カプコンよりPS5/PS4/Xbox Series X|S/PC向けに発売中の「ストリートファイター6」。2024年5月22日に実装されるYear1追加キャラクター第4弾「豪鬼」の先行プレイレポートをお届けする。

目次
  1. 必殺技の性能を簡単にご紹介
  2. 基本戦略や簡単なコンボ・セットプレイを紹介
  3. 番外編:新たな調整要素について

5月22日に実装される「ストリートファイター6(以降、スト6)」Year1最後の追加キャラクターである「豪鬼」。本作から始めた人はこの男についてあまりご存じでないかもしれないが、リュウとケンの師匠である剛拳の弟だ。自身の暗殺拳を極めたいために禁忌とされる“殺意の波動”を会得しており、実兄の剛拳と師である轟鉄を殺害した過去を持っている(剛拳は実は生きていた)。

「スト6」豪鬼先行プレイレポート:多種多様な空中必殺技で強襲!低体力の代わりに超スピードを手に入れた豪鬼の面白ポイントは「コンボ選択」の画像

本レポートでは、豪鬼の各技性能について、筆者が実際に触ってみた感想をお話ししていこうと思う。通例として「低体力だが高性能なハイスタンダートキャラクター」となっていたが、本作「スト6」では“万能さ”はある程度継承しつつ全体的にリーチが短くなっており、上からの攻めを多く備えた“奇襲”に特化した性能になっているように感じた。

また、実際にレベル7CPUと“死合い”をした様子をYouTubeにて公開しているので、そちらも併せてご覧いただきたい。

本稿、動画ともに試遊用のバージョンであるため、実装時の性能とは異なる場合がある。その点についてはご留意いただきたい。

※記事内では、コントローラーの入力方向について、テンキー入力表示を用いる。例えば、1P側で前なら6、後ろを4とし、波動拳のコマンドは236となる。

必殺技の性能を簡単にご紹介

最初に、必殺技・特殊技単体の性能について、試遊してみて判明した事をご紹介していこうと思う。まずは、コマンド表をご覧いただこう。

「スト6」豪鬼先行プレイレポート:多種多様な空中必殺技で強襲!低体力の代わりに超スピードを手に入れた豪鬼の面白ポイントは「コンボ選択」の画像
「スト6」豪鬼先行プレイレポート:多種多様な空中必殺技で強襲!低体力の代わりに超スピードを手に入れた豪鬼の面白ポイントは「コンボ選択」の画像
「スト6」豪鬼先行プレイレポート:多種多様な空中必殺技で強襲!低体力の代わりに超スピードを手に入れた豪鬼の面白ポイントは「コンボ選択」の画像

豪波動拳

豪波動拳は、リュウやケンが使用する波動拳に近い飛び道具。かつての作品で、リュウやケンの波動拳に比べて発生が遅いという特徴があったのだが、本作ではその部分が強調されており飛び道具の撃ちあいには少し使い辛い性能となっていた。

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かわりに、ボタンを長押しすることで性能が変化していき、溜め無し、1段溜め、2段溜めと3パターン打ち分けられる。

  • 溜め無し:普通の飛び道具
  • 1段溜め:2HITする飛び道具。撃った後の隙が少なめ
  • 2段溜め:3HITする飛び道具。見た目が灼熱波動拳に変化、こちらも撃った後の隙が少なめ

リュウの集中やガイルのソニックブレイドのような予備動作を挟まずに多段飛び道具が撃てるので、これを撃って一緒に攻め込んだり相手の弾撃ちを抑制したりといった目的で使用できそうだ。

