ASUS Japanが2025年3月28日に発売するゲーミングスマホ「ROG Phone 9」のレビューをお届けする。
今回発売となるのは「ROG Phone 9」「ROG Phone 9 Pro」「ROG Phone 9 Pro Edition」の3種類。本レビューではスタンダードモデルとなる「ROG Phone 9」のスペックや使用感を中心にレビューしていく。

また、実際のゲームプレイの様子や本体の外観などを紹介した動画も公開したので、そちらも併せてチェックしてみてほしい。
スマホの枠を飛び越えたスペック
まず「ROG Phone 9」シリーズ3製品のスペックを紹介。本機種はSoC(System on Chip)に、Snapdragonシリーズの中でもハイエンドに位置する性能を持つ「Qualcomm Snapdragon 8 Elite」を搭載。発売される3モデルとも同じSoCとなっている。

価格は「ROG Phone 9」が159,800円(税込)、「ROG Phone 9 Pro」が189,800円(税込)、「ROG Phone 9 Pro Edition」が239,800円(税込)。
メモリに関しては3モデルごとに異なり、「ROG Phone 9」が12GB、「ROG Phone 9 Pro」が16GB、「ROG Phone 9 Pro Edition」が24GBとなっている。
SSDも同じように、「ROG Phone 9」が256GB、「ROG Phone 9 Pro」が512GB、「ROG Phone 9 Pro Edition」が1TBとモデルに応じて増加している。
今回紹介するのはメモリが12GB、SSDが256GBとなる「ROG Phone 9」だ。

バッテリー容量は3モデルとも共通の5800mAh。充電中の熱を分散するために、2,900mAhのバッテリーを本体の上下に分割して搭載する「デュアルセルシステム」が採用されている
ディスプレイには、6.78インチ・2,400×1,080ドットのAMOLEDパネルを採用。ピーク輝度は2,500nitsと非常に高く、最大185HzのリフレッシュレートとLTPOによる可変対応で、シーンに応じて滑らかな映像表示を実現する。タッチサンプリングレートは720Hzと高く、指の動きにも即座に反応してくれる。

表面には強化ガラス「ゴリラガラス ヴィクタス 2」が使用されており、傷や衝撃への耐久性も十分。さらに、OSはAndroid 15を搭載し、防水・防塵性能はIP65/68とスマホの中でもトップクラスだ。加えて、おサイフケータイにも対応しており、日常使いでも不自由はない。
カメラは、広角・超広角・マクロの3眼アウトカメラと320万画素のインカメラを搭載。メインとなる広角カメラは5000万画素と高精細で、日常のスナップ撮影から風景、接写まで幅広いシーンに対応できる構成となっている。超広角カメラは1300万画素、マクロカメラは500万画素で、被写体や構図に応じて柔軟な撮影が可能だ。また、4Kでの動画撮影にも対応しており、ゲーミングスマホながらもしっかりとしたカメラ性能を備えているのはうれしいポイントだ。

普段使いにも最適なデザイン
サイズは、高さ163.8mm×幅77mm×奥行き8.9mm、重量は約227g。ゲーミングスマホとしては標準的なサイズ感で、片手での操作も可能なバランスの取れた設計だ。近年のスマホとしてはやや大きめではあるものの、厚みが抑えられているため、手に持った際は意外と扱いやすい印象を受けた。

カラーはファントムブラックとストームホワイトの2種が展開されており、ストームホワイトは「ROG Phone 9」のみの限定カラーだ。今回のレビューでは、ストームホワイトモデルを使用している。

背面は上下で異なる質感が採用されており、指紋がつきにくいマットな仕上がりだ。サラッとしたガラスの手触りは長時間のゲームプレイでも快適さを保ってくれる。

サイドには電源ボタンと音量調整ボタン、充電ポートはサイドと下部の2箇所に用意されており、横向きでゲームをプレイする際はサイドポートを使用することで、ケーブルが邪魔にならず快適に操作できる。

