Ubisoft(ユービーアイソフト)は、2026年1月21日付けのプレスリリースで、大幅な組織変更およびポートフォリオの刷新を行うことを明かした。

今回の組織変更は主に以下の3つの要素で構成されている。
新たな組織体制
同社では、4月初旬より5つの「クリエイティブ・ハウス(Creative Houses)」を中心とした新体制に移行。これらは、制作とパブリッシングの機能を統合した事業部門として構成される。
同社を代表する「アサシン クリード」、「ファークライ」、「レインボーシックス」の主要なフランチャイズについてはCH1にあたるVantage Studiosで展開。そのほか、シューター、ライブサービス、ファンタジー/物語重視、カジュアル/ファミリー向けと、ジャンルごとに専門性を高めた4つのクリエイティブ・ハウスに区分けされる。
・CH1(Vantage Studios):「アサシン クリード」、「ファークライ」、「レインボーシックス」など、最大規模の既存フランチャイズを拡大し、年間で10億ユーロ規模を稼ぐブランドへと育てる。
・CH2:「ディビジョン」、「ゴーストリコン」、「スプリンターセル」などの対戦型・協力型シューター体験に特化。
・CH3:「フォーオナー」、「ザ クルー」、「ライダーズ リパブリック」、「ブロウルハラ」、「スカル アンド ボーンズ」など、厳選されたライブサービス体験を運営。
・CH4:「アノー」、「マイト&マジック」、「レイマン」、「プリンス オブ ペルシャ」、「ビヨンド グッド & イービル」など、没入感のあるファンタジーや物語重視のユニバースに注力。
・CH5:「ジャストダンス」やカジュアルゲーム、ファミリー向けタイトルでの地位回復に焦点を当てる。
これらのハウスが特定のジャンルに深い専門性を持ち、意思決定の迅速化と財務責任を負う体制へと変更するとともに、全チームに対して週5日の出社勤務への回帰(在宅勤務手当あり)を導入し、コラボレーションと知識共有を強化するとのこと。
ポートフォリオの再編およびロードマップの大幅な見直し
市場の変化に合わせたコンテンツ・パイプラインの見直しを実施。長らく続報のなかった「プリンス オブ ペルシャ 時間の砂 リメイク」をはじめ、未発表の3つの新規IPを含む4タイトル、およびモバイル向け1タイトルの計6タイトルの開発中止を発表。また、2026年度に予定されていた未発表タイトル1本(2027年度に延期)を含む7タイトルの発売延期も明らかにしている。
コスト削減による組織の適正化
構造的な効率化と機動力の回復のため、コスト削減を加速させる。固定費に関しては以前の目標を1年前倒しし、2026年3月までに少なくとも1億ユーロの削減を達成する見込みだという。さらに、今後2年間で追加2億ユーロの削減を目指し、2022年度比で計約5億ユーロの固定費を削減する。
また、ハリファックスおよびストックホルムのスタジオを閉鎖し、アブダビ、RedLynx、Massiveなどで再編を行ったことを明かしている。
この大規模な刷新の背景には、AAA市場の選別化が進んでいること、シュータージャンルでの競争激化、そして開発コスト上昇の中で新規ブランドを構築する難しさが増していることがあるという。一方で、AAAコンテンツが成功した場合の潜在的な収益性はかつてないほど高まっていることから、今回の判断に至ったとのこと。
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