襟川教育財団は、返済不要の給付型学資金“えりかわ学資金”に関するプレス発表会を、本日11月21日にヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルで開催した。

コーエーテクモホールディングス 代表取締役会長の襟川恵子氏が代表理事を務める襟川教育財団は、2023年3月、シングルマザー家庭にあって、経済的な理由で高校・大学・大学院への就学、受験が困難な学生に対し、必要な学資金の給付を行い、将来社会に貢献し得る有為の人材の育成を図ることを目的として設立されたもの。

その襟川教育財団による給付型学資金・えりかわ学資金の概要や第1期育英生の募集要項などが、代表理事・襟川恵子氏はもちろん、評議員・襟川芽衣氏、事務局長・前田憲泰氏より発表された。

コーエーテクモ 襟川恵子氏が代表理事を務める「襟川教育財団」の給付型学資金“えりかわ学資金”の記者発表会をレポート―第1期育英生の募集要項もの画像
左から前田憲泰氏、襟川恵子氏、襟川芽衣氏
左から前田憲泰氏、襟川恵子氏、襟川芽衣氏

襟川恵子氏からの挨拶では、えりかわ学資金を通して、シングルマザー家庭にとって捻出するのが大変な塾の費用などで、少しでも力になれればとという思いが語られた。

また、第1期育英生は神奈川県在住の人が対象となる点について、全国を対象にしたかったものの、限りある資金の中で、まずはお世話になっている神奈川県でチャレンジしていきたいとのこと。先々は、支援の幅はもちろん、内容も充実させていきたいという展望ものぞかせた。

なお会場では、神奈川県知事である黒岩祐治氏からの感謝のメッセージが代読。県としても、まずはこの制度を多くの人に知ってもらえるよう周知していきたいと綴られていた。

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襟川芽衣氏からは、襟川教育財団の概要が紹介された。当財団は、2023年3月28日に設立され、2024年7月1日に公益財団法人に移行した。

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経済的に厳しい状況にあるシングルマザー家庭の子どもが、中学・高校・大学と安心して勉学に励める環境を整えることを目的に、中・高・大学生それぞれに学資金制度を設計。高校、その先にある大学を目指して勉強したい、成績を伸ばして難関校と言われる学校を目指したいという気持ちを持つシングルマザー家庭の子ども、そして母親に返済浮揚の奨学金・えりかわ学資金を準備したとのことだ。

そして今回、その一期生となる中学育英生、高校育英生、大学育英生の2025年度募集要項が公開されることとなった。

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募集要項については、事務局長・前田氏より説明が行われた。2025年度は中学・高校・大学それぞれ5名ずつの募集となる。設立間もないということで人数は少ないものの、今後は応募状況などを踏まえて計画を見直していくとのことだ。

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対象となるのは中学が2・3年生、高校は1・2・3年生、大学は1年生。中学については成績を加味する関係上、1年生は対象とはなっていない。高校については浪人生に向けた1年の延長制度も用意されている。大学は新1年生を対象に4年間、修業年限が6年もしくは4年制大学を卒業し翌年度に大学院修士課程に進学した人は6年間が給付期間となる。

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給付額については、中・高が月額5万円(年額60万円)、大学が月額6万円(年額72万円)となる。使用目的は、中・高では通塾、模試試験や参考書などの費用と制限がかけられており、大学については特に制限は設けられていない。

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募集自体は、2025年3月17日からの開始となり、それに合わせての要項公開が通常ではあるが、まずはえりかわ学資金自体の認知が必要ということで、先んじての発表となった。応募を考えている生徒、もしくはその親に準備しておいてもらいたいという思いもあるとのこと。

なお応募資格や継続条件、給付停止など、中・高・大によって異なるポイントもあるため、気になる人や興味のある人、そして応募を考えている人は公式サイトをチェックしてみてほしい。

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襟川教育財団公式サイト
https://foee.or.jp/

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