ぶっ飛ばしたゾンビを使役するサバイバルACT「Welcome to ParadiZe」プレイレポ!拠点建築も戦闘も移動も話し相手も全部“ゾンボット”におまかせ「How to Survive」開発スタジオによる精神的後継作

プレイレビュー
0コメント あみだ

3gooより2024年2月29日に発売されるPS5/PC用ソフト「Welcome to ParadiZe」の先行プレイレポートをお届け。

本作は、開発を「How to Survive:ゾンビアイランド(以下、How to Survive)」シリーズを手掛けたEKO Softwareが担当しており、同シリーズの精神的後継作ともいえる。「Welcome to ParadiZe」でも、同スタジオのシュールコメディ系の世界観が受け継がれており、ゾンビはびこるバイオレンスさとポップで軽いノリのマッチングがなんとも魅力的だ。

加えて、本作では倒したゾンビにプログラムを施し仲間として使役する「ゾンボット」というオリジナル要素があり、カオスな世界観ともマッチして独自の雰囲気が醸し出されている。

筆者は「How to Survive」シリーズの大ファンで、本作「Welcome to ParadiZe」も発売を心待ちにしていた。本記事では、序盤のストーリーを追いながら素晴らしきパラダイ“ズ”の世界観を感じてもらいつつ、後半では本作のシステムや独自の面白い要素を紹介していこうと思う。

ぶっ飛ばしたゾンビを使役するサバイバルACT「Welcome to ParadiZe」プレイレポ!拠点建築も戦闘も移動も話し相手も全部“ゾンボット”におまかせの画像

ゾンビが仲間になる“ParadiZe”は夢の楽園……のはずだった

「Welcome to ParadiZe」は、ゾンビが世界中にあふれた世界が舞台。プレイヤーの分身である主人公が、ゾンビが仲間になる夢の桃源郷 “ParadiZe(パラダイズ)”の非常に嘘くさい広告を見て、移住を決意したことから物語が動き出す。

オープニングムービーから、ゾンビまみれの“世紀末感”とポップなノリの“コメディ感”のハーモニーに心引き込まれることだろう。

プレイヤーがParadiZe前に到着したところから操作スタート。ゾンビがいない楽園と謳われていたParadiZeだが、門の前には数えきれないほどのゾンビが押し寄せていた。大丈夫なんだろうか?

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中に入ってみると、「文明的」なはずのParadiZeはどこか退廃的。門番の人に移住の希望を申し出ると「ParadiZe内をうろつくには“ゾンボット”が必要」と言われたので、ボブという人物にゾンボットをもらう事になった。このボブがゾンボットテクノロジーを蘇らせたらしい。

「蘇らせた」という事は一度滅んだのだろうか? このParadiZeには何か隠された謎がありそうだ。

ぶっ飛ばしたゾンビを使役するサバイバルACT「Welcome to ParadiZe」プレイレポ!拠点建築も戦闘も移動も話し相手も全部“ゾンボット”におまかせの画像

ボブの元へ歩いている途中、記念碑のようなオブジェクトを発見。触ってみると、ParadiZeの創設者らしきアラン・タスクの発明について、TVショッピングのようなムービーが流れ始めた。

曰く、町中どこでも電気を届けるPowerEverywhereと空気圧配送システムMegaHoopというテクノロジーがこの街には使われているらしい。MegaHoopの方は街中のあちこちにあり、起動することでショートカットとして機能する。

ぶっ飛ばしたゾンビを使役するサバイバルACT「Welcome to ParadiZe」プレイレポ!拠点建築も戦闘も移動も話し相手も全部“ゾンボット”におまかせの画像
ぶっ飛ばしたゾンビを使役するサバイバルACT「Welcome to ParadiZe」プレイレポ!拠点建築も戦闘も移動も話し相手も全部“ゾンボット”におまかせの画像
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ムービーによると、PowerEverywhereが発する強力な電磁場は寿命を延ばすんだとか。本当にそれ、生きているのだろうか……? こんな感じで、街中のオブジェクトや落ちているメモから、この世界で起きた出来事の一端が読み取れるようになっている。

ブラックジョークも含まれたムービーは実にEKO Softwareらしい。
ブラックジョークも含まれたムービーは実にEKO Softwareらしい。

さて、ゾンビまみれの森を抜けてボブの元にたどり着いた。彼は新しいゾンビコントロール用のアンテナの実験がしたいとのことで、主人公に携帯用アンテナをプレゼントしてくれた。しかも無料。

