、発表情報をそのまま掲載しています
「FIFA 23 スプリングオープン」レポート
SIEではeスポーツの裾野をさらに広げる取り組みとして、誰でも簡単に競技へ参加することを可能にしたeスポーツ大会「PS5トーナメント」を、昨年12月より毎日開催しております。
「FIFA 23 スプリングオープン」は、「PS5トーナメント機能」を活用した、フレンドと対戦する感覚で気軽に競技を楽しめる新たなeスポーツ大会です。本大会のプレイオフには、2023年2月16日(木)から3月15日(水)で開催された予選を勝ち抜いた 7名の選手が参加しました。
プレイオフでは、実況に井上マー氏、解説に羽染貴秀氏をお迎えし、まずは実在するクラブを使用した「クラブ部門」のトーナメントが行われました。数的優位を作りながら上手に試合を進めるジェイ選手が、得意のサイド攻撃も絡めながら準決勝で9得点、決勝では10得点を挙げるなど、相手を圧倒する強さを見せつけ、「クラブ部門」の初代王者に輝きました。
その後は「FIFA Ultimate Team 部門」のトーナメントを実施。決勝では「クラブ部門」で優勝を飾ったジェイ選手と、準決勝でシュン選手との壮絶なシーソーゲームを制したじゃっくん選手が対戦しました。5バックで守りながら、縦パスをうまく通してシュートを量産したじゃっくん選手が計13得点をジェイ選手から奪い取り、「FIFA Ultimate Team 部門」の初代王者に輝きました。
「FIFA 23 スプリングオープン」 プレイオフの結果
クラブ部門 準決勝
準決勝1
出場選手:ぴろまさ選手(予選1位)VSゆう選手(予選4位)
使用チーム:フランス(ぴろまさ選手、ゆう選手とも)
最終スコア:6-5(勝者:ぴろまさ選手)
白熱のシーソーゲーム!制したのはぴろまさ選手
第1試合の前半16分、ぴろまさ選手が素早いパス回しの中から、最後はエムバペでシュート。見事なゴールで先制点を獲得します。しかし前半22分、ゆう選手がすぐに反撃し、同点のゴールを奪います。さらに前半35分、ゆう選手がこぼれ球をコマンでダイレクトボレーを決め、予選1位のぴろまさ選手をリードする形を作ります。第2試合の前半31分、ぴろまさ選手がパスカットから縦パスを通し、最後はコマンでゴール。2-2の同点に追いつきます。前半44分、ぴろまさ選手がさらに1点を加え、ついに逆転に成功。しかし後半4分、ゆう選手が1点を加えてすぐに追いつきます。両者はその後も激しい攻防を繰り広げ、スコアはぴろまさ選手が2点をリードする6-4に。後半35分、ゆう選手がカウンターから1点を返すも勝利には届かず、ぴろまさ選手が決勝進出を決めました。
準決勝2
出場選手:ベクター選手(予選2位)VSジェイ選手(予選3位)
使用チーム:フランス(ベクター選手、ジェイ選手とも)
最終スコア:3-9(勝者:ジェイ選手)
ジェイ選手が圧倒的な強さを見せつけ、決勝進出
第1試合の前半14分、ジェイ選手は右サイドから中にパスを繋ぎ、デンベレで先制ゴールを獲得します。その後もサイドバックを上手に使いながら局所的に数的優位を作り、攻撃を続けます。前半29分、ジェイ選手は左サイドから攻撃を組み立て、2点目を獲得。前半41分、またもジェイ選手がコーナーキックから起点を作り、グリーズマンのヘディングで3点目を獲得しました。後半41分、ベクター選手もディフェンスの裏を突くパスからエムバペに繋げてシュートを決め、反撃の狼煙を上げます。第2試合の前半6分、そして後半8分にベクター選手がゴールを決めるも、ジェイ選手の猛攻に及ばず、スコアは3-9。圧倒的な強さを見せたジェイ選手が、決勝進出を決めました。
クラブ部門決勝
出場選手:ぴろまさ選手(予選1位)VSジェイ選手(予選3位)
使用チーム:フランス(ぴろまさ選手、ジェイ選手とも)
最終スコア:2-10(勝者:ジェイ選手)
ジェイ選手が勢いそのまま、大差で王者に輝く!
