MIXIより2023年5月23日に配信されるスマートフォン向けゲーム「キュービックスターズ」。その配信に先駆けて、先行体験会が行われた。

本作は、同社の看板タイトルでもある「モンスターストライク」(以下、モンスト)のスピンオフとしてリリースされる作品だ。ここでは、先行体験会でわかったゲームの魅力と特徴について紹介していく。

「モンスト」に人生を捧げてきた29歳の若手をプロデューサーに抜擢

この「キュービックスターズ」は、29歳という若さの園原聖崇氏がプロデューサーを務める作品だ。園原氏は2017年にMIXIに入社し、7年間ずっと「モンスト」の運用に携わってきたという経歴を持つ。

きっかけとなったのは2020年の3月で、その頃「モンスト」のステージ班として高難易度クエストの「轟絶イデア」を担当。自分の中でひととおり高難易度ステージを作りきったことから、次の新しいチャレンジをしようと考えた。ちょうどそのタイミングで、社内で「モンスト」のスピンオフを募集する社内コンペがあり、応募した結果この「キュービックスターズ」が作られることとなった。

プロデューサーの園原聖崇氏。

「キュービックスターズ」は、国内のスマートフォン向けアプリゲームとして展開される予定のタイトルだ。「傾けて敵を撃て!!!ギリギリ直感シューティング」がゲームのコンセプトになっている。プレイヤーが操るキャラクターは、ジャイロセンサーによる操作が採用されている。こちらは、ユーザーにどんな新しい体験を届けるのか、どのように直感的に、カジュアルに簡単に誰にでも楽しめるゲームとして実現できるか考えた末に選ばれたものだ。

スマートフォンに搭載されたジャイロセンサーを使用し、端末の傾きや方向、角度などから情報を取得し、直感的にキャラクターを操ることができるようにした。また、「モンスト」のスピンオフ作品らしく、おなじみのキャラクターたちも登場する完全オリジナルのストーリーが採用されている。

この企画が生まれた経緯には、「モンスト」の「みんなでわいわい盛り上がるゲームと発明」というゲーム戦略が影響している。ジャイロセンサーによる操作が特徴のひとつになっているが、こちらはユーザーに新しい体験を届ける発明になるという意味も含まれている。

また、「みんなでわいわい盛り上がる」という部分に関しては、園原氏自身による「いかだボード」の経験が大きく影響している。いかだボードは、大きなボードに4人で乗り込み川を漕いでいくというものだ。水の上に浮かんでいるため、沈むか沈まないかといった不安定さに加えて、川に流され傾いてしまったときは、みんなで力を合わせていかなくてはならない。

また、まっすぐ進むのか別の方向に行くのかといった進路を決めるときに、全員で声を掛けてゴールを目指していくことになる。そうした原体験が、ゲームの戦略にも合っていると考え、これを実現したいと考えたのだ。今回採用されたジャイロセンサーが、いかだボードの体験に似ており、同時にふたつの戦略を盛り込むことができ「キュービックスターズ」が生まれているのである。

攻撃はオート!合体と分離で生まれる戦術性も楽しめる

ゲームの基本はシューティングということもあり、「通常ショット」、「キャラスキル」、「ストライクスキル」という3種類の特徴的な攻撃方法が用意されている。ちなみに「通常ショット」は画面をタップして狙い撃つといったものではなく、オートで敵を攻撃してくれるため、プレイヤーは敵の攻撃を避けることに集中することができる。

キャラクターの間話ニルは青い円が表示されるのだが、これは射程を表している。その円の中に敵が入ると自動で「通常ショット」が発動するといった感じである。

青い円の中に入った敵を自動で攻撃してくれる「通常ショット」。

一方、「キャラスキル」や「ストライクスキル」はタップで発動するというものだ。そのため、見せ場を作ることができる。ジャイロ操作では両手の親指が自由になるため、操作自体がシンプルになるというところも特徴のひとつだ。

「ストライクスキル」を発動したところ。

もうひとつ特徴的な要素が、分離モードと合体モードである。ゲームでは最大4人のプレイヤーと協力して戦うことができるのだが、それぞれのキャラクターたちと合体して動くほか、分離してひとりで行動することができるのだ。

