バンダイナムコエンターテインメントは、2025年2月8日・9日にオリックス劇場で「THE IDOLM@STER SideM 10th ANNIVERSARY MEETING ~P@SSION SUNDAE!!!~」大阪公演を開催した。ここでは2月9日に行われたDAY2の昼/夜公演の模様をお届けする。

本イベントは10周年という節目に全国を巡る、朗読劇あり、トークあり、ライブありのお祭りであるプロデューサーミーティング(通称プロミ)のひとつ。2024年11月開催の愛媛公演を皮切りに熊本、今回の大阪、次回の幕張と続き、そしてフィナーレを飾るナンバリングライブは横浜で開催される。
現地での有観客に加えてASOBI STAGEでの配信も実施し、アーカイブ配信期間は全公演共通で2月10日(月)18時~2月17日(月)23時59分(購入は2月17日(月)18時まで)を予定。チケットを友人や同僚にプレゼントできるプレゼント用視聴チケットのほか、オリジナルのデジタルチケット画像プレゼントも実施しているので詳細は公式サイトやASOBI STAGE券売ページで確認してほしい。なお、今回はミーティングのためライブのようなアンコールは行われていない。

DAY2出演者
永野由祐さん(神楽麗役)
熊谷健太郎さん(握野英雄役)
中田祐矢さん(清澄九郎役)
永塚拓馬さん(冬美旬役)
渡辺紘さん(榊夏来役)
益山武明さん(紅井朱雀役)
小林大紀さん(水嶋咲役)
矢野奨吾さん(岡村直央役)
伊東健人さん(硲道夫役)
中島ヨシキさん(山下次郎役)
寺島惇太さん(大河タケル役)
浦尾岳大さん(兜大吾役)
汐谷文康さん(北村想楽役)
伊瀬結陸さん(天峰秀役)
天﨑滉平さん(東雲荘一郎役)※夜公演のみ
DAY1に引き続き、315プロダクションの齋藤孝司社長、事務員の山村賢からの挨拶と諸注意アナウンスからアイドルたちがステージに登場。昼公演では全力すぎる挨拶で周囲から注意されてしまった寺島さんや、大阪出身ということもあり一層ハイテンションな様子の小林さんたちが挨拶していく。夜公演では渡辺さんの関西弁を交えた挨拶から出演者たちのタガが外れていき、大騒ぎの挨拶になっていた。
関西万博の公式キャラクターである「ミャクミャク」さんも登場したところで、まずは全員で記念撮影。昼公演ではミャクミャクさんの可愛らしいファンサービスの数々に魅了され、まだステージから去ってほしくないアイドルたちの気持ちを代表して伊瀬さんがしっかり抱き着く場面もあった。
各地でアイドルとプロデューサーの放つ「パッション!!」の掛け声を計測しながら熱いパッションを集めていく企画「Beyond The P@SSION」では、最初の愛媛公演に参加したアイドルが上がり幅に驚く一幕も。徐々に高まるハードルにプロデューサーたちへ無理なく参加してほしいと配慮しつつ、昼公演では104.2デシベルと前日をわずかに上回る見事な着地となる。夜公演では天﨑さんを迎え、最初から円陣を組んで臨んだところ1度目で105デシベルを叩き出していた。