2HIT版波動拳。意外と隙が少ないので、出さえすれば強力
2HIT版波動拳。意外と隙が少ないので、出さえすれば強力

斬空波動拳

豪鬼おなじみの空中から撃ち込む波動拳。相手の飛び道具を無視して打てる、通常技による対空を潰す、などなど非常に強力な技となっており、本作でも生命線となるだろう。

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前作「ストリートファイターV」(以降、ストV)では性能が控えめに調整されたが、本作では久々に強力な斬空波動が楽しめる。全盛期といえる「ストリートファイターII」や「ストリートファイターIV」ほどではないにしろ、気軽にジャンプして気軽に撃てる技だろう。

弱点としては、豪鬼が技を喰らうと弾が消失する仕様のため、対空無敵技で豪鬼を先に殴るか、こちらもジャンプして空対空攻撃で発生時を殴る、着地の硬直にドライブインパクトを合わせるなどが対策としてあげられる。また、シリーズに比べて画面奥側に深い角度でしか撃てなくなっているため、豪鬼の下をくぐるのも有効だ。

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が、豪鬼側も急降下技の天魔空刃脚や普通のジャンプを混ぜることで対応させ辛くできるので、非常に強力な技であるのは間違いないだろう。

豪昇龍拳

基本的にはリュウやケンの昇龍拳と変わらないが、OD版が少し特殊。ヒット時に過去作にあった「禊」に近いモーションを取るほか、非常に早く多段判定が出るためドライブインパクトに負けにくくなっている。ダメージも高いため、期待値が高い無敵技だ。

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竜巻斬空脚

弱、中、強でそれぞれ用途の異なるコンボ用の突進技。相手のしゃがみ状態に当たらないので、相手が立っているかしゃがんでいるかで別の技と使い分けなければならない。

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その分、弱竜巻をコンボに絡められた時が非常に優秀で、弱竜巻→しゃがみ強キックというコンボが入り、そこからジャンプ攻撃が相手の起き上がりにちょうど良い具合に重なる。

検証できたわけではないが、どうやら安全飛び(※)になっているらしく、一部の無敵技をガードしながら攻め込めそうだ。画面中央で安定した安全飛びルートがあるのはかなり強力なのではなかろうか。

ジャンプ強パンチがこんな感じの重なり方をする。
ジャンプ強パンチがこんな感じの重なり方をする。

※相手の無敵技をガードしつつ、こちらのジャンプ攻撃を当てるテクニック。重ね方次第で、ガードできる無敵技の発生フレームが異なり、今回の試遊ではガードできる発生フレームまでは調査できていないが、エドやキンバリーの無敵技ならガードできそうな重なり方をしていた。

金剛灼火

214+パンチコマンドで1段目、その後6+パンチボタンで2段目がでるコンボ用の多段技。「鉄拳7」に豪鬼が参戦していた際に使用していた「灼熱滅掌」に似たモーションだが、こちらは2段目を任意で派生できる。そのため、1段目をガードした後にも2段目を出す/出さないの読みあいが発生する。

「スト6」豪鬼先行プレイレポート:多種多様な空中必殺技で強襲!低体力の代わりに超スピードを手に入れた豪鬼の面白ポイントは「コンボ選択」の画像

弱ならダウンせず有利フレーム(中百裂脚のようなイメージ)、中がダウン、強は打ち上げとなっており、画面端なら強版から追撃が入る。中央でもドライブラッシュなどから追撃が入らないかと色々試してみたが、筆者の検証の範囲では追撃は不可能だった。

強版だと、こんな感じで打ち上げる。
強版だと、こんな感じで打ち上げる。

百鬼襲

上空に飛び上がり、様々な派生を繰り出す豪鬼・剛拳兄弟伝統の得意技。本作では過去シリーズに比べて少し改修が入っており、強襲技としての性能が引き上げられている。百鬼襲から派生する行動は以下の通り。

  • 百鬼豪斬(入力なしで自動派生):下段のスライディング派生
  • 百鬼豪衝(P派生):その場に急降下する中段派生
  • 百鬼豪刃(K派生):急降下するキック派生
  • 百鬼潜影(2長押し派生):何もせず着地するフェイント派生