合体モードでは攻撃力が上がったり体力の回復ができたりするというメリットがあるが、移動も全員で合わせる必要がある。そのため、プレイヤー同士の連携が不可欠となるのだ。ここでも、先ほどのいかだボードの体験から得られた、「みんなで声を掛け合って協力する楽しさ」といった要素が実現されている。

マルチプレイ時は、合体モードのときにお互いに協力する必要がある。

合体モードでは敵の攻撃を避けることはできないため、分離モードで自由に動いて避けるといったプレイも可能だ。特に他のプレイヤーと一緒に遊ぶマルチプレイでは、合体モードと分離モードを活かした駆け引きが生まれるようになっている。

ちなみに、ひとりで遊ぶときはキャラクター1体でもプレイ出来るほか、最大4体まで設定することが可能だ。分離モードではメインで操るキャラクターの後ろを、ほかの3体が追随するといった動きになる。

場面に合わせて自由に動ける分離モードを活用しよう。

装備アイテムとキャラクターの育成要素

各キャラクターにはそれぞれ、「ストライクシップ」と「キューブ」と呼ばれるアイテムを装備することができる。「ストライクシップ」は、攻撃を行ったりキャラクターを強化してくれたりする。「キューブ」もキャラクターを強化する重要なアイテムだが、「ストライクシップ」と異なる点はステージでドロップするところだ。つまり、より良いアイテムを見つけていくハクスラ的な要素も本作には盛り込まれているのだ。

部隊の編成で、キャラクターだけではなく「ストライクシップ」と「キューブ」も選択できる。

キャラクターの育成要素としては、レベルとは別にスキルパネルが用意されている。スキルパネルでどの能力を解放していくのかによって、プレイヤー自身がどのタイプに育てていくのか決めることができるのだ。たとえば攻撃特化なのかHPが高めのキャラにするのか、スキル特化のキャラにするのかなど、自分が思い描いた成長が可能になっている。

元となるキャラクターをどのように成長させるかスキルパネルで考えていくほか、「ストライクシップ」や「キューブ」といった装備品を変えることでも、特徴を出すことができる。そのため、より自分好みのキャラクターに仕上げていくことができるようになっているのだ。

スキルパネルで、キャラクターの個性を伸ばしていくことができる。

「モンスト」のキャラクターと同じ豪華声優陣を起用したフルボイスのセリフが楽しめる!

ゲームの世界観をどうするか考えたときに、「モンスト」の世界をより深掘ったものにしたいと考えたという園原氏。「モンスト」のキャラクターたちには、表には出ていない設定が多数あり、それをもっと知ってほしいという思いから、そちらの要素が本作には盛り込まれている。

「キュービックスターズ」では、パンドラ、シャーロック・ホームズ、ソロモン、ノストラダムス、ロビン・フッドといったキャラクターたちがメインで登場する。いずれも「モンスト」では人気の高いキャラクターではあるのだが、本作ではガチャで入手するというわけではなく、リリース時に最初から使うことができるキャラクターとして無料配布される。

ゲームに登場するキャラクターたちは、豪華声優陣によるフルボイスが採用されているが、これはキャラクターにより愛着をもってもらうためだ。また、「モンスト」のキャラクターと同じ声優陣が採用されているところもポイントである。

一例を紹介すると、パンドラは小倉唯さん、シャーロック・ホームズは上坂すみれさん、ソロモンは内田真礼さん、ノストラダムスは釘宮理恵さん、ロビン・フッドは田所陽向さんが担当する。それ以外にも、「天使部隊」や「円卓部隊」も登場する。これらを含めて、リリース時には30体以上のキャラクターがゲーム内に実装される予定だ。

テーマ曲を担当したのは、数々のゲーム音楽を生み出してきた古代祐三氏が起用されている。古代氏に依頼した理由は、園原氏自身が中学生の頃にゲームセンターで「湾岸ミッドナイト」をプレイしており、小代氏の楽曲で育ってきたからである。そのようなカッコイイ曲を作ってほしいというところから、依頼している。

依頼後に気が付いたのが、古代氏自身が「モンスト」のヘビィユーザーだったことであった。ゲームの話でも盛り上がり、今回のタイトルがシリーズ作品ということもあって実現している。リリース後には、古代氏が作曲を担当した楽曲がタイトルで流れるので、ぜひ聴いてみてほしい。

自分好みの設定を見つけることが勝利への近道!?