「STORY OF P@SSIONキャラバン(朗読劇)」はアイドルたちが自ら撮影した写真や動画で、普段とは一味違う姿を届けていこうという企画だ。これまで応援してくれたファンのため、各地その場ならではの姿を描いていく。
昼公演では前日から参加していた朱雀や旬たちが、今日から加わる英雄や道夫たちを待っていた。東京へ帰る面々と入れ違いで出会えたものの、迷子になった神谷幸広を助けていたため合流が遅れたと説明。さらに秀へアクシデントから発展したコーディネート対決の背景も紹介し、夏来もアイドルたちが心から楽しんでいる様子が伝わったと話す。ちなみに英雄と木村龍は、熊本で信玄誠司が“かわいさ全開”の食リポを行った際の動画は見なかったことにしている……という裏話も明かされた。
元教師たちによる手際のいい引率のもと、大阪チームも食リポ動画の撮影に挑戦。会場を歩き回りながら、大阪出身の荘一郎が選りすぐった店舗を回っていく。ここで道夫が、大きな反響のあった熊本の食リポ動画のように何らかの企画を行ってはどうかと提案。食べる量では柏木翼に敵わないため、チームごとに分かれて“映える”食リポを行うことになる。
動物も同伴OKなカフェでは英雄、朱雀、咲、直央、秀がさまざまなパンケーキを注文。すぐに食べようとする英雄や朱雀を秀や咲が止め、より“映え”を意識した撮影を行っていく。全員で撮影するためのポーズはプロデューサーに相談が持ちかけられ、悩ましそうな歓声が上がる中「ウィンクでキメたポーズ」を抑えて「キュートなポーズ」に決まる。困惑する朱雀や英雄に対し「需要はある」と秀が励まし、アイドル全員で“パピかわ”なハートポーズを披露していた。
串カツ屋を訪れていた九郎、旬、道夫、想楽は、ひとまず丁寧で上品な食リポ動画を撮影。しかしこれでは“映え”対決向きではないため、改めてテーマを設けようと道夫&想楽が提案する。プロデューサーにアドバイスを求めた結果、選ばれたのは「ボディラインゲージで食べ物を表現しよう」を圧倒的に上回る勢いのあった「関西弁で食リポ」で、やや照れ気味だった旬も含めて可愛らしく関西弁での食リポを行った。
麗、夏来、次郎、タケル、大吾は多種多様なたこ焼きを集めて食リポを実施。あまり多く食べられないと不安に思う麗へ、食べ盛りのタケルや大吾がサポートを買って出る。美味しそうに食べることがベストであり無理はしなくていいと麗を気遣いながら、たこ焼きの元になったといわれるラジオ焼きも含めて堪能。朗読中に寺島さんへ起きたハプニングを、アドリブのツッコミでカバーする場面もあった。
別行動を取っていた御手洗翔太、伊瀬谷四季、黒野玄武からも連絡が入り、彼らも“映える”食リポのため串カツ屋で激辛チャレンジメニューに挑戦するという。四季が激辛串カツを大絶賛する中、勝負のためならと玄武も挑むことに。その男気ある行動を前に、朱雀の「玄武ーーーーーー!!!」という大絶叫が響き渡るのだった。


食リポ動画がひと段落ついたところで、漫才を観賞することにしたアイドルたち。夜公演では次郎の放った一言から「お笑いをやる機会がないなら、作ればいい!」と荘一郎の魂に火が付き、チームに分かれて何らかのお笑いを披露する流れに。水族館で撮影をしていたアスラン=ベルゼビュートII世、姫野かのん、古論クリスも経緯を知り、お笑いへの参加を決意する。

麗、英雄、旬、夏来、朱雀、咲、直央、次郎は話し合いの中、お笑いといえば……と天道輝が話題に。桜庭薫のモノマネをした次郎に朱雀のマジレスが突き刺さる一幕もあり、方向性に悩んだ面々はプロデューサーへヒントを頼む。結果は「身近な人から連想してギャグを考えよう」となり、ギャグを交えた同ユニットのメンバーのモノマネを披露する。多くのメンバーが心に深い傷を負ったようだが、誰をイメージしたのかはすぐに分かるものとなっていた。
荘一郎&道夫は非常に息の合った漫才を見せつけ、タケル&大吾&秀は芸人を参考に動画を使ったネタを考案。九郎&想楽は猫柳キリオを思い浮かべ落語「茶の湯」をイメージしたネタを詰めていく。残念ながら、本番でどのようなネタが披露されたのかは分からなかったが「プロデューサーに微笑ましい顔で見つめられていた」とアイドルたちが語ったとおりの内容だったことだろう。旅の終わりに決定した社長&賢へのお土産は、お約束といった流れで「木刀と、龍が巻き付いた剣のキーホルダー」になっていた。併せて社長から過去に「315の日」を記念して実施された31.5時間テレビの放送決定も語られたので、今後の展開を楽しみに待っていよう。

昼公演のトークではクールなアイドルの普段とは違う一面が見られた、大阪という場での関西弁は緊張したということなどを振り返る。なかでも小林さんは関西弁を使うことになるアイドルを厳しくも温かくサポートしたり、ハートのポーズも考案したりと大活躍だったようだ。夜公演では荘一郎&道夫の漫才は天﨑さんと伊東さんがしっかり打ち合わせをしたことや、アイドルのモノマネをする際の苦労などが語られた。
ライブパートでは、過去のライブ衣装をまとったアイドルが登場。昼公演は7th STAGE衣装「ファーストグロース」で「Take a StuMp!」、8th STAGE衣装「クラッピングチアーズ」で「Hands&Claps!」を歌い上げる。夜公演は昼と異なるメンバーが7th STAGE衣装「ファーストグロース」で「Take a StuMp!」を披露し、さらに5周年を記念した衣装「プライドフルブルー」で「PRIDE STAR」をプロデューサーに届け、両公演共に「DRIVE A LIVE」で幕を閉じた。





このほか、アーカイブ同時上映会や複合エンターテインメント空間「ROUND1」とのコラボ、10周年を記念した新しい全体曲「SUPREME STARS !!!」、各種ストーリーの更新、開催記念グッズなども発表となった。詳細は公式ポータルサイトなどで確認してほしい。


(C)Expo 2025
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