「今回は爆発しないはず」と不穏なことを言っていたが、ともかくこれでゾンビが操れるようになった。

本作はNPCの生存者も多く、結構な個性派揃いとなっている。
本作はNPCの生存者も多く、結構な個性派揃いとなっている。
ゾンボット1号をゲット。衣装もオシャレなツナギに変更だ。
ゾンボット1号をゲット。衣装もオシャレなツナギに変更だ。

ゾンビのプログラム方法は簡単で、戦闘時/非戦闘時の行動をそれぞれ指示するだけ。例えば、木材を持たせた状態で「戦闘時」に「使う」と指示しておけば、プレイヤーが戦っているときに手にした木材で戦ってくれる。

プログラムといっても、指示したい項目にチェックを入れるだけのシンプルなものだ。
プログラムといっても、指示したい項目にチェックを入れるだけのシンプルなものだ。

ゾンビが使役できるようになったので、管理人さんに移住許可をもらって「拠点」を作ることになった。

本作の拠点はマップの好きなところに建築することができ、ファストトラベル兼倉庫として使える「避難所」や木材を使って拠点の施設を稼働させる「材木用発電機」など作れる施設はさまざま。こちらについての詳細はまた後ほど詳しく語ろうと思う。

ぶっ飛ばしたゾンビを使役するサバイバルACT「Welcome to ParadiZe」プレイレポ!拠点建築も戦闘も移動も話し相手も全部“ゾンボット”におまかせの画像
ぶっ飛ばしたゾンビを使役するサバイバルACT「Welcome to ParadiZe」プレイレポ!拠点建築も戦闘も移動も話し相手も全部“ゾンボット”におまかせの画像

拠点建築後は、本格的にオープンワールドとなる。ParadiZeに残った人々の依頼を聞きながら、月にあるという人類の拠点「H2」への移動方法を探していく、というのが本作の序盤の物語だ。本当に人類は月に移り住んだのだろうか……? 謎多き物語の続きは、ぜひ製品版を手に入れて遊んでみてほしい。

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序盤はParadiZeの入り口と近辺の森林で過ごすことが多いが、話が進んでいくことで砂漠や荒れ果てた街、雪山など様々なロケーションでゾンビと闘っていく。オープンワールドということで、いきなり砂漠や街にでることも可能だ。

住人の話を聞いて依頼をこなすことで設計図が手に入り、クラフトできるものが増えていく。様々な場所を訪れて住人の声に耳を傾けていこう。

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「How to Survive」シリーズの良さを残しつつボリューミーに大幅進化

ここからは、ストーリーを抜きにして、本作の魅力的なシステム面についてご紹介していこう。

「How to Survive」シリーズの良いところを掛け合わせたポイントや、興味深いオリジナル要素などが様々見受けられたので、気になる点だけでもぜひ見ていってほしい。

戦闘はゾンボットとの連携がキモ!属性的な要素にも注目

まずは、本作の大半を占めるバトル。こちらは基本的には「How to Survive」シリーズ同様、見下ろし視点でのツインスティックシューターになっている。素早い弱攻撃と威力の高い強攻撃を使い分けるシンプルな操作だ。

強攻撃は範囲も広く、ゾンビの頭をかっ飛ばしたときの爽快感は格別。
強攻撃は範囲も広く、ゾンビの頭をかっ飛ばしたときの爽快感は格別。

シンプルとは言ったが、それはあくまで操作の話。本作には落ちているガラクタを組み合わせた数多くの武器が登場し、多種多様な戦術・戦法が取れるのだ。近距離武器を一つとってみても、攻撃範囲が広い木製バット、弱攻撃で突き/強攻撃で投擲を行う槍、右スティックでエイムした時のみ投擲するブーメランなど、武器によってプレイスタイルは大きく変わってくる。

敵を貫通して戻ってくる時も敵を跳ね飛ばすブーメランは筆者お気に入りの武器。
敵を貫通して戻ってくる時も敵を跳ね飛ばすブーメランは筆者お気に入りの武器。

そのほか、本作では各武器アイテムにコモン、レア、レジェンドといったレアリティ要素が実装されている。コモンの銃火器よりレアのバットの方が強いこともあるので、手持ちの素材アイテムを参照しながら持つ武器を変えていく楽しさがあった。

ぶっ飛ばしたゾンビを使役するサバイバルACT「Welcome to ParadiZe」プレイレポ!拠点建築も戦闘も移動も話し相手も全部“ゾンボット”におまかせの画像

