ゲーム開発サークルのArrayCatsは、PCブラウザ用シミュレーションアドベンチャー「植物状態シミュレーション」の配信をを9月25日にフリーゲーム投稿サイトunityroomにて開始した。
本作でプレイヤーは植物状態の患者となり、モールス信号で家族との意思疎通を試みていく。声が出せず文字も描けない、指をわずかに動かせるだけの寝たきりの状態にあり、モールスも初めは家族に認識されない状態から物語は始まる。死に向かうしかない状況の中、何とか対話し、遺産を正しく相続することが物語の到達点となる。
操作はボタン一つとシンプルだが、入力するモールス信号は実際のものに準拠。それによりプレイヤーには物語中の植物状態患者と全く同じ指の動きが要求され、より登場人物に近い追体験が可能となっている。
物語では遺産相続の手続きを現実的に取り扱い、知的好奇心に訴える側面もあるという。遺言書が書けない場合どのような相続先指定手段があるか、血縁者ではない人物が相続を受ける場合どのような条件があるか、相続先のない遺産はどうなるか、本作のプレイを終えると、遺産相続の一端を理解することが可能になっているとのことだ。
ゲーム概要
タイトル:植物状態シミュレーション
ジャンル:シミュレーションADV
プレイ人数:1人
価格:無料
開発:ArrayCats
unityroom:https://unityroom.com/games/morsecommunication
開発者情報
サークル名:ArrayCats
Twitter:https://twitter.com/ArrayCats
グラフィック:nito
Twitter:https://twitter.com/drawing_ninjin
プログラマー:リル姉
Twitter:https://twitter.com/kyururin_nanati
サウンド:taro
Twitter:https://twitter.com/C_plire