千葉・幕張メッセにて9月25日~9月28日にかけて開催の「東京ゲームショウ2025」。インティ・クリエイツブースにて出展されていたNintendo Switch 2/Nintendo Switch/Steam用ソフト「魔女ガミ-The Witch of Luludidea-」の試遊レポートをお届けする。

インティ・クリエイツの創業30周年記念プロジェクトとして開発が進められている同作。これまでも「Bitsummit the 13th」などで試遊の機会があったが、今回の試遊版では「はじめてコース」「挑戦者コース」の2つから選べるようになっていた。なお、以降の操作についてはNintendo Switch 2版準拠の内容で紹介する。


前回の試遊レポートでも紹介したいわゆるチュートリアルにあたるパートでは、Yボタンでの“斬撃”、Bボタンでの“跳躍”(ジャンプ)など、基本となる操作を一つずつ確認していくことになる。

そうした操作の中で本作の肝となるアクションがZRボタンで繰り出す“セツナ”。標的に一気に接近して大ダメージを与える技となっており、攻撃方向に応じた“太刀筋”(ヨコ、タテ、ナナメ)を持っているのが特徴となっており、連撃も可能。ただし、魔法紙と呼ばれるゲージを消費するため、斬撃も上手く駆使しながら畳み掛けることがプレイスキルの向上にもつながってくる仕組みだ。
連撃自体がテクニカルな要素であることは間違いないのだが、一度セツナで斬り込むごとに静止するため、ちょっとしたリズムゲーム感覚で楽しめる、爽快感のあるアクションとなっている。

その一方で、“呪詛霧(じょそむ)”によって守られた敵は普通に攻撃してもダメージを与えられず、ヨコ、タテ、ナナメの太刀筋の中でいずれか1つの“弱点角度”に合わせたセツナを繰り出す必要がある。加えて、ZRを長押しすることで発動する“三連セツナ”は、すべての太刀筋で攻撃できるが、タメ中は無防備になる。


セツナという仕組み一つで爽快感も歯ごたえも味わえる作りになっていて、これだけでも拡張性のある遊びになっている点はぜひ実際のプレイで確かめてみてほしいところ。さらに、本作はビジュアル面での見せ方もエッジが効いており、その独特な表現を楽しめるほか、ボスバトルでのカットインも見応え抜群だ。

そのほか、セツナを使うほど上昇する、画面左下の戦術ゲージ“神の星座”を使用することで、星神の力を借りて変身することが可能。その際には歌とアニメーションが再生され、パワーアップとともに豪華な演出を楽しめる。


ここまでで触れた内容は基本的に前回と同様のものとなっているが、筆者は今回が初プレイだったこともあり、まずははじめてコースを体験し、その後で挑戦者コースに挑んでいった。



挑戦者コースでも基本となるゲーム操作は変わらないのだが、全体的にギミックの難度は上がっており、何度か苦戦させられたが、それ以上にゲームプレイの引き出しを感じさせられたのが、星神の力による最大変身“色ナ星”だ。

こちらは星神の組み合わせでそれぞれ特徴があるようで、戦闘スタイルそのものが変化するのだが、今回のポルクスとの色ナ星時にはYでの斬撃が矢を射るアクションに変化。そして、セツナを繰り出していたZRのアクションも“弓蓮宝刀”となり、前方範囲内をサーチしてロックオンした対象に矢を一斉掃射する攻撃となる。劣勢時には確実にプラスに働く要素となっているので、こちらも実際に試してみてもらいたい。

今回、一通りのプレイを試してみてアクションとしての面白さ、ビジュアルの魅力を存分に楽しむことができたのだが、細かいところとしてAボタンでの助言が攻略においても助けになったことに触れておきたい。
こうしたタイトルが苦手でも少しずつトライ&エラーを重ねて進めていくことで、確実に楽しさが増していくタイトルという印象を得たので、何かしらの要素が気に入った人は10月30日の発売を楽しみにしておこう。

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