さらに、本機独自の「AirTrigger(エアトリガー)」と呼ばれる超音波ボタンが左側面に2箇所搭載されており、タップやスワイプなどの操作を自由に割り当て可能だ。「PUBG MOBILE」をプレイした際には、左にADS(照準)、右に射撃を設定することで、4本指操作が苦手な筆者でも自然な持ち方でスムーズな操作ができた。

スマホとは思えない迫力のサウンド
本体上下に搭載されたデュアルスピーカーは、スマホとは思えないほどの迫力を実現している。しっかりと低音も響き、アニメや映画の視聴でも満足度の高いサウンド体験が楽しめる。さらに純正ケースや「ROG Chill Case」を装着し、「オーディオリダクション」機能をONにすることで、デュアルフロントスピーカーのような音響に変化する。スマホで音を鳴らす時はいつもワイヤレススピーカーに頼っていた筆者も、この音を初めて体感した時は本当にスマホから鳴っているとは思えない音の広がりに感動した。

また、近年では珍しくなった3.5mmイヤホン端子も搭載しており、遅延の少ない有線接続を重視するゲーマーにとっては嬉しいポイントだ。加えて、内蔵アプリ「オーディオウィザード」によるイコライザー調整や、全てのヘッドホンで空間オーディオが利用可能など、サウンド周りの充実ぶりも大きな魅力だろう。ゲームプレイはもちろん、映像視聴や音楽鑑賞まで、「ROG Phone 9」のオーディオ性能はあらゆるシーンで活躍してくれる。

スマホが光る「AnieMe Vision」
背面に搭載された「AnieMe Vision」は、「ROG Phone 9」シリーズを象徴する注目機能のひとつだ。85個のLEDによって、時間やバッテリー残量、天気といった情報を背面に表示できるほか、10種類以上のプリセットアニメーションを選んで好みに合わせたカスタマイズが可能。通知機能としての実用性はもちろん、光る背面による高い所有感も魅力のポイントとなっている。


特に、性能だけでなく“見た目”にもこだわりたいユーザーにとっては、他のスマートフォンと差別化できる理想的なギミックだろう。なお、上位モデルの「ROG Phone 9 Pro」および「ROG Phone 9 Pro Edition」は、LEDの数が648個に増強されており、GIFの表示や簡単なミニゲームまで楽しめるなど、さらなるカスタマイズ性が備わっている。
ゲームプレイでの使用感
ここからは、実際にゲームをプレイして感じた使用感について触れていこう。今回テストに使用したのは、「原神」「ゼンレスゾーンゼロ」「PUBG MOBILE」の3タイトルだ。いずれも3Dグラフィックを駆使した高負荷なタイトルで、設定はすべて“最高画質”でプレイした。

今回のテストでは、ゲームを様々な便利機能でアシストしてくれる機能「Game Genie」の”リアルタイム情報”機能を活用。フレームレートや本体温度をリアルタイムで確認しながら、動作状況をチェックした。

まず「PUBG MOBILE」を2試合分プレイしたが、マップへの降下から終盤の激しい銃撃戦に至るまで、フレームレートの低下は見られなかった。続く「原神」でも終始60FPSを維持し、重くなりがちなシーンでもカクつくことはなく快適なプレイが楽しめた。「ゼンレスゾーンゼロ」では負荷の高い“ルミナススクエア”でも60FPS張り付きと、パフォーマンス面は文句なしの仕上がりだった。


中でも特筆すべきは、冷却性能の高さだ。3タイトルを連続で1時間以上プレイしても、本体の温度が一度も40度を超えることはなかった。これほど高負荷な状況でも熱をしっかり抑えられていたのは、本機に搭載された冷却システムの完成度の高さを示している。長時間のゲームプレイでも熱によるストレスを感じさせず、まさに“ゲーミングスマホ”としての真価を実感できる一台だ。

「ROG Phone 9」は、安定した高性能と優れた冷却性能で、高負荷なゲームも快適に楽しめるスマホだ。直感的な操作を可能にする「AirTrigger」や、迫力あるサウンド、遊び心あふれる「AniMe Vision」など、細部に至るまでゲーマーのための工夫が詰まっている。本気でスマホゲームを楽しみたい人にこそ勧めたい1台だ。

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