本作ではお供であるゾンボットにも武器や鎧を持たせることができる。ゾンボットに近接武器を持たせた状態で相手を引き付ける「挑発」指令をONにしておき、自分は遠距離から安全に攻撃する、といったゾンボットとの連携がバトルの肝になるようだ。

ゾンボットに火炎放射器を持たせて突撃させるとなかなか絵面が面白いので筆者一押しのビルドである。

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拠点つくりは電力との相談。効率よい防衛設備を生み出そう

続いてゾンボット達と暮らす拠点つくりについて、詳しく見ていこう。本作の設備は基本的に「電力」を使って動くようになっており、発電設備次第で電力の上限が決まっている。例えば材木用発電機しかない序盤では、3000Wまででやりくりする必要がある。

拠点関連の施設を開いたとき、左上に現在の消費電力量と発電量が表示されている。
拠点関連の施設を開いたとき、左上に現在の消費電力量と発電量が表示されている。

発電機に使う木材は自分で集めてもいいが、資源が沸くポイントの近くにゾンボットを輩出するパイロンを設置し、「巡回」「集める」コマンドを入れておくことでゾンボットが勝手に集めてくれる。他の例として、水力発電なら川の傍にバケツを持たせたゾンボットを配置すればOKだ。

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拠点に配置できるゾンボット達に上限はないが、電力が実質的にその代わりを果たしている。ゾンボットは1体につき100Wを消費し、加えて装備を付けるとその分追加の電力消費が発生する仕組みだ。

重装備のゾンボットを大量配備するとあっという間に電力を食いつくしてしまうので、適材適所でゾンボット達の装備を決めなければならない。この辺りは街作りシミュっぽい要素として、これだけでもなかなか面白かった。

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物語を進めると、3ウェーブからなるゾンビラッシュが解禁される。ラッシュでは、ゾンボットはもちろん、効率よくゾンビを処理するトラップが重要だ。

例えば、手回しレバーで作動するスパイクトラップは、地中から巨大なトゲを出現させてゾンビを一網打尽にする。こちらも設置するだけで幾ばくかの電力を消費するため、ゾンボットとの配置バランスがキモとなりそうだ。

罠が上手くハマったときは思わず口角が上がる。
罠が上手くハマったときは思わず口角が上がる。

ゾンビウェーブは、一見敵が多いわ拠点は壊されるわで大変なだけに見えるが、実はメリットもある。

ウェーブの中に、まれに“レアゾンビ”とでもいうべき敵が混じっており、倒すことで高レアリティ武器の設計図がドロップする。こんなハック&スラッシュ要素を用意されたら無心で周回してしまうではないか。

ぶっ飛ばしたゾンビを使役するサバイバルACT「Welcome to ParadiZe」プレイレポ!拠点建築も戦闘も移動も話し相手も全部“ゾンボット”におまかせの画像
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ゾンビウェーブに対抗するべく設備も強化して、電力確保のためのゾンボットを稼働させる。

うまい具合に電力を管理しながら、拠点を要塞化していく。そんな面白さが本作の拠点つくりにはあった。こういうの、好きな人は無限にやっちゃうんじゃなかろうか?

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ボリューム感とストーリー性が両立。「無限にやりたくなる」中毒性がアツい

これまで「Welcome to ParadiZe」をプレイしてみた感想を紹介してきたが、総括するなら「無限にやりたくなっちゃう」要素が盛りだくさんといった印象を受けた。

レアリティ制度採用によるハック&スラッシュ的な要素や、ゾンビウェーブに拠点を最適化する要素など、やりこみどころが非常に豊富だった。

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個人的な感情も含めると、「How to Survive」のストーリー性と、「How to Survive 2」のボリューム感をうまく融合した傑作の予感を感じている。同シリーズのファンはぜひとも手に取ってほしいし、こういったトップダウンビューのアクションゲーム好きには文句なくおすすめできるゲームとなっている。

少しでも気になったらぜひ、ストアページだけでも覗いてみてほしい。

格闘ゲーム好きなフリーライター。ファミコンからPS5まで、幅広くゲームを遊んでいます。思い出深いゲームは「ペルソナ4」や「サクラ大戦2」、「GUILTY GEAR Xrd REV 2」「戦場のヴァルキュリア」です。ゲームをプレイするときは、グラフィックなどより、ゲームの独自性や“ならでは”の部分、やりこみ要素などに注目しがちです。コンボができるゲームは無条件で面白いと思ってます。

※画面は開発中のものです。

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