iOS/Android/PC向けに配信予定の「ペルソナ5: The Phantom X」(以下、「P5X」)の生放送“「P5X」通信 Vol.1 -クローズドβテストを振り返ろう!-”が、12月20日に配信された。その発表内容を中心に紹介する。

コラボカフェが開催決定
2025年1月24日(金)~2月26日(水)の期間、東京の原宿にあるAnimax Cafe+(アニマックスカフェタス)で、“P5R&P5Xコラボカフェ”が実施される。
コラボドリンクやフードの展開にグッズ販売に加えて、「ペルソナ5」一色となる店内装飾や、さまざまな映像上映を楽しめるそう。また、事前登録キャンペーン参加者には、ノベルティプレゼントを予定しているとのこと。
クローズドβテストのレポートが公開

12月5日まで開催されていたクローズドβテストについて運営ディレクターの酒井祐太氏は、参加への謝辞を述べるとともに、もらった意見や結果を踏まえて作品を作っていくと話す。また近々、「P5X」をプレイできる場を用意することも明らかに。こちらは詳細が決まり次第、公式XやDiscordで告知するとのこと。
併せて、クローズドβテストに参加したユーザーの反応やアンケート結果が公開された。
ゲーム満足度

88%以上の人が、「とてもおもしろかった」「おもしろかった」と回答。
キャラクター満足度

たくさんの人が「キャラクターが魅力的である」と評価。他にも「クローズドβテストで、このキャラに登場してほしかった」や「『ペルソナ5』のキャラクターにもっと登場してほしい」などの声もあったそう。
チーフプロデューサーの宇多洋輔氏はたくさんのキャラが登場することを説明したあと、「気に入ったキャラを見つけて、育成してほしい」と付け加えていた。

続いて、“好きになったキャラクター”のトップ3を紹介。新井素羽、メロペに続いて発表されたのは主人公、コードネーム“ワンダー”。その後、怪盗団のメンバー同様に異世界で共に戦う“怪ドル”が解説された。



怪ドルは、主人公が日常生活で出会った人物などが認知存在として具現化されて怪盗となったものを指す。開発ディレクター / メインシナリオプランナーの新田祐介氏によると、本作ではお気に入りの怪ドルを見つけて育成することも楽しみの1つだとか。怪ドルには秘密があるようだが、そちらについては「公開をお待ちください」とのこと。

続いて、「ペルソナ5」の“コープ”に当たる要素“シナジー”について解説。欲望を失った人々と信頼関係を築くことで欲望の相互作用“シナジー”が発生し、主人公に力を貸してくれるそう。本作の怪盗団メンバーはもちろん、怪ドルなど特定のキャラクターと絆を深めると、メインシナリオとは違う切り口で、その人となりを理解できると、新田氏は解説していた。
ストーリー満足度

こちらの項目も、多くの人が「おもしろい」と感じていたよう。シナリオのテーマについては“無欲と生命”となっているようで、これは「ペルソナ5」の“更生と叛逆”に対するオマージュだとか。新田氏は、欲望のない世界で主人公とその仲間たちが、どう抗っていくのかが物語の魅力となっていると、メインシナリオのテーマについて言及した。

「P5X」では、新たに登場する雑司ヶ谷に加えて、「ペルソナ5」でおなじみの四軒茶屋、渋谷、新宿などの街を探索できる。
開発プロデューサーの松永純氏が説明したのは、街での遊びについて。本作にはカレンダーがないため、街に用意されているイベントを、自分のペースで存分に楽しめる。時間がある時にはメメントスやメインストーリーに挑み、隙間時間には都市イベントをやるなどの遊び方をすることで、「本当に『P5X』の世界で生活しているような感覚になる」とユーザーの1つの遊び方について力説した。
バトル満足度/サウンド

バトルについては、40%から「とてもおもしろかった」、26.4%から「おもしろかった」と判断されたよう。その一方で、「さまざまなバトル要素を増やしてほしい」や新しい要素について「難しそうで参加できなかった」などの意見もあったとのこと。

実施されたテスト中には、“心の海の試練”と“ベルベットルームの試練”を体験できた。難易度は徐々に上がっていくコンテンツだが、報酬もいろいろなものがあるため、プレイする際にはチャレンジしてみるのもいいだろう。

サウンドについても多くの人から高い評価を受けたよう。
CBTを受けての改善点は?
プレイされた人から集まった意見で、多くあったのは以下の4つの意見。

それぞれの項目について、説明がされた。

日本のファンは、コンシューマ版の「ペルソナ」シリーズを遊び慣れているため、ゲームパッドで遊べる点は叶えたいと思っているそう。今回のテストでは対応が及ばなかったようだが、正式リリースに向けて、対応していくとのこと。

マップやパレスのギミックなどについては、スマートフォンで遊んでいる人から、違和感や不便さを感じたという意見があったとのこと。原因としては、画面の一部を指で隠してしまうことや、疑似パッドの操作感ととらえているそうで、こちらの改善も検討するそうだ。

「チュートリアルのテンポが遅い」という意見と同時に「説明が足りない」という意見もあったよう。先行で配信されているアジアでの評価を受けて、序章についてはすでに短くする改修が行われているそうだが、説明不足の点については誘導を強めたり、説明をメインストーリー外に設けたりして、ストーリーの進行を阻害せずにしつつ、補っていくことを考えるという。


また、事前にファンから寄せられた質問に対しては一問一答のような形式で答えていった。

「P5X」は事前登録キャンペーンを実施中。現在、10万件を突破しており、20万件を突破すると“主人公の専用衣装”がプレゼントされる。公式Xのフォロー、LINEの友だち登録、Discordの登録のいずれかで完了となるので、チェックしてみてはいかがだろうか。
(C) [2024] Perfect World Adapted from Persona5 (C)ATLUS. (C)SEGA.
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