ということで、実際に実機を使ってゲームをプレイしてみた。ジャイロによる操作は、思ったほど難しくない印象だ。ジャイロセンサーはゲームが始まったときに検知されるのだが、このときにスマホを70~80度ぐらいにあらかじめ傾けておくのがベストだ。ジャイロということもあり、ついついスマホを真横にしてしまいがちだが、それではかえって操作がやりづらくなってしまうのである。

ゲーム序盤はチュートリアル的な内容になっている。

ちなみにゲーム内のオプションにあるバトル設定で、ジャイロの感度を変えることができる。デフォルトでは70ぐらいに設定されているが、慣れてくると最大値の100にしたほうがキャラクターの操作がしやすく感じるかもしれない。

また、同じバトル設定で視点の高さも変更することが可能だ。視点を低くするとキャラクターが大きく表示されるが、その分視野は狭くなる。本作ではあらゆる方向から敵の攻撃が飛んでくることがあるため、どちらかというと視野を広めに取っておいた方が認識しやすくなる。

この視野の高さは合体時と分離時でそれぞれ別々に設定することもできる。また、これらの変更はゲームプレイ時にいつでも行える。

視点を低くするとキャラクターが大きく表示される。
視点を高くすることで、より広い範囲が見渡しやすくなる。

今回はシングルプレイだけではなく、マルチプレイも体験することができた。使用しているキャラクターがLV1だったということもあったのだが、気が付けば自分のキャラクターが死んでしまっているということがあった。ひとつ気が付いた点としては、合体時にひとりだけ別の方向を向いていると全体の移動速度が遅くなり、足を引っぱっているような感じになってしまうところだ。

マルチプレイでは、初見だったということもあり、
何をやっているのか分からないうちにダウンしてしまう場面もあった。

ゲーム内にチャット機能は用意されていないが、スタンプでコミュニケーションを取ることができるので、オンラインで遊ぶときはそちらを活用するのがいいだろう。今回はオフラインで近くにいる人たちとプレイすることができたのだが、こちらはまたオフラインならではのわいわいガヤガヤ言いながら遊ぶ楽しさがあった。可能ならば、友達同士オフラインで集まって遊んだ方がより盛り上がること間違いなしである。

苦労してミッションをクリアすることができると、喜びもひとしおだ。

「モンスト」ファンはもちろんのことシリーズを遊んでいない人も楽しめる!

古くからあるものの、あらためてジャイロをフィーチャーした操作は、新鮮な気分でゲームがたのしめるようになっていた。なによりも、4人で協力しながら戦っていくというゲーム性も、楽しさが何倍にも膨れ上がる感じである。

今回のプレイでは体験出来なかったが、リリース後はキャラクターを育成していくという楽しみ方も用意されている。「モンスト」ファンはもちろんのこと、これまでシリーズをまったく遊んだことがなくても問題なく楽しめるタイトルとなっているので、ぜひ挑戦してみてほしい1本だ。

ロード中もこのようにカワイイ漫画が楽しめる!

キュービックスターズ

MIXI

MobileアプリiOS

  • 配信日:2023年5月23日
  • 価格:基本無料

    キュービックスターズ

    MIXI

    MobileアプリAndroid

    • 配信日:2023年5月23日
    • 価格:基本無料

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      機種
      Mobile
      プラットフォーム
      アプリ
      OS
      iOSAndroid
      会社
      MIXI
      シリーズ
      モンスターストライク
      ジャンル
      アクションシューティングRPG
      システム
      横向き
      公式サイト
      https://cubic-stars.com/
      • セール情報
      • プリコネR特集
      • Figgy

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