また、OD版百鬼襲からのみ、斬空波動拳と竜巻斬空脚に派生でき、コンボを伸ばせる。

この飛び上がり部分が百鬼襲
この飛び上がり部分が百鬼襲

本作は、PVで話題になっていた通り、百鬼豪刃のスピードが格段に速くなっており、キャミィのキャノンストライクのような急降下技として機能する。百鬼襲の飛び上がる角度を弱・中・強で決定し、その後Kボタンの弱・中・強で百鬼豪刃の角度を決定できる。強百鬼襲→強百鬼豪刃と入力すれば画面の端から端まで届くし、弱百鬼襲で手前に飛んで強豪刃と入力すればいきなり角度を変えてつっ込める。

相手の足元を踏みつけられれば有利フレームが取れるので、積極的に狙いたいところだ。

本作では百鬼豪刃のスピードが相当速い。
本作では百鬼豪刃のスピードが相当速い。

阿修羅閃空/朧

豪鬼伝統の前後への移動専用技。通常技からキャンセルして出せないが、相手を通り抜ける性質を持っており、画面端からの脱出やセットプレイに使える。

本作では、前方向の阿修羅閃空からのみ、朧というコマンド投げに派生できる。中距離からいきなり近づいて投げを決められるが、阿修羅閃空からすぐには朧を出せず、反応の良い人なら見てから回避されてしまうだろう。

相手の背後に回り込む演出が非常にカッコいい朧。
相手の背後に回り込む演出が非常にカッコいい朧。

だが、中距離のドライブパリィ空振りに対する対策や、意表を突いた奇襲などなど、そもそもコマンド投げを持っているだけで強いので、使い道はかなりありそうだ。

瞬獄殺

スーパーアーツより、体力25%以下限定で使用できる特殊クリティカルアーツ「瞬獄殺」をピックアップしてご紹介。PVでも話題になった豪鬼を代表する超必殺技だ。

「スト6」豪鬼先行プレイレポート:多種多様な空中必殺技で強襲!低体力の代わりに超スピードを手に入れた豪鬼の面白ポイントは「コンボ選択」の画像

色々試してみると、まず本作では通常技を空キャンセルして出せなくなっていた。立ち強キックの2段目など、しゃがみに当たらない技をあえて撃って瞬獄殺、みたいな連携を出せなくするための調整だろう。

そのほか、通常技や必殺技キャンセルからコンボとしてつながるようになっている。だが、空中状態の相手には当たらないので、瞬獄殺につなげたいときは地上コンボを選択しなくてはならない。基本的に空中コンボの方が豪鬼は火力が出るので、瞬獄殺専用の地上最大コンボを覚えておくと良いだろう。

基本戦略や簡単なコンボ・セットプレイを紹介

基本的にリーチが短いので、近距離に踏み込まないといけないのが本作の豪鬼だ。そのために、豊富な空中技を駆使したり、歩きの速さを活用したりする形だろう。

また、立ち強パンチ、立ち弱キックがキャンセル可能かつリーチが長めなので、ガードされても比較的安全な金剛灼火でキャンセルするのが良さそうだ。

小技の中ではリーチが長い立ち弱キック
小技の中ではリーチが長い立ち弱キック

波動拳は先述した通り、出が遅く連続した弾の撃ちあいには向かない。そのため、飛び道具が強力な相手には斬空波動や百鬼豪刃を使った空中からの攻めを展開したい。斬空と百鬼豪刃、普通の飛びでそれぞれ対処法が異なっているので、適度に散らしていくことで相手に困難な対応を迫れるだろう。

困ったら百鬼と言っていいほど使い勝手がいい。
困ったら百鬼と言っていいほど使い勝手がいい。

一度近づいてしまえば、豪鬼はしゃがみ中パンチ、立ち中パンチともに非常に優秀なので、これらを押し付けていく連携が強そうだ。筆者がコントローラーを二つ同時操作して調べた限りだと、立ち中パンチがガードさせて有利、ないしは5分と優秀なフレームなので、ゴリゴリ押し付けていきたい。