第1試合の前半6分、ジェイ選手は左サイドからのフェイントを駆使した切り込みから、最後はフリーのエムバペでシュートを放ち、先制点を獲得。さらに前半35分、ジェイ選手はシュートを弾いたキーパーのこぼれ球をエムバペで押し込み、2点目を追加。ぴろまさ選手も積極的に攻め続けますが、ジェイ選手からなかなかゴールを奪えない展開が続きます。しかし第2試合の前半4分、ぴろまさ選手はサイドチェンジから縦のロブパス。ディフェンダーに阻まれながらも、こぼれ球を拾ったコマンでシュートを決めて1点を返します。その後も様々な形でチャンスを作り続けるぴろまさ選手ですが、最終スコアは2-10。「クラブ部門」の優勝はジェイ選手に決まりました。
優勝者インタビュー:ジェイ選手
自分がやりたいプレーを攻守にわたって実現できたおかげで、この結果に繋がったと感じます。今回の試合では特に、ポケットを取ることに意識を集中していました。また、「EA SPORTS FIFA 23」の上達のためには、サッカーの研究に力を入れていますし、他の選手のプレイも日々分析しています。最近だと、ナスリ選手をよく観察して分析しています。「EA SPORTS FIFA」シリーズをもっと上手くなりたい方は、ナスリ選手や私のプレイを参考にしてみると良いかもしれませんよ。
FIFA Ultimate Team 部門 準決勝
準決勝1
出場選手:ジェイ選手(予選1位)VSピピ選手(予選4位)
最終スコア:5-3(勝者:ジェイ選手)
ピピ選手が後半に追い上げも、ジェイ選手が決勝進出
試合が動いたのは第1試合の前半8分、ピピ選手がPKを獲得し、先制点を獲得。しかし後半22分、ジェイ選手が左サイドから攻撃を組み立て、最後はエムバペで押し込み、スコアは1-1に。後半27分、ジェイ選手が左サイドからディフェンスの裏を突くパスでチャンスを演出。またもエムバペでゴールを決めて逆転に成功します。ジェイ選手は第2試合の前半7分にも、左サイドから中へのパス、エムバペで決める形で得点を重ねます。前半18分、ピピ選手も左サイドから中のロナウドにパスを供給。ドリブルでディフェンスを交わし、1点を返します。後半35分、ピピ選手がジェイ選手の5バックを崩して得点を上げるも、ここで試合終了のホイッスル。スコアは5-3で、ジェイ選手が2部門連続の決勝進出を決めました。
準決勝2
出場選手:じゃっくん選手(予選2位)VSシュン選手(予選3位)
最終スコア:5-3(勝者:じゃっくん選手)
手に汗握る点取り合戦!制したのはじゃっくん選手
第1試合の前半17分、シュン選手がパスカットからペナルティエリア中央に速いパスを出し、エムバペのシュートで先制点を獲得。しかし前半40分、じゃっくん選手がこぼれ球をロナウドで押し込み、同点に。前半44分、シュン選手が左サイドからの攻撃で勝ち越しますが、直後にじゃっくん選手がエムバペでゴールを決めて2-2。後半26分、じゃっくん選手がパスカットから鮮やかにパスを繋ぎ、フリーのエムバペでシュートを決めて、リードを奪います。第2試合は、緊張感のある試合展開に。シュン選手は何度もチャンスを作りますが、最後の1本をじゃっくん選手に防がれます。後半37分、シュン選手がミドルシュートを放つも、わずかに枠の外。スコア5-3でじゃっくん選手が決勝進出を決めました。
FIFA Ultimate Team部門 決勝
出場選手:ジェイ選手(予選1位)VSじゃっくん選手(予選2位)
最終スコア:2-13(勝者:じゃっくん選手)
じゃっくん選手の5バックと猛攻が炸裂!大差をつけて王者に輝く
第1試合の前半17分。ジェイ選手がサイド攻撃からペナルティエリア内に切り込み、キーパーのこぼれ球をジノラで押し込み先制。しかし前半21分、じゃっくん選手が右から左のサイドチェンジで攻撃体制を整え、最後はジノラで決めて、同点に。前半44分、じゃっくん選手がショートコーナーから攻撃を組み立て、ロナウドのシュートで逆転に成功します。後半4分、7分、21分には、立て続けにじゃっくん選手がゴールを奪い、スコアは1-5に。後半45分、ジェイ選手がジノラで1点を返したところで、第1試合が終了。第2試合は、序盤からじゃっくん選手のペースで試合が進みます。じゃっくん選手は前半13分、33分、38分に追加点を獲得し、スコアは2-8。後半も6分、9分、29分、36分、43分に追加点を奪い、スコア2-13で「FIFAUltimateTeam部門」の優勝はじゃっくん選手に決まりました。
優勝者インタビュー:じゃっくん選手
ジェイ選手の得意なサイド攻撃に対応するため、5バックで試合を進めました。攻撃面においては、自分が得意な、サイドで揺さぶって、中に戻してからの縦パス。そこからの攻撃というスタイルを貫くことができたのがよかったです。「FIFA23スプリングオープン」については、大会があるということ自体が、選手側からしたらすごく嬉しいことで、他の方にも積極的に参加していただいて、日本の「EASPORTSFIFA」シリーズの競技シーンを、皆さんと一緒に盛り上げていけたら嬉しいです。