協力型のギミックが楽しい3Dマルチプレイアドベンチャーゲーム「ポッピュコム」試遊レポート【TGS2024】

昨年に続いての出展となった「ポッピュコム」は、仲間と楽しめる協力アドベンチャーゲームで、今年は新たなステージやアイテムも追加されているという。2人用の協力ゲームとなるため、筆者はスタッフの方と一緒にチャレンジさせてもらった。

本作をざっくりと説明すると、「レインボーポッパー」と呼ばれる武器を使っていろいろな謎（ギミック）を協力して解いていくというのがプレイの基本となる。各ギミックは4色に分かれており、例えば同じ色のブロックを3つ集めるとそのブロックが全て消えるといったように、同一色の組み合わせでさまざまな効果が発生する。

本作は冒頭でもお伝えした通り、参加するプレイヤーは2人となる。単純に考えると4色に対応するためには1人につき2色が必要となるのだが、本作ではあらかじめプレイヤーごとに2色が分け与えられており、任意のタイミングで切り替えられるようになっている。詳しくは後述するが、これが本作の面白さを生み出している。

2人協力プレイということもあり、各々が先に進むというよりは同時に進むことを意識したギミックが用意されている。ここで少し気をつけてほしいのが、色を揃える際のアクションが基本的には射撃になっており、照準をしっかり合わせる必要があるということだ。確かに普段からシューターなどをプレイしていない人にはややハードルがありそうだが、どちらかと言うと、お互いの行動をちゃんと見ながら進んでいくというのが必要になってくるだろう。

色のギミックはブロックや敵だけに留まらず、道中に登場する障害なども同一色であればすり抜けられるという特色もある。逆に言うと、該当する色以外では先に進めないということであり、ここで色の切り替えをタイミング良くする必要も出てくる。

今回体験したギミックだと板のようなものを出し、盾のように前に構えるだけでなく、抱えることで仲間を載せて障害を回避するといったアクションも用意されていた。お互いがどれだけ息が合っているかが求められるので、試行錯誤が楽しい遊びとなっていた。

そして最後にチャレンジしたボス戦は、ヘビのような長い胴体に色を合わせていくというなかなかにハードルの高いプレイングが求められたほか、乗り物（※自動操縦）で追いかけながら照準を合わせるといった新たな遊びも用意されており、正直なところかなりハードルの高いプレイとなった。今回は結局クリアはできなかったのだが、協力しながらクリアした時の喜びはひとしおだろう。

ちなみに、本作ではダメージを受けるとハートが減っていくのだが、ハート自体はその場に留まるため、再度獲得すればすぐに回復することができる。また、落下しても基本的にはすぐに復活が可能。そういった意味で何度でもチャレンジできるという点で子供でも遊びやすく、実際に会場では親子でプレイしている姿も見られた。可愛らしい見た目と相まって、多くの人が楽しめるタイトルに仕上がってくれることに期待したい。

TOKEN
Gamer編集長

2011年イクセル入社後、Gamerをはじめとした媒体の運営に携わる。好きなジャンルはRPG、パズル、リズム、アドベンチャー（ほぼギャルゲー）。実はゲームよりもアニメが大好きです。

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※画面は開発中のものです。