千葉・幕張メッセにて9月26日~29日にかけて開催の「東京ゲームショウ2024」。Yellow Brick Gamesブース(07-N02)にて出展のPS5/Xbox Series X|S/PC向けアクションアドベンチャー「Eternal Strands」のプレイレポート&インタビューをお届け。
本作でプレイヤーは、若い魔法使いのBrynnを操作し、さまざまな魔法の力を使い分け、ときには組み合わせて強大なクリーチャーたちに立ち向かうことになる。Yellow Brick Gamesのデビュー作でありながら業界のベテランたちによって開発されており、ユニークでやりがいのあるゲームプレイを取り入れた注目すべきゲームだ。
今回は30分にわたるゲームプレイのあと、Yellow Brick Gamesエグゼクティブプロデューサー兼COOを務めるJeff Skalski氏へのインタビューも行った。2025年初期の発売を目指して開発進行中の本作の魅力の一端が伝わればうれしい。
プレイレポート:多種多様な魔法に最初は戸惑うが、新たな戦術を思い付き、試すのは最高に楽しい
今回の試遊では、このあとインタビューを行うJeff氏からアドバイスを受けながらプレイすることになった。独特のシステムがいくつも取り入れられたゲームだったので、これは大変ありがたかった。
主人公が訪れたのは、どうやら序盤で冒険できるフィールドの模様。ボタンひとつで呼び出せる魔法パレット(アイコンが9種類表示されるであろうUIのうち7種類が使用可能となっていた)と3種の武器の切り替えを駆使してフィールド上の敵と戦っていくことになった。

冒頭ではいわゆるザコ敵が複数出現。ザコではあるがなかなか体力が高く、遠くにいても精度の高い遠距離攻撃を仕掛けてくるので手強い。ここで冷気の魔法を使って敵を硬直させ、その隙に攻撃するのが有効だと学んだ。足止めした敵に炎や斬撃による攻撃を加えて倒していく。


少し先にボス敵と思われる巨大な姿が見えるのだが、この足場まで行ける道はなく、たどり着く方法が分からない。思案していると、PKストリームの魔法が有効だと教えてくれたので使ってみる。魔法で作り出した円に飛び込むと、主人公が勢いよく空中に飛び上がり、そのままボスのもとまでたどり着いた。
ボスは巨大な体躯をしており、頭の上には炎が燃え盛っている。見るからにこの部分が弱点っぽいのだが、ここまで攻撃を届かせる方法が分からない。ひとまず冷気で足を凍らせて動きを止め、ボスの体に直接よじ登ってみる。


何度かくり返すと肩のあたりまで登れたのだが、巨大な皿のようになっている頭の上に登るのがなかなか難しい。ほかにも身体の鎧のようになっていない部分にならばしがみついたままダメージを与えられることが分かったのだが、このダメージは微々たるもの。
そうこうしているうちにボスがときおり召喚してくるザコ敵からの攻撃による蓄積ダメージもあり、強力な一撃を受けて倒されてしまった。
気を取り直して再挑戦。今度は別の魔法でザコ敵や周囲のモノを投げ飛ばしてボスにぶつけてダメージを与える方法で地道にHPを削っていくことに。また、ボスに近づいたときは足元からよじ登るのではなく、PKストリームで一気に頭の近くまで飛び上がってしがみつく方法も思い付いて試してみた。


結局最後はこちらのHPが尽きて倒すことはできなかったが、敵のHPを4分の3ほど減らすことができた。もう一度再挑戦したらきっと撃破できるだろうという確かな手応えが感じられた。
今回プレイしたバーションではゲーム内の日本語訳がぎこちなかったが、こちらは製品版の発売までに改善されるとのこと。改善後は各種魔法の効果への理解も深まり、いっそうさまざまな戦術が試せそうだ。またプレイできる機会があったときは、複数の魔法の組み合わせによる相乗効果も試して、今度こそボスを倒したいと思える、非常にチャレンジ精神を掻き立てられる体験だった。

「Eternal Strands」エグゼクティブプロデューサー・Jeff Skalski氏インタビュー

――「Eternal Strands」のようなゲームを開発しようと考えた切っ掛けを教えてください。
Jeff氏:アドベンチャーゲームやファンタジーの世界観が大好きだったのと、プレイヤーにたくさんの能力を与えられるようなゲームが作りたいと思ったんです。それで、熱や冷気、それからキネティックパワーを組み合わせて遊べるものを目指しました。
たとえば“熱”と“冷気”をいっしょに使えば霧を発生させて、敵クリーチャーから身を隠すことができます。PKストリームとファイアを組み合わせれば火柱を作り出すこともできます。こうした能力の組み合わせをいろいろと想像して、試したくなるゲームです。
――主人公が使える能力は9つあるとのことですが、すべてゲーム序盤から使えるものなのでしょうか? また、それらはゲームを進めるとさらにパワーアップしたりするのでしょうか?
Jeff氏:序盤からすべて使えます。これらの能力を、平均して25~30時間くらい掛かるゲームプレイを通して、さらにパワーアップさせていくことになりますね。ボスを倒すことで“ストランド”が主人公のマントにパワーを宿し、これをくり返して主人公の能力はパワーアップしていくんです。

――本作のゲームデザインを考える上で、影響を受けたゲームはありますか?
Jeff氏:「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」、「ドラゴンズドグマ」、「モンスターハンター」の3つのタイトルの影響が大きいです。私たちは大きなクリーチャーに立ち向かうゲームが大好きなんです。
能力を組み合わせることで異なる効果が生み出せる点は「ブレス オブ ザ ワイルド」から、それから倒す方法がパズルのようになっているゲームからも影響を受けています。具体的には「ワンダと巨像」ですね。
――それらのタイトルからの影響は確かに感じつつも、プレイしていて間違いなくオンリーワンのゲームプレイが楽しめるゲームになっていると感じました。本作における巨大なボスとの戦いの特徴を教えてください。
Jeff氏:ボスの倒し方は大きく2種類あって、ひとつ目はダメージを与えてHPをゼロにする方法、ふたつ目は“ハーヴェスト”と呼んでいるのですが、ボスによじ登って体に5つ存在する弱点を破壊する方法です。プレイする人によって倒し方はさまざまです。いろいろと工夫して、自分の戦い方を見つけてください。
――きっとほかの人は自分とはまったく違うプレイをするんだろうというのは想像が付きます。他人のプレイを観るのも楽しいゲームだろうなと思いました。
Jeff氏:私たちでさえぜんぜん見たことがない戦い方をしているプレイヤーさんもいて、試遊している方のプレイは私たちにとってもおもしろいです(笑)。

――こういった自由度の高いゲームは、ひとつ強力な組み合わせを見つけるとそればかり使いがちになってしまいそうだと感じるのですが、そうした一辺倒なプレイにしないための工夫などはありますか?
Jeff氏:そういったことはとくにしていません! プレイヤーさんには、より早く敵を倒したい方もいるでしょうし、時間が掛かっても遠距離から安全に戦いたい方もいると思うので、自由に楽しんでもらえるのがいちばんですから。
――なるほど。でも結果的に、敵の特徴に対して「こっちの能力のほうが有効なんじゃないか?」とか、好きなことだけ楽しむのも許容してくれる一方で、自然といろいろな試行錯誤にもチャレンジもしたくなるのが素敵だと思いました。
Jeff氏:もちろんクリーチャーによっては「冷気に強い」「熱に弱い」などの特性があるので、それをいろいろ試して見つけていただけたらうれしいですね。
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※画面は開発中のものです。
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