優秀だが、リーチは短い立ち中パンチ
優秀だが、リーチは短い立ち中パンチ

相手を画面端に運んだ時の豪鬼は非常に火力が高く、OD版金剛灼火を当てることで相手が画面端に張り付き、相手を打ち上げる特殊技・羅豪脚(4+強キック)→百鬼豪刃→昇竜拳という追撃が入り、非常にダメージが出る。画面端なら、ドライブラッシュよりOD必殺技を繋いでいったほうがダメージが高そうなほどだ。

羅豪脚で浮かせて
羅豪脚で浮かせて
百鬼派生で追撃。結構減る。
百鬼派生で追撃。結構減る。

総合として、攻撃ヒット時に相手のしゃがみ/立ちの確認がいる、ドライブラッシュよりOD必殺技の方が高いダメージが出る、瞬獄殺とスーパーアーツLV3でコンボルートが異なる等々、コンボ選択がとにかく難しい。その分、正しくコンボを選択できた時は非常に火力が高く、状況も良いのでやりこみ甲斐がある。

「スト6」豪鬼先行プレイレポート:多種多様な空中必殺技で強襲!低体力の代わりに超スピードを手に入れた豪鬼の面白ポイントは「コンボ選択」の画像

一新されたデザインも良く、使っていて非常に面白いキャラクターとなっているので、ぜひとも実装後に一度は遊んでみてほしいキャラクターである。

番外編:新たな調整要素について

ココからは豪鬼のプレイレポートとは別に、豪鬼実装時の新要素について簡単にご紹介しようと思う。

まず、キャラクターの調整について、スタッフの方より調整例の一部を紹介していただいた。“主な変更”であるため、これが調整内容の全てではないので注意していただきたい。内容は以下のとおりである。

  • ルーク:DDTのダメージアップ
  • ホンダ:立ち中パンチ→3強キック→肩屋入りのキャンセルルート追加、スーパー百貫落としがハードノックダウンに
  • マノン:4強パンチからODグラン・フェッテがつながるように、SA3/CAがメダルに応じてダメージ変化
  • A.K.I.:凶襲突がSA3キャンセル可能に、弱・蛇頭鞭のパニッシュカウンターの挙動が変更
  • ザンギエフ:ストンピング2発目必殺技キャンセル可能に、2強パンチがパニッシュカウンター時床バウンドに変更
  • キンバリー:地上OD武神旋風脚がSA2でキャンセル可能に、モダンの中アシストコンボがBO時には変化するように
  • ジェイミー:乱酔旋が連続ヒット、2中Pがヒット時+5フレームに変更

また、起き上がり時に使えるドライブリバーサルについては、ガード時の性能は通常版と一緒で、発生も通常版と変わらないようである。起き上がりに大攻撃を重ねるキャラクター(マリーザ、キンバリーなど)は基本的に起き攻めがしづらくなると考えてよい。だが、基本的に小技で問題ないケン、春麗などのキャラクターは逆にガードからコンボに行けるので、小技の性能によって受ける影響が変わってくるだろう。

「スト6」豪鬼先行プレイレポート:多種多様な空中必殺技で強襲!低体力の代わりに超スピードを手に入れた豪鬼の面白ポイントは「コンボ選択」の画像

格闘ゲーム好きなフリーライター。ファミコンからPS5まで、幅広くゲームを遊んでいます。思い出深いゲームは「ペルソナ4」や「サクラ大戦2」、「GUILTY GEAR Xrd REV 2」「戦場のヴァルキュリア」です。ゲームをプレイするときは、グラフィックなどより、ゲームの独自性や“ならでは”の部分、やりこみ要素などに注目しがちです。コンボができるゲームは無条件で面白いと思